Fender Japan値上げ決定緊急シリーズ、と勝手に決めて始めたこの「食べつくそう!」シリーズですが、前回のを見てみると、どうもこれじゃただのカタログだ、と思いましてw
そこで、各モデルをご紹介した後に、こうして「おいしいところ」ということで、個人的にこれはいいな、と思ったモデルをご紹介しようと思います。
もちろん、こちらでご紹介しないものが悪いものというわけではなく、単純に人気がありそう、とか値上げ額が高い、とかそういう感じで、特に値上げ前にご購入されるといいと思うモデルを選んでいきたいと思います。
では、いってみましょう!
ST-50
ご存知、Fender Japanの最もスタンダードなエントリーモデルです。バスウッドボディにメイプルネック・・・エントリーモデルですので電装系等はたしかに廉価版です。しかし、このモデル、工作精度等はさすがFender Japanといえる精度を誇っていまして、改造したりいろいろやりながら長いこと使っていけるモデルとしても有名です。
このモデルは、値上げ額が¥9,000と設定されていますが、定価を考えるとこれは大きな割合になるのではないかと思います。
ST75-SH
フェンジャパオリジナルの、「ストラトとテレキャスを合体させてみました」というようなモデルです。そのすこし奇抜な外見で人気は高くなく、そのため廃盤が決定してしまいました。
しかし、人気が高くない、というのと感性に合う、というのは別だと思います。興味をもたれたなら、今のうちですね。おもしろいギターです。
Vintage Series全機種
違いは指板と年代による細かな違いのみで、ほとんど兄弟といえるほど似たこれらのモデル、全てバスウッドボディにUSA Vintage PUを搭載していて、出音にもあまり大きな違いはないと思います。Fender Japanの最も基本となるモデルかと思いますが、どのモデルも、¥10,000の値上げとなってしまいます。これは少し大きいですね。
ST62-87TX
アッシュボディ+ローズ指板のスモールヘッドストラト、という、非常に数少ないモデルです。こちらも残念ながら廃盤が決定していますね。
なんでヴィンテージフィニッシュなのかよく分かりませんが・・・マニアックな組み合わせのモデルだけに、これは残して欲しかった気もします。
ST57-105DMC / ST62-105DMC
見た感じ、ストラトのレギュラーモデルでもっとも値上げが大きい(¥13,000)のがこの2機種です。アルダーボディですが、2ピースというのにこだわったのがその原因でしょうか。
このモデルは、個人的にちょっと狙ってたりします・・・買えるかなぁ・・・w
ST54-83DMC
フェンジャパのアッシュボディストラトでは最安値となる機種。2ピースボディにこだわらずに、ディマジオコレクションのサウンドを狙っている方にもよさそうなモデルです。
値上がりも大きく、¥12,000となっているので、こちらも今のうち、というモデルだと思います。
こんな感じでしょうか。
いろいろと優秀なモデルが多いフェンジャパですが、今回レギュラーラインナップ全機種を見てみて、このあたりは特におもしろかったり、よくできている、と思ったモデルです。ご参考になれば、幸いです。
次回は予告どおり、まず「テレキャスターのラインナップ全機種」を見てみたいと思います。