久々にiPadのアプリをご紹介します。
この「Eurypharynx」というアプリは、iOSの音楽系というか、楽器系アプリの中でも多くのものがある、アナログシンセ再現系のシンセサイザーアプリです。
「どのアナログシンセを再現した」みたいなタイプではありませんが、低価格ながら多機能で、簡単に使えて面白いモデルとなっています。ちなみにEurypharynxはフクロウナギという意味です。
機能としては4音までの同時発声に対応したポリフォニックシンセサイザーで、2種類のオシレータ波形を合わせたり、多彩なパラメータを持っていたり、XY Padを搭載していたりします。また、作った音の設定は256種類まで保存しておくことができます。
基本的な画面はこんな感じ。コントロール部は2段に分かれていて、最上部の「OSC」「VCA」「LFO」などのメニューボタンで、コントロール上部の切替を行います。コントロール下部はキーボードの設定や録音、再生等を行い、アルペジエーターやフィルター、ヴォリューム等を調整します。ディレイやコーラス、オーバードライブ等のエフェクトも搭載しています。
そして最下部にキーボード。左にはピッチシフトの行えるホイールも再現されています。
こんな感じに、XY Padを使って音程や音を変えながら演奏も可能です。もちろんリアルタイムレコーディングに対応します。
(再生できない場合)
適当に弾いてみました。このアプリ、なんかすごいディレイがしっかりしていて、弾いていても気持ち良い音が出ていました。タッチスクリーンのキーボードなので上手くは弾けてませんが・・・こんな感じで、ディレイを活かしたEVHのCathedral(Driver Down3曲目)みたいな効果を使ったプレイもできます。
正直、ここは好みだと思うんですが、個人的にこのアプリのキーボードは他のシンセやピアノ系アプリに比べて非常に使いやすい感じでした。といってもiPadのタッチスクリーンを使ったキーボードなので、本物のどんな鍵盤とも比べようがありませんが・・・。
iOSのアプリ内で直接オーディオファイルをやりとりできるAudioCopy、また外部キーボードコントローラ等が使えるCoreMIDIに対応。Wireless Sync-Start Technologyでワイヤレス操作も可能となっています。アプリの動作にはiOS5.1以上のiPadが必要となります。
けっこう面白いアプリなので、良かったら使ってみてください。安いですし。
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