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ZVEX Fuzz Factory Vexter Series


以前のレポート記事からかなり経ち、それなりにファズファクトリーの特性なんかも分かってきたような気がしますので、そろえそろレビュー記事を書こうと思います。
ではいってみましょう!

ご存知、ファズファクトリーのVexter Seriesです。Vexterでないものとの違いは、音の信号が通らない部分にしかない、ということで、こちらを選びました。現在では普通のFuzz Factoryも基盤を使っている、ということで、どちらを選んでもほぼ変わらないと思ったからです。
ちなみに、「Vexter Series」は台湾製とのうわさもあるようですが、そういった確証のある情報はまったくありませんでした。これは間違いだと思います。

    • 追記:英語版wikiにありました。一気に信憑性が高くなってしまいましたw

 
では、まず中をあけてみましょうか。

これがファズファクトリーの内部です。非常にすっきりとしていて、パーツも少ないのが分かると思います。
 

当然のようにトゥルー・バイパス構造となっていますね。LEDがない初期のモデルはDPDTのスイッチを使っていましたが、現行品は3PDTのLED付となっています。



こちらが、ファズファクトリーの回路です。大きなAC128 2N404ゲルマニウムトランジスタが目立ちますね。



これがその、ファズファクトリーの心臓部ともいえるゲルマニウムトラジスタ、AC128です、失礼しました。2N404です
(下写真参照)

 


Vexterでないものは、このトランジスタに「Z.VEX」の刻印が入っているそうです。



そして、「全てがおかしくなってしまった」とZachary Vexさんの語る「ブースト用トランジスタ」がこのシリコンのタイプです。
Fuzz Faceの回路にこれを入れることで、このとんでもないペダルができあがったということです。


そうそう、ちなみに、このFuzz Factoryでは、MXRサイズに真横に5つのノブを並べるために、特殊な可変抵抗を使っています。

ALPHA製の極小可変抵抗です。このポットが台湾製のため、「Vexterは台湾製」といううわさが広まったんじゃないかと推測しています。

    • 追記:英語版wikipediaに、製作が台湾、組み立てがアメリカということが書いてありました。

 
それでは、ツマミのセッティングと音を比べてみたいと思います。
ただ、これを録ったときはどういうわけか非常にトランジスタが元気よく、かなりゲインが高めになってしまいましたが、それを踏まえてお聞きください。使った機材は、Gibson Les Paul Studio FadedとYAMAHA GA-10です。


サンプル1
最初はエフェクトOFFのクリーンサウンド、次にリアPUフルテン、そして後半はフロントPUのVol3に切り替えています。ドライブゼロなのに歪みすぎです。普段ははここまで歪みません。
 

サンプル2
まずリアPUフルテン、そしてフロントPU、Vol3への切り替えです。GateとDriveを上げた、ハイゲインブチブチサウンドです。
 

サンプル3
GateとCompを上げることで、延々と続くようなサスティンが突然切れるという不安定なサウンドです。
ずっとリアPUです。伸びていた音が切れていますが、これは演奏によるものではありません。
 

サンプル4
こちらもずっとリアPUフルテン。ファズファクの真骨頂ともいえる、発振音を混ぜ合わせたプレイです。
こちらはずっと音を伸ばしていると途切れる代わりに急に発振音が入り込んできます。
この音で発振させたくなければ、ずっと弾いているしかありませんw
 
というわけで、4つのサンプルを録ってみました。個人的には、もう少しトランジスタがおとなしい時の方が好きですね。冷やせばよかったのかもしれません。
しかし、そういう気難しさや、この不安定感のあるサウンド、本当に最高のファズだと思います。曲中で効果的に使うとよさそうです。
最後に、このFuzz Factoryの発振効果を使った曲を1曲紹介したいと思います。
椎名林檎の超名盤、「勝訴ストリップ」に入っている、「アイデンティティ」という曲です。
イントロのあとの「悲鳴」のような音、よく効けば発振音であることが分かります。
時期的にも、ギターの西川進さんがファズファクトリーにハマっていたころの作品ですので、十中八九間違いないと思います。
 
というわけで、今回はZVEX Fuzz Factory Vexter Seriesのレビューでした。
まだまだ使いこなせているとはいえませんが、これからもっと練習していこうと思います。



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