※ボスブック2より
すばらしいニュースです。
数々の名作シンセサイザーやエフェクター、DTM関連モデルなど数多くの名機を製作し続けてきたRoland。その創業者である梯 郁太郎氏に、2013年テクニカルグラミー賞(グラミー技術賞)が贈られることになりました。
梯 郁太郎(かけはしいくたろう)氏は1930年生まれ。大阪阿部野橋で後にエース電気株式会社となるカケハシ無線を興し、1960年にはエース電子工業株式会社を設立。1964年には初のNAMM SHOWへの出展を果たします。
エース電子は、ACE TONE名義で数々のギターエフェクターも製作。日本で初めてのファズペダル「FM-1 Fuzz Master」などの名機をリリースし、現在でもシンエイと並んで日本を代表するヴィンテージペダルとして世界に知られています。
そして1972年、エース電子を退社し新たにRolandを設立。シンセ、ギターをはじめ数々の楽器関連機器を製作し、現在では日本どころか世界的にも大きな楽器メーカーの1つにまで成長しています。現在、梯氏はRolandの特別顧問として、未だ活躍されています。
また、1991年にはバークリー音楽大学から名誉音楽博士号を授与され、2000年には有名なハリウッドギターセンターのロックウォークに手形を残して殿堂入りされています。
「ライフワークは音楽 電子楽器の開発にかけた夢」の著書をはじめ、冒頭に載せたボスブック2などインタビュー記事が載っている本もいろいろあります。
今回、テクニカルグラミー賞で評価されたのは、数多くの機材に導入されている「MIDI規格」が評価されてのこと。国内ではSONY、YAMAHAといった企業がすでに受賞していますが、個人での受賞は始めてとのことです。
すばらしいです!
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