アメリカのギターブランド、Charvelから、手頃でスルーネックなどのハイスペックなギターをラインナップする「Desolationシリーズ」が日本上陸です。本国ではすでに発売され、人気も高いモデルとなっているようですね。
Charvel(シャーベル)は、特に80年代に有名になったギターブランドで、エディ・ヴァン・ヘイレンがCharvelのギターパーツを使って作ったギターを使用していたことも、そのきっかけの1つでした。
元々はFenderのパーツやWormothパーツを使ってリペアやギターの組込、ペイント等を行っていたブランドで、成り立ち的にはFender系のリペアショップだったSchecterに似ています。メタルギターで有名なJackson Guitarsのグローヴァー・ジャクソンは元Charvelのクラフトマンで、方向性は違いますがその変の関係もTom AndersonとSchecterを思わせるところがあったり・・・まぁ、そういうのはギターメーカーではよくあることの1つなんでしょうね。
Charvelは後にJacksonによって買い取られ、現在はFender傘下のブランドの1つとして、主にメタル系モデルをラインナップするブランドとなっています。
日本に置いては、Jackson傘下時代の86年頃から日本製のモデルを作っており、さらに95年ごろ以降は低価格モデルを多くラインナップするようになります。そのためJacksonの下位ブランド的な見方がされた頃もあったようですが、現在はとくにそういった区別はないみたいですね。
では、Charvel Desolationシリーズ、見てみましょう。
Charvel DS-1
【エレキギター】Charvel DS-1 ST |
ボディはフレイムメイプルトップ(化粧板)、マホガニーバック(ボディウィング)、マホガニースルーネックに24ジャンボフレットのローズ指板で、指板はコンパウンドラディアス加工がなされています。
ピックアップはアクティブPUのSeymour Duncan AHB-1n、Seymour Duncan AHB-1bを採用。2Vol、2Tone、3Wayセレクターにストップテイルピース+TOMタイプのCharvel Jackson Compound Radius Compensated Bridgeを搭載しています。
トラスロッドもデュアルアクションだったり、非常に高いこだわりで作られていることが分かります。見た目も派手な感じで良いですね。
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こうしてみると、ボディもかなり薄く作られている感じですね。このシリーズ、バリエーションもかなりあるので、簡単に載せていきます。
【エレキギター】Charvel DS-1 FR (Trans Black) |
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【エレキギター】Charvel DS-2 ST |
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【エレキギター】Charvel DS-3 ST (Trans Red) |
Charvel SK-1
【エレキギター】Charvel SK-1 ST |
フレイムメイプルトップ(化粧板)に、マホガニーバックのボディにマホガニースルーネックを搭載。ローズ指板にジャンボフレットの24F仕様。コンパウンドラディアス加工がなされ、デュアルアクションのトラスロッドが入っています。PUはEMG 81とEMG 85のコンビネーションとなります。あえてToneノブを廃し、1Volumeと3Wayトグルのみの非常に潔いコントロール。STモデルのブリッジはストップテイルピース+TOMタイプのものとなります。
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まさにEMGって感じの音ですね。このモデルにもいろいろバリエーションがあるので、簡単に載せます。
【エレキギター】Charvel SK-1 FR (Trans Black) |
【エレキギター】Charvel SK-3 ST (Trans Red) |
Charvel DST-1
【エレキギター】Charvel DST-1 ST (Trans Color) |
基本的にはSK-1と同様のスペックで、ボディシェイプの違いという感じですね。フレイムメイプルトップ(化粧板)にマホガニーボディ、メイプルスルーネック、ローズ指板ジャンボ24F、コンパウンドラディアスです。PUはEMG 81とEMG 85で、1Vol、3Wayセレクター。こちらはSTモデルなのでストップテイルピース+TOMタイプのブリッジを搭載しています。
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SK-1同様、まさにスタンダードなEMGサウンドが特徴です。
【エレキギター】Charvel DST-1 FR (Trans Color) |
と、いうわけで、日本に新しく入って来たハイスペックかつ手頃なモデル「Charvel Desolationシリーズ」のご紹介でした。正直、このシリーズとても素晴らしいと思います。
特にメタル系のプレイをしたい方なら初めてのモデルに選んでも良い価格帯ながら、本格的にステージでも使えるモデルとなっている感じですね。定番の手頃なメタル系ギター・・・例えばSchecter SD系やIbanez Premium Series、Edwardsあたりのモデルと共に選択肢に入ってくるんじゃないかと思います。
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