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Lovepedal ETERNITY


去年からずっと欲しいと思っていたこのペダルを、ついに買ってしまいました。
現在ものすごい人気で話題も絶えないほどのアメリカのハンドメイドエフェクトブランド、Lovepedalのオーバードライブ、「Eternity」です。エタニティとは、永遠、を意味する言葉ですが、この名前を付けてしまうというのもなかなかすごいですねw
では、さっそくレビューいってみましょう!

Lovepedal ETERNITY


こちらが、そのEternityです。今回は、海外のオークションを使ってみました。そのため中古品です・・・が、結局送料入れて3万円くらいかかりました。人気のペダルはやはり値が張りますね。あまり日本と変わらない感じでした。

コントロール周りです。最新バージョンではなく、旧バージョン(サンバーストのものを初期とすると、その次の中期にあたるのかな?)ですね。ほとんど黒に近いボディカラーに、少し赤みがかった焦げ茶色の丸ノブタイプです。コントロールはLevel、Glass、Driveとなっており、それぞれが音量、高域、ゲインと考えていいと思います。公式説明によると、「クリーンブースター、トレブルブースター、オーバードライブ」の組みあわせだそうです。では、ちょっと中を見てみましょう。

こちらがEternityの内部です。

回路周辺です。半透明の基板を用いていますね。Opampは完全に表面が削られ、何がついているのか不明です。回路も大部分がモールドされています。
ちなみにこれ、現行のものとはかなり違っています。現在ではだいぶ少なくはなりましたが、当初この「超絶シンプル」な見た目に批判がかなり集まりました。ですが、個人的にはこの中身について、評価出来る部分もあると思います。
まず最も大きな変更点といえばこのフットスイッチですね。この形でトゥルーバイパスとのことなので、おそらくリレー式かと思いますが、一時期、よく簡易的トゥルーバイパスとして使われた「ミレニアムバイパス」が、3PDTスイッチを使わないための苦肉の策的なものであったのに対し、リレー式には機械式スイッチのトゥルーバイパスとは違った利点もあります。フットスイッチが、写真のように簡易的な物になるため、軽いタッチで踏むことが出来、電子スイッチなので切り替えが早くなることがある(作りによります)という点があります。また、リレー回路を組み込む必要があるため、単純にスイッチの見た目よりコストがかかるんですね。そういう点を考えると、見た目がしょぼく見える(それは否定できませんがw)からといって批判するのはまた違うかな、と思います。好みは別ですが。
また、基板に目をやってみますと、私の中期モデルより基板全体が大きくとられているのが分かると思います。しかし、基板についている接点の数が異様に少ないですよね。はっきり言って、コストを考えて設計したとしたら完全に無駄な設計です。ですが、これを別の視点から見ると、違った意味が浮かんできます。
よくいわれるポイントtoポイント配線と基板との違いですが、たしかにポイントtoポイント配線はほぼすべての工程を手作業で行うため、コストと時間がかかります。また、「音が違う」と言われる点については、「信号を通る部分の太さ」と「短さ」が強調されています。それとは別に、これはアンプの設計などで重要視されることなんですが、基板だと多くの配線部が平行になりますよね。その平行になった部分が少しではありますがコンデンサ的な働きをしてしまい、理想とされる回路とは違った動きをすることがある、というのがあります。
では、このエタニティ、変更前の状態はどうだったかというと・・・さきほどの写真を見ても分かるとおり、基板を使った配線で、ポイントtoポイント配線ではありませんでした。しかも基板は一般的な設計となっており、「コンデンサ的な働き」をしやすい形となっていましたね。この最新基板では、基板内の信号が通る部分が大きく離され、密接して平行となっている部分がほとんどありません。また、コストを考えるなら、ジャックはともかく、パーツをすべて表にのせ、信号の通り道を裏側にまとめるのが一番早いんですが、見ての通り、Opampだけが片面に付けられ、他のパーツは逆の面に設置されているのが分かると思います。
たしかに、見た目的には微妙だと思ってしまいますが、よく考えてみると、これはある意味中期型からの正常進化だといえるのではないかと思いました。
たしかに、こうした変更を行えば、微妙とはいえ当然音は変わってきます。私はこの最新の基板は、理論的によく考えられた形だと思いますが、音は中期型とどちらがいい、とは言い切れないのもまた事実ではないかと。もっといえば、本当に初期のものはポイントtoポイント配線でしたので、その音ともまた違っていると思います。どこまでこだわるのか、どれが好みか、というのは人それぞれあると思いますので、いろいろある中から選んでいくといいのではないでしょうか。

では、話をもとにもどして、レビューいってみましょう。

  • 操作性

基本的には、一般的なオーバードライブと同じです。ただ、Glassコントロールがいわゆるトレブルブースターのような効き方をするため、そこに慣れる必要はあると思いますが、使えばすぐに分かると思います。ACアダプタジャックが上面というか、奥側に設置されているのは使いやすくていいですね。

  • サウンドレポート

では、音の方を・・・以前のレポートでは、ドライブを0にすると完全なクリーンとなると書きましたが、これはどうやら環境によって変わってくるみたいです。微妙に歪んでいるという感じにもとれますね。
さて、サウンドですが・・・とにかく独特の透明感と艶やかさがあり、それでいて太く、またゲインもかなり上げられるという意味では、いわゆる「TS系」といわれるペダルの中で最高峰であると言われる所以だと言えると思います。
いつもどおり、ちょっとサンプルを録りましたのでUPしてみました。

サンプルサウンド

ギターはテレキャスでVolとToneはフルテンです。まずクリーンサウンド、そしてGlass、Driveともに12時に設定した状態でのアルペジオからパワーコード、続いてソロが入ってきますが、バッキングはいったんクリーンにしてその後またGlass、Drive12時でのパワーコードです。ソロの設定はDriveがフルでGlassが2時あたり、音を右よりにPANしてあります。
とにかく周波数レンジの広さと、ソロの抜け、そして音全体のクリアさが際だっているように思います。このレンジの広さは、いわゆる「バッファなしTS系」といわれるペダルにはどれもあるんですが、その中でも特に弦1つ1つの再生と、和音の分離がいいように思います。パワーコードでも倍音成分が失われてない、と感じさせてくれるのはさすがですね。
ちなみにバッファなしTS系には名機が多く、Eternityはもちろん、TimmyやZendrive、他にはPedalworx Cactus Crunchもかな?などがあります。どれも反応性の高さと広い周波数レンジを持っていますね。
そんな中でもこのEternityは、たしかに最高峰と言われてもおかしくない実力を持っていると思います。やっぱりすごいよLovepedal、という感じでした。
 
というわけで、Lovepedal ETERNITYでした。大きな楽器屋さんだと置いているところも増えてきていると思いますので(売り切れの時も多いんですがw)、見かけたら是非試してみてください。
最後に、もう一枚、写真とってみましたw



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