きになるシリーズ、なんか気付いたらもう30回も間近となっていましたw
こうしてこのシリーズのリストを見ると、ほとんどが歪み系だというのも、歪みエフェクターの魅力を物語っているのかもしれませんが・・・今回はコンプレッサーです。
コンプレッサーには大きく分けて3種類あると思います。まずはスタジオクオリティのラック機材ですね。レコーディングなどではなくてはならない機材で、非常にこまかくいろいろと設定できます。ラック型コンプについては、オヤジさんのブロクのこちらの記事などに特に詳しくまとめられていて分かりやすいです。
残りの2種類はコンパクトタイプです。特にギター/ベース用として作られたものがほとんどですね。コンパクトタイプのコンプには、「原音重視型」の、いわゆる正統派コンプレッサーと、「エフェクト型」の、音をより個性的に加工するタイプに分かれるのではないかと思います。前者はROSSコンプ系、Keeleyなんかがそうですね。後者はMXR DYNA COMPなんかがあてはまってきます。
さて、今回ご紹介するProvidence DC-401というコンプレッサーは、さきほどの3種類の中では2番目の、コンパクトで原音重視型のコンプレッサーです。コントロールはLEVELとSUSTAINのみ。公式の説明を引用してみますと・・・
高いS/N比でシングルコイル、ハンバッカーを問わず原音を重視したコンプレッサーです。SUSTAINを下げると、ピッキングのアタック感を鮮明にしながらコンプレッションをかけることができ、いわゆる音がつぶれた印象にはなりません。リリース・タイムも若干早めに設計されていますので、カッティングや単音弾きした際に「ノリ」を出しやすくなります。
ということです。バランスがよく、上品なサウンドで、過入力時の歪みも太い音でいい感じだという話ですね。サウンドはどちらかというと中低域がメインで、ROSSコンプ系の、たとえばA.Y.A tokyo japan R-compのようなキラキラしたアルペジオができるかどうかは分かりませんが・・・とても自然な減衰とアタックで、ベースの方にも勧められる機材だといわれています。
こういった原音重視型のコンプレッサーって、基本的に高価なものが多い中、このペダルは価格が低めに設定されているというのも魅力的ではないかと思います。
レコーディングなどにも向いているようですので、宅録等でラック型コンプをそろえるのはちょっと・・・という方にもよさそうですね。私もそういう用途として考えています。
見た目はこのとおりで、さらにジャックもプラスチック製のものだったりするんですが、中身はよさそうで、きになります!
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