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PAFピックアップの再現に極限までこだわったピックアップ!「ThroBak Electronicsピックアップ」登場!

何かものすごいピックアップが登場です。
この「ThroBak Electronics」は、恐ろしいまでにPAFピックアップの再現に執念を燃やして作られたピックアップをラインナップするブランドです。いくつかモデルがあるんですが、全モデル共通してPAFピックアップを再現するために作られています。
PAFピックアップとは、1957年、Gibsonのセス・ラヴァーによって開発されたハムバッキングピックアップのことで、当時ピックアップの裏にPatent Applied For、つまり特許出願中を示すシールが貼られていたことから、その頭文字を取ってPAFと呼ばれます。ちなみに同時期に開発されたハムバッキングピックアップ、Gretschのフィルタートロンにも同様のシールが貼られていて、ヴィンテージフィルタートロンはPAFフィルタートロンと呼ばれることもあります。ただ一般的にPAFと言った場合、Gibsonのハムバッキングピックアップを示すことが多いです。この場合もそうですね。
まず、Throbakは、かつて本物のPAFピックアップを巻いていた「Leesona 102」という古いコイルワインダーを入手します。これは、もっと大きなコイルを巻くこともできる機械ですが、このワインダーをピックアップサイズのコイルのために調整すると、それにより独特のコイルパターンが生まれるということですね。
続いて、ThrobakはかつてGibsonが本拠を置いていたカラマズーのファクトリーを受け継ぐヘリテージギターにて、「Slug 101」というコイルワインダーを発見、買い取ることに成功します。このワインダーはGibsonが開発したスラッグ側のコイルを巻くための機械で、これまではそういう機械が使われたらしいという程度の伝説的な機械でしたが、存在するのかどうかも疑われていたものだということです。それを実際に発見し、メンテナンスをして動かせるようになったことで、Leesona 102と合わせてコイルのワインディングに関してはヴィンテージPAFと同じものが揃ったということになります。これだけでも相当すごいと思いますが、Throbakのこだわりはこれだけじゃなかったようです。実際、ただ同じコイルワインダーを使っているというだけでなく、本物のPAFにあり得るコイルワインディングパターンを全て再現した、ということですね。
さらに、コイルに巻かれるワイヤーも、かつて50年代、実際にGibsonにワイヤーを供給していたというマグネットワイヤーメーカーを見つけ、当時と同じ製法で、同じ化学コーティングとプロセスを用いて作られたものを使っています。古い製法のため、現代のワイヤーと比べると太さにばらつきが出てしまいますが、それもオリジナルPAFピックアップに見られる特徴の1つで、これによっても音の出方が変わるということです。
次はボビンです。このピックアップのボビンは、カラマズーからほど近い地域で製作されていて、オリジナルPAFを全く同じ外観、構造、特性、材質を用いるため、材質を厳選した上で当時と同じ古い機材を用いて古い作り方で製作されているとのことです。
また、オリジナルPAFに使われたマグネットはモデルにより3つのメーカーのものが使われていて、Throbakではそれらのマグネットを分析し、それらと同じ特性を持つように全てカスタムで鋳造されているということです。ラインナップされるモデルによりそれぞれ違いがあるわけですね。
さらに、ピックアップを構成する合金パーツも、オリジナルPAFと同じ割合の合金が使用されていると言うことです。すべてがカスタムメイドで、実際に検査したところPAFとThrobakの金属パーツで同じ特性が確認されたそうです。
同じく、ピックアップのベースプレートも当時と同じ合金を使用。さらにピックアップカバーも、当時PAFピックアップに使われたカバーを製作していたファミリーによって手がけられていて、当時と同じ手法でニッケルメッキされ、また同時に軽くエイジングされているということです。また、このThrobakピックアップを構成する全ての部品はアメリカで作られたものとなっています。
 
というわけで、ここまでThrobakピックアップの特徴を述べてみました。続いて、ラインナップを見てみましょう。

ThroBak Electronics SLE-101 MXV P.A.F. Set Aged Nickel Cover

まずはこちら。最もスタンダードなモデルです。50年代のアルニコ2を用いたPAFピックアップを再現したモデルで、ローエンドの濁りのないPAFサウンドを再現するモデルです。フロントは7.6K、リアは8.1Kです。
サンプルムービー
 

ThroBak Electronics SLE-101 Plus MXV P.A.F. Set Aged Nickel Cover

続いて、こちらはアルニコ5マグネットを用いて、巻き数も多めにして少しパワーのあるオリジナルPAFを再現したモデルということです。フロントは7.8K、リアは8.4Kです。
サンプルムービー
 

ThroBak Electronics DT-102 MXV P.A.F. Set Aged Nickel Cover

こちらは、Throbakがお気に入りの本物のPAFをそのまま再現したというモデルです。フロントがアルニコ2、リアがアルニコ5となっていて幅広い音を出せるのが特徴ということですね。フロントは7.7K、リアは7.9Kです。
サンプルムービー
 

ThroBak Electronics PG-102 MXV P.A.F. Set Aged Nickel Cover

最後はこちら。独特なPAFトーンで知られるイギリスのブルースギタリスト、ピーター・グリーンのサウンドを作るためのピックアップです。マグネットはアルニコ5、フロントを逆向きに設置することでミックスがフェイズトーンとなるモデル、ということです。フロントは8.2K、リアは8.6Kと強めのパワーのモデルです。
サンプルムービー
 
というわけで、Throbakのピックアップのご紹介でした。
全てフロントとリアのセット、とはいえピックアップとしてはかなり高価な部類です。ただ、ここまでとんでもないこだわりでPAFを再現した、と言われたらどんな感じかものすごく試して見たいです。
 
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