2012年に始まったORIGIN EFFECTS、日本には2013年に入ってくるようになったブランドですね。
ORIGIN EFFECTSのサイモン・キーツは、ブランドを興すまでにVox、KORG、Focusriteでの経歴を詰んでいます。そしてその後、本物のUrei 1176コンプレッサーの修理を行ったことがペダルの開発に繋がったということです。
そんなはじまりのORIGIN EFFECTSから、10周年を記念した限定モデルが登場です。
レーザーエッチングされたスタイルの限定モデル。もちろん1176コンプのサウンドを作るコンプレッサーです。
IN、OUT、DRY、RELEASE、ATTACK、RATIOコントロールを搭載。クラスAディスクリート回路のパラレルFETコンプレッサー。9-18V駆動です。
大型のインジケータを搭載していて、これが3色のカラーでコンプレッションの強さを表示できるGRメーターとなっています。
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IN、OUT、DRY、HPF、ATT/REL、RATIOコントロールを搭載。HPFはサイドチェインのハイパスフィルターです。これは特にベースのような低域が強い楽器で効果的なフィルターとなります。
どういう仕組みかというと、コンプレッサーは音の大きさ(音量=電流の強さ)に応じてコンプレッションをかけます。Thresholdで設定した音の大きさを超えたことを感知するとコンプレッサーが動き、音を圧縮する仕組みですね。
音というのは、低域ほど、聴覚上の大きさを越えて強くなります。聴覚上はそれほど大きな音でなくても、実際は強い力、つまりシグナルレベルが高くなっている状態となります。それでシグナル全体で、特にベースのような楽器にコンプをかけると、「思ったよりもコンプレッサーが強くかかる」ことになります。かといってコンプを弱めると欲しい効果や音色にならない、と言う状態。
それを回避するため、コンプレッサーの動作検知に使うシグナル(=サイドチェイン)にハイパス(ローカット)をかけることで、コンプレッサーをうまくかけることができる、というものですね。スタジオ機器だとそこまで珍しくなかったり、プラグインエフェクトだと自分で細かくサイドチェイン設定ができたりしますが、コンパクトペダルだとなかなか付いてないです。他だとBECOSとEmpressにあるくらいかな・・・他もあるかもですけど。どれも超こだわりのコンプばかりです。珍しいながら強力な機能ですね。
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