4月も終わりに近づいてきたところで、各社、新製品が多数登場してきました!
こちらは、VOX入魂の新シリーズ、100Wと50Wをラインナップする、「Classic Plus」です。
それでは、その詳細を見てみましょう。
この「Classic Plus」シリーズは、VOXの伝統あるクラシックサウンドやトップブーストサウンドはもちろん、さらに現代の音楽シーンでも使えるモダンな歪みまでをも完全にカバーし、その機能性にもこだわったモデルです。
用意されたはチャンネル2つです。まずはそれぞれについて説明します。
CH.1 トップブーストチャンネル
コントロールはVOLUME、REVERB、TONE CUT、BASS、MIDDLE、TREBLE、GAINとなっています。見てのとおり、VOLUMEだけでなくGAINも搭載した、1CH仕様のギターアンプと同様のコントロール構成となっています。通常はCH.1はクリーンチャンネルですが、ここにはすでにトップブースト回路も組み込まれ、伝統のAC30シリーズなどをイメージさせる「ACチャンネル」といっていいのではないかと思います。TONE CUTコントロールによって「スムーズで暖かい音色」を作れるということですが、これはエフェクターについているTONEコントロールのような働きでしょうか。
CH.2 モダンハイゲインチャンネル
このように、こちらにはCH.1のTONE CUTコントロールの代わりにPRESENCEコントロールが加わり、さらにブライトスイッチとファットスイッチを搭載しています。こちらはクランチサウンドから、よりハイゲインなサウンドまでを幅広く作ることができるようですね。
さらに、Classic Plusシリーズではエフェクトループはもちろん、ダイレクトアウトプットが充実している点が特徴として挙げられます。XLRバランス、1/4アンバランス出力というように、アンプから直接レコーディングシステムに出力することができるというのは自宅での録音にも最適なものではないかと思います。
ラインナップは3種類で、プリアンプの真空管の構成はどれも12AX7(ECC83)を4本となっており、パワー管にはEL34Bを、50Wモデルは2本、100Wモデルには4本使用していますね。
AC50CP2はGSH 12-30スピーカーを2基搭載した50Wコンボタイプ、AC50CPHは50Wアンプヘッド、AC100CPHは100Wアンプヘッドとなっています。50Wのヘッドモデルで実売10万を切ってきましたね。この機能でこれは魅力的です。
実際にこのアンプを使われたすばらしいレポートが、「楽して音楽」さんの記事で書かれていますので、是非こちらも読んでみてください。