セイモア・ダンカン ストンプボックスシリーズ SFX-03 Twin Tube Classic |
セイモア・ダンカン ストンプボックスシリーズ SFX-03 Twin Tube Classic |
- 2ch構成
このペダルは、「Rythm」と「Lead」の2ch構成になっていて、それぞれにLevelとGainのコントロールを搭載しています。しかしこのチャンネル名、レスポールのフロント/リアPUの名称と同じですね。このあたりはピックアップメーカーらしいです。
- 2バンドEQ
両チャンネルに共通するイコライザは、TlebleとBassの2バンドEQです。基本的な歪みのキャラクターを変えず、音のタイプだけを変えるために2バンドにしたんでしょうか?これがプリアンプという名前だったら、3バンドEQを搭載するべきところですが、あくまでドライブペダルである以上、2バンドEQでも必要十分といえるでしょう。
- 最大の特徴
さて、このTwin Tubeの特徴は、ACアダプタ専用としてまでこだわった、真空管での歪みです。一般的な、とくに電池駆動が可能な真空管搭載ドライブペダルは、たしかに増幅に真空管を使用するものの、クリップ、つまり過入力時の波形にするためにダイオードを使用しているものが多いんですね。ですが、このTwin Tube Classicは16Vの専用アダプタの使用によって、「真空管のみ」で歪みを作り出している点が素晴らしいですね。2つのチャンネルは独立しているということですが、真空管の搭載本数に関してはデータを得られませんでした。
とはいえ、「音への感覚」という点では素晴らしいものを持っているセイモア・ダンカンのドライブペダル、これは試してみる価値、ありですね!