それがこの「Gibson CUSTOM SHOP Limited Les Paul Custom Figured Top w/Maple Fingerboard」。非常に目立つギターですね。
ボディはフィギュアドメイプルトップ、マホガニーバックで、1ピースマホガニーネック、そしてメイプル指板となっています。フレットは22F。
PUはフロントに490R、リアに498Tを搭載。出力が高めのハムバッカーですね。通常のLes Paul Customにも搭載されているPUです。
ストップテイルピース+TOMブリッジ、2Vol、2Tone、3Wayコントロールとなっています。
レスポールカスタムといえば、元々はレスポールシグネチャーモデルの最上位機種として1954年に発売され、一度生産が中止されるも、後の68年に復活。当初50年代のモデルはレス・ポール本人のサウンドを作るということもあり、マホガニーボディ/マホガニートップのボディを採用していましたが(レス・ポールはとにかく振動しないボディにこだわっていました)時代の流れを見てよりロック向けなメイプルトップ、マホガニーバックに変更され、現在まで続くレスポールシリーズの定番モデルとなっています。
実はレスポールカスタムは、非常に細かな仕様変更や特別モデルが数多く作られてきたギターでもあります。今回のモデル「Gibson CUSTOM SHOP Limited Les Paul Custom Figured Top w/Maple Fingerboard」は、一目でかなり派手だと分かるギターですが、最も特徴的なのはやはりメイプル指板です。ただ、このメイプル指板のレスポールカスタム、これは「新しい試み」ではなく、70年代後半のレスポールカスタムに実在していました。今回のモデルはそれを思わせるギターでもありますね。
ちなみに他に個性的なレスポールカスタムといえば、ブラジリアンローズ(ハカランダ)トップのボディだったり、ゴールドピックガードにゴールド〜赤にグラデーションするゴールドバーストカラーや、現在Studioモデル等にあるシルバーバースト等様々。単に仕様変更という意味ではボリュートがあったりなかったりノブがスピードノブになったり反射板付きトップハットになったりと、Gibson的にも「基本的な仕様」はありつつ、自由度の高い、まさに「カスタム」モデルが多いギターです。
このモデルも、そんな多彩なレスポールカスタムを象徴するモデルの1つと言えそうだと思います。メイプル指板のレスポール、ちょっと興味あります。
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