この「Chase Bliss Audio Tonal Recall」は、本物のBBDを使用したアナログディレイペダル。そこにデジタルコントロールを組み合わせることで、そこらのコンパクトデジタルディレイを圧倒的に超えた操作、機能を加えたペダルです。
コントロールはTONE、MIX、TIME、REGENとRATE、DEPTH、さらにタップテンポの割合を切り替えるスイッチ、ディレイタイムレンジを切り替えるスイッチ、モジュレーションの波形スイッチとなっています。
ディレイタイムは最大550ms。モジュレーションはDepthを最小にすることで完全に切ることができます。
フットスイッチはバイパスとタップテンポ、およびスイッチ間のスイッチで2つのプリセットを保存/呼び出しができます。タップテンポスイッチはホールドすることでフィードバックを最大にして発振させることもできます。
そして、Chase BlissおなじみのDIPスイッチによる設定もあります。
エクスプレッションペダル、またはTONE(RAMP)ノブに好きなパラメータを割り当て、その操作幅を設定可能。エクスプレッションペダルを使用しない場合には、割り当てたパラメータを揺らして別の音を作ることもできます。また、バイパススイッチはトゥルーバイパスとバッファードバイパスを設定可能。バッファードバイパス時にはシームレスディレイをつくるTrailsがONになります。
インプット、アウトプット、エクスプレッションペダル/CVペダル、外部タップテンポスイッチを接続可能。さらに専用の変換を行ったMIDIを使用すれば122のプリセットを保存/読み出ししたり、各コントロールをCCで操作することもできます。
内部はこんな感じ。相変わらずとんでもない詰め込み具合。電池は使えません。
木箱が付いてくるのもアナログエフェクトな感じがして良いですね。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
サンプルムービー4
音はいわゆるアナログディレイで、モジュレーションはテープエコーっぽい感じですが、音そのものの品質がかなり高いのもポイントですね。ただ機能が良いだけでなく、音にもこだわったペダルです。
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