国産モデルとして制作される、IbanezのPrestige
シリーズ。
長年にわたりIbanezギターを代表するそのRGモデルが登場です。これまで、Prestigeシリーズはハイクオリティながらそこそこ手頃な価格帯でしたが、今回はさらに上位モデルとなり、ピックアップにもこだわったモデルとなっています。
FishmanピックアップやBare knuckleピックアップを搭載したり、6～8弦までラインナップしたり。全てサイドポジションマークは蓄光となっていたり、モダンなスペックを取り入れたスタイルのモデルとなっています。
Ibanez Prestige RG5120M-FCN
まずはこちら。綺麗なトランスペアレントブルーにアッシュの杢が綺麗に出ているモデルです。
ボディはアッシュトップ、マホガニーバック。ネックはメイプル/ウェンジの5ピースWizardネック、そしてバーズアイメイプル指板、ジャンボ24Fとなっています。
ピックアップはFishman Fluence Modern Humbucker Ceramicが2つ。1Vol、1Tone、PUセレクターにコイルタップスイッチを搭載。ブリッジはダブルロックのLo-Pro Edgeとなっています。
Ibanez RG5120M - American Musical Supply
Ibanez Prestige RG5121-DBF
こちらも同じくFishmanピックアップモデル。濃いめのブルーのフィニッシュで作られています。
ボディはマホガニー。ネックはメイプル/ウェンジの5ピースWizardネック、マッカーサーエボニー指板、ジャンボ24F。
ピックアップはFishman Fluence Modern Humbucker Ceramicが2つ。1Vol、1Tone、PUセレクターにコイルタップスイッチを搭載。ブリッジはハードテイルのGibraltar Standard IIブリッジとなっています。
Ibanez Prestige RGR5220M-TFG
続いては綺麗な若草色のフィニッシュとなったモデル。ベアナックル標準搭載です。リバースヘッドですね。
アッシュトップ、アフリカンマホガニーバックのボディにメイプル/ウェンジの5ピースWizardネック、バーズアイメイプル指板、ジャンボ24F仕様。
ピックアップはBare Knuckle Brute Forceを2つ。1Vol、1Tone、PUセレクターにコイルタップスイッチを搭載。ブリッジはダブルロックのLo-Pro Edgeとなっています。
Ibanez Prestige RGR5227MFX-TFG
続いて7弦モデル。こちらもリバースヘッド。アッシュトップ、アフリカンマホガニーバックのボディにメイプル/ウェンジの5ピースWizardネック、バーズアイメイプル指板、ジャンボ24F仕様。
ピックアップはBare Knuckle Brute Force 7で、1Vol、1Tone、PUセレクターにコイルタップスイッチを搭載。ブリッジは7弦用ハードテイルのGibraltar Standard II-7となっています。
Ibanez Prestige RG5328-LDK
最後に8弦モデル。マットなブラックカラーにアッシュの杢がしっかりと出ているモデルです。
ボディはアッシュ。メイプル/ウェンジの5ピースWizardネック、マッカーサーエボニー指板、ジャンボ24F仕様。
ピックアップはDiMarzio Fusion Edge 8。1Vol、1Tone、PUセレクターにハードテイル8弦用Gibraltar Standard II-8ブリッジとなっています。
かなりモダンスタイルとなったモデルです。SuhrやSAITO、そして同じIbanezのAZシリーズなどに見られる、「杢を生かしていたり、シンプルだったりしつつ、ゴージャスすぎないフィニッシュ」で、だけど材にはこだわっている、そしてそこにモダンPUを搭載している、という流れがある感じですね。特に、このストラト系シェイプのモデルでは、PRS系の強い艶ありなスタイルよりもシンプル指向のフィニッシュが流行りつつある感じがします。でも杢はけっこう複雑だったりしますけど。
ただスポルテッドよりアッシュな感じもあったり、まぁトレンドなのでいつでも変わることはあるでしょうけど、最近はそんな流れがあるように感じています。
Ibanezのすごさは、これだけのラインナップを持ち、本数も多数制作しながら、こうしてトレンドの最先端を見たモデルをしっかり出してくるところなんですよね。ここまでの規模のメーカーでここまでやれるのは素晴らしいなと思います。
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