2016年度、始まりました。
新年度の始まり、4月1日といえばエイプリルフールですね。いつもエフェクターやギターのコラージュ的なのを作って遊んでたりしますが、たまには嘘を吐かないエイプリルフールなんてのも良いかと思いました。
冒頭の写真は、最近楽器店で異彩を放つ、「一般的なモダンギター」、.strandberg*のBoden J6。私の所有するモデルです(ファーストインプレッション)。実際に持ってみても分かりますが、クラシカルなスタイルのギターと比べるとかなり変わった形で作られるギターですね。しかし、世界にはもっともっとディープなモダンギターが作られています。
ということで、今年のエイプリルフールは、一般の楽器店ではほとんど見ることの出来ない、まるで「嘘みたいな」スタイルの、変わったモダンギターの世界をちょっと覗いてみましょう。全て嘘ではありませんが、ま、信じるか信じないかはもちろんご自由に。
※細かいスペックや価格などは載せません。ただ見て、楽しんでください。
Ormsby SX
オーストラリアのOrmsby Guitarsのモダンギターです。かなり常識的なスタイル。ファンドフレットで1弦側は29Fまであります。
サンプルムービー
S7G(Strictly 7) Medusa
日本にも入ってきているアメリカのギターメーカー、Strictly 7のモダンギターです。このモデルはまだ入ってきていないみたいですね。
ヘッドレス+ファンドフレット、ですがボディエンドの形状もスタンダードに近い形で作られています。
サンプルムービー
Claas Guitars Moby Dick
ドイツ、Claas Guitarsのモダンギターです。まだまだ常識的なスタイルです。
ヘッドレス、ファンドフレット、独特のボディです。
サンプルムービー
Skervesen SkerveTEN
だいぶ変になってきました。ポーランドのモダンギターブランドで、Strandberg、OrmsbyやClaasと並び知名度も高いSkervesenの10弦ギターです。他にストランドバーグ的なモデルなども制作しています。
サンプルムービー
GNG(Giulio Negrini Guitars) Shen
イタリアのギターブランド、GNG(Giulio Negrini Guitars)のヘッドレス10弦モデルです。10弦用トリプルバッカー(?)が凄まじい存在感です。
サンプルムービー
Sankey Guitars Magmatic
カナダのルシアー、Mike Sankey氏によるSankey Guitarsのモダンギターです。
モダン、ヘッドレスなホロウボディです。
Sankey Guitarsの別モデルのサンプルムービー
TK Instruments SX-Hollow 8
8弦+ファンドフレット+ヘッドレスなホロウボディ。アメリカのTK Instrumentsの変わったモダンギターです。
イントロダクションムービー
Gus Guitars G1 MIDI
異素材系です。こちらは常識的な形のモデル。英国Gus Guitarsのギターです。
サンプルムービー
Gittler Guitar
こちらは見たことがある方も多いかも知れませんね。アメリカ、Gittler Instrumentsによるギターです。
31ラウンドフレット。魚の骨みたいなスタイルの金属製ギターです。
サンプルムービー
Swinger Riviera
Swinger Guitarsのテニスラケット型ギターです。ヘッドレスで指板は途中からフレットレス。外観重視ですが、しっかりと作られています。
サンプルムービー
Spalt Instruments Apex
かなりおかしくなってきました。オーストリア、Spalt Instrumentsの芸術的なギターです。
異素材と珍しい素材を組み合わせた美しいギターです。
サンプルムービー
Michihiro Matsuda Guitars Matsuda headless arched top acoustic electric guitar
珍しく日本にも入ってきたモデルです。アメリカでルシアーを務める松田倫宏氏による、意欲的なヘッドレスエレアコです。素材を重ね、絶妙に組み合わせることでボディに空洞が無いのにアコースティックの鳴りがするという恐ろしいギターです。
ギターショウでの様子
Teufful Birdfish
とんでもないスタイルですが、それ故に知っている人もいるモデルかと思います。1995年から制作されているモダンギター。SUGIZO氏が所有することでも知られるモデルですね。
ドイツ、Teuffulの独創的なギターです。金属を基本に構成され、ボディ低音弦側にある木製の筒を取り付けたtone barにより、ボディのウッドを表現。取り替えることで音を変えることもできるそうです。
サンプルムービー
Rick Toone Skele
アーティスティックなモダンギターを手がけるRick Tooneの作品。
古代の木材にカーボンファイバーやアルミネックを組み合わせて芸術的なスタイルを作り上げました。
イントロダクションムービー
ここからベースです。
Little Guitar Works Torzal Standard Bass
一見普通のハイエンドベース・・・ですがネックがねじれています。
アメリカのLittle Guitar Worksが提唱する“ねじれネック”ベース。こうすることで指弾きがやりやすくなるそうです。
サンプルムービー
Spalt Instruments vViper
ギターでも出てきた、オーストリア、Spalt Instrumentsの独創的なピックアップ可変ベース。ワイパーのように可変することから「vv(w)iper」ということのようですね。
Stash Stainless Model E
オールステンレスで作られる変わったベースです。そこそこ有名なので知っている人もいるかもしれません。カナダ、Stashによるモデルです。
円形ネックにより、指の負担がかからないそうです。
サンプルムービー
こういうギターとかベースって見てると癒されますねー。
まだまだありますが、とりあえずこんな感じで。全て本当に実在するギター/ベースです。嘘じゃないのに嘘みたいな、こんな世界があるんです。
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