Fenderから、デュオソニックが復活です。
かつて1956年にスチューデントモデルとして制作されたデュオソニック。当時は22.5インチのショートスケール(ジャガーが24インチなので、さらに短いスケールでした)で制作されました。その後1964年、デュオソニックIIとして、22.5インチと24インチのスケールを選べるモデルとなりました。その後1969年に生産完了しています。
さて、時が流れ、80年代後半。煌びやかなLAメタルの流れをくむメタルシーンが全盛の時代を過ぎ、徐々に陰りが見え始めます。その裏でアンダーグラウンドなシーンでは次の世代の音楽が生まれていました。ポストパンクやニューウェーヴの流れから発展し、後にグランジと呼ばれるジャンルです。
当時、お金のなかったミュージシャンは、メタル全盛の裏で人気が無く、ほとんど捨て値で売られていたヴィンテージビッグマフなどの古いファズペダル、そしてジャガーやジャズマスター、デュオソニック等といったフェンダーの(当時の)不人気ギターを使用しはじめました。
そしてグランジムーブメントが決定的となった1990年、フェンダーはメキシコ生産でデュオソニックを復活させます。97年まで生産が続けられます。さらに2007年にはスクワイヤ製のデュオソニックが復活しています。
今回、久しぶりにフェンダーから、限定やカスタムショップモデルではなくレギュラーモデルとしてデュオソニックが登場です。Offsetシリーズとしての復活ですね。
Fender Duo-Sonic
Fender Duo-Sonic [Made In Mexico] |
ピックアップは「柔軟に音を作ることができる」、Duo-Sonic Single-coilを2つ搭載。1Vol、1Tone、3Wayセレクターコントロールに、裏通しのハードテイルブリッジ(ストラト用と同じもの)となっています。
サンプルムービー
Fender Duo-Sonic HS
Fender Duo-Sonic HS [Made In Mexico] |
アルダーボディ、24インチCシェイプメイプルネック、ローズ指板ミディアムジャンボ22F仕様。1VOl、1Tone、3Wayセレクターコントロールで、ToneがPush/Pull式となり、リアPUのコイルタップも可能。ブリッジはストラト用と同じ裏通しハードテイルブリッジとなっています。
サンプルムービー
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