Rocktron (ロックトロン) Deep Blue □ コーラス コンパクトエフェクター モジュレーション系 |
Rocktron DEEP BLUE
見ての通り、Rocktronの共通筐体の青で、パっと見、HUSH THE PEDALと間違えそうになりますが、色はこちらの方が薄く、水色がかった青、といった雰囲気です。これは買うにあたって、試奏なしですw
例によって、世界最安値保証の、Soundhouseさんで購入しましたが、選んだ理由は、値段と見た目です。しかし、これは大当たりでしたね。
では、まずはちょっと内部を見てみましょうか。Rocktronの筐体は独特な構造をしていて、サイドのネジをはずし、ジャック止めてあるビスを外して取り出します。
サイドのフタを開けたところです、ここからノブをはずし、上蓋をスライドさせれば、基盤ごと取り外すことが出来ます。
フタの中身をのぞいてみました。黄色と緑の線はアース線でしょうか?他より太い線を使っていますね。
こちらがフットスイッチです。6PのDPDTということは、トゥルー・バイパスではありませんね。これ、ステレオ出力なのですが、DPDTでLED点灯まで実現しているということは、ミレニアムバイパス的な手法を使っているのかもしれません。
こちらが基盤です。いや、アナログ回路とはいえ空間系エフェクトの回路はややこしいですね。艶なしJRC4558Dが二つ見えますが、インプットバッファとアウトプットバッファでしょうか?中央右に見える内部トリムは、音量調整の可能性が高いですね。MN3102とMN3107は遅延素子でしょうか?松下製の絶版部品だそうです。やるな、Rocktron。
生産は中国で行っているようですが、ハンダ付けも丁寧ですし、あなどれませんね。
それではサウンドレポートにいきたいと思います。
ちょっと、公式ページの宣伝文句を引用してみますね。
ロックトロンのアナログの最高傑作プロコーラスやインテリフェックスでおなじみの8ボイスコーラスを君は覚えているだろうか?コーラスを創り出すことにかけては、トップクラスのエンジニアリングを誇るロックトロンから、ペダルの登場です。コントロールはあくまでシンプルにしかし音色は決して妥協しない、製作側とユーザーが手を握ったすばらしい製品です。
コーラスペダルは全てのギタープレイヤーの武器庫に収められているスタンダードギアです。コーラスペダルの揺らぎとうねりは全てのギタープレイヤーに欠かせないカラーバリエーションです。莫大な数のコーラスペダルがありますが、これからはROCKTON Deep Blueコーラスでキマリです。スムーズで深みがあるマルチボイスコーラスは間違いなくDeep Blueコーラスしかありません。
ということですが、このコーラスペダルは確かに独特なサウンドです。マルチヴォイスコーラスということですが、実際に薄いコーラスが何重にもかかったような効果で、とにかく氷のような冷たいサウンドです。アナログコーラスといえば、「暖かみのある」という褒め言葉がありますが、このコーラスは全く逆で、まさに「深青色」「DEEPBLUE」をイメージさせる音ですね。私はこいつの音が不可欠な曲もありますし、エグくないさわやか系のコーラスペダルの中では、このRocktron DEEP BLUEはまさに最強のコーラスだと思います。
実は、近々、トゥルー・バイパスを含めたモディファイを考えていますので、その時にはまたレビューしたいと思います。これは本当にオススメですよ。是非試してみてください!