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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

ついに日本に入ってくるようになったHermida Audio Technologyの「Zendrive」、レビューしてみます!

ロベン・フォードの使用で有名になり、一躍ダンブル系、または脱TS系と呼ばれるオーバードライブの代表格として知られるようになった、「Hermida Audio Technology Zenderiveicon」。
ハンドメイド系エフェクターブランドが乱立し、TS系をはじめとするハンドメイドオーバードライブのまさに黄金期、日本に多数のブランドが入って来る中、Hermida Audio Technologyは名前だけは知られていたものの、入手するには楽器店でなく直接オーダーするしかありませんでした。
そのオーダーも、何ヶ月と待ってからようやく届くような状況で、なかなか入手できない伝説的なオーバードライブとなっていきます。もちろん、そうして購入されたモデルがその後楽器店に中古品として流れたり、また直輸入で販売する楽器店などもありましたが、やはり入手が難しいペダルだったことは間違いありません。
そんな中、今年になってZendriveに大きな動きが出てきました。
Hermida Audio TechnologyのAlfonso Hermidaと親しいLovepedalのSean Michaelにより、Lovepedalが Hermida Audio Technologyの製品を世界に販売することのできる唯一のディストリビューターとなりました。Hermida AudioといえばやはりZendriveが有名ですが、真空管を用いたZendrive 2や、リバーブモジュールを使ったパイオニアモデル、Reverb等も人気のモデルの1つです。これらも今後販売されるようになるかも知れませんが、まずはZendriveが、ついに日本でも正規代理店を通して入って来るようになりました。つまり、楽器店で新品を見ることが出来るようになった、ということですね。
さて、Zendriveは以前から興味のあったペダルなので、私はすでに入手していました。どうやって?偶然お店で中古品を見つけただけですw
私の持っているZendriveはけっこう初期(最初期ではありませんが)のもののようなので、今回発売される2013年モデルのZendriveとは一部違いがあるかもしれませんが、基本的な方向性や音、また機能は変わらないだろうということで、今回は手元にあるZendriveをレビューしてみようと思います!

Hermida Audio Technology Zenderiveicon


こちらが、そのZendriveです。私が買ったのは・・・たぶん2009年ごろです。その時点でUsedなので、製作はもっと前だと思います。
 

コントロールは、Vol、Gain、Tone、Voice。このVoiceコントロールはZendriveの特徴の1つと言われています。ハイミッドあたりをコントロールできます。
 

内部はこんな感じ。最初期モデルに近いパーツですが、緑のPCBなので最初期ではないモデルです。非常にシンプルでパーツの少ない回路のペダルです。回路自体は今も変わっていないと思います。(ただし、いくつかダイオードの組み合わせにバリエーションがあるそうです。現行モデルがどの形なのかは分かりません。)
 

基板の一部はモールドされています。最近はあまり見なくなりましたが、こういうモールドを見るとなんかハンドメイドペダルっぽいなぁと思いますw
 

Opampは削られていて不明。さまざまな説があり、またNE5532が載っていた、という話もありますが・・・。
 
というわけで、写真はこんな感じです。シンプルな回路がいい感じのペダルですね。では、レビューの方いってみましょう。

  • 操作性

これは普通です。4ノブで、スタンダードな3コントロールに加えてVoiceノブがありますが、このVoiceノブも回せばすぐに効果が分かるので、音作りはかなりやりやすいです。MXRサイズのシンプルなオーバードライブですので、迷うこともないと思います。
 

  • サウンドレポート

では、音の方。まずは簡単にサンプルを録ってみました。

サンプルサウンド(レスポール)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Gibson Custom Shop Les Paul Custom
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:Volume=11:30 Gain=2:00 Tone=12:00 Voice=3:00
※前半がリアPU、後半がフロントPU

サンプルサウンド(ストラト)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster フロントPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:Volume=12:30 Gain=3:00 Tone=10:00 Voice=2:00
※前半がリアPU、後半がフロントPU

音はこんな感じです。
まず、基本的にこのペダルはそれほどゲインは高くありません。かといってローゲイン過ぎることもなく、スタンダードなオーバードライブよりもちょっとゲイン低め、くらいまでは歪みます。また、Gainコントロール自体の可変幅が狭いので、ペダル側の設定でゲインを積極的に動かすことはそれほどないかもしれません。
一方で、かなりタッチレスポンスなペダルです。最近のハンドメイド系ペダルでは標準的なレベルですが、ギターのヴォリュームでゲインを絞ることは簡単にできます。このペダルが出た当初なら、革新的なレスポンスだっただろうということも分かりますね。
Toneコントロールはスタンダードな効きですが、やはりVoiceコントロールが特徴的です。前述のとおり、ハイミッドを中心にコントロールできるもので、右に回せばハイミッドが強くなり、同時に音量も上がっていきます。ギターやアンプ、そして出したい音に合わせて調整できます。このノブの効きが非常に絶妙で、非常に使いやすいです。このペダルの肝になるコントロールですね。
さて、音そのものですが、ミッドレンジが相当強く、またローもかなり出ます。このローミッドの強さは、先日レビューしたLeqtique Maestosoに近いものがありますね。ローがかなり出るんですが、それが邪魔にならないというか、逆に気持ちよさと安定感を音全体に与えています。
また、歪みの質感が独特で、とにかくきめ細かく、スムーズな歪みを作ります。このあたりがダンブルサウンドと呼ばれる所以ではないかと思います。高域はロー〜ミッドに比べれば弱いんですが、ここをVoiceノブがうまくカバーしていて、ハイミッドを調整することでバランスのとれた音からハイを下げた甘い音まで、簡単に作ることができます。
ここは好みもありますが、個人的には特にハムバッカーとの相性が良いペダルではないかと思います。レスポールや335と合わせると、太くて甘くてスムーズな、いわゆるロベンやカールトン的なサウンドが得られるペダルですね。
有名なペダルで、名機という評価がすでに与えられているペダルです。全体的なクオリティも高く、使いやすいペダルなのは間違いありませんが、同時に実はかなり個性の強いペダルであることも事実だと思います。音の好みは意外と分かれるかもしれないと思いました。特にハイが強めのキラキラした音が好きな方だと、もしかしたらちょっと違う、と思うかも知れませんね。逆に、太い音が好きな方なら、このペダルは最高、となるかも知れません。
また、Fenderアンプとの相性が非常に良いペダル、という評価がありますが、それはこのローミッドの太さによる部分もかなり大きいのではないかと思います。このあたりはかつて、BOSS OD-1とマーシャルの相性が非常に良い、と言われたのと同様、ペダルの特性とアンプの特性がぴったり合った、ということですね。
 
というわけで、今回はHermida Audio Technology Zenderiveiconのレビューでした。
今まで持っていながら、なかなかタイミングがなかったんですが、Zendriveをレビューするなら今しかない、って感じで書いてみました。実際評価が高いだけのことはある、とても良いオーバードライブです。今後、少しずつかも知れませんが店頭にも並び出すと思いますので、是非見かけたら試してみてください!
 

 
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