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ARION TUBULATOR MTE-1


「使える激安オーバードライブ」として名高い、ARION TUBULATOR MTE-1を買ってみました。以前から相当すごいと言われていたのもあり、きになっていまして・・・w
実際、これはいいペダルですね・・・というわけで、レビューしてみたいと思います!

ARION TUBULATOR MTE-1


こちらがそのTUBULATORです。「Tube」じゃなく、「TUBU」で、ツブレーターと読むそうです。ただパッケージが・・・

こんな感じで、思いっきり真空管だったりします。ツブレーターという名前は、制作者さんがシャレで付けたと、どこかで見たような気がします。基本的には、その名前の通りTube Screamer系のオーバードライブで、コントロールはLEVEL、TONE、DIST(=Drive)となっています。
ではまず、筐体の写真を見てみます。

本体は、裏蓋を除いてほぼプラスチックです。電池は、中央の「TUBULATOR」と書かれたピンク色の部分をはずして入れるようになっています。この構造はARION独自の物・・・だと思います・・・たぶんw(違ってたらすみません)

基板はこんな感じです。ちなみに裏蓋を開ける際、ペダル手前のINPUT側のネジだけが短いタイプでした。
見ての通り、非常にシンプルな回路ですね。価格が価格だけに、パーツ自体はとても安価なものが使われているようです。ただ、元々の回路(TS)の素性がよく、定数変更で簡単に音が変えられるというタイプですので、回路設計のセンス次第で化けやすいと思います。

OPAMPにはちゃんとJRCの4558DDが使われていました。対称ダイオードクリッピングも見えますね。
筐体はプラスチックですし、色も黒ということで、見た目の「安っぽさ」はあります。昔の日本製エフェクターにあるような、B級な感じがしますねw

では、レビューいってみましょう!

  • 操作性

一般的なオーバードライブのコントロールがあり、BOSS系の形をした筐体ということで、操作に難しい部分はありません。心配なのはライブ等で思いっきりふんずけたときに壊れないか、という点くらいでしょうか。

  • サウンドレポート

では、サウンドです。サンプルを録ってみまして、今回も動画形式でUPしてみました。
サンプルムービー
補足ですが、最初の比較について・・・TUBULATORと同じTS系回路の、Ibanez TS808 Reissue、およびLovepedal Eternityを使って音を比べてみました。動画だと、あまりよく分からなかったかも知れませんので、弾いてみた感じの各ペダルの違いをこちらに書いてみようと思います。
TUBULATORは、聞いての通り、くせのないクランチオーバードライブという感じで、TS808よりもレンジは広く感じました。808は最もスムーズですがレンジが狭く、またゲインも低いです。逆にEternityは最もレンジが広く、そしてゲインも高いですね。一応参考として出力レベルを合わせた後、TONEとDriveに相当するコントロールはすべて12時で比較してみたんですが、EternityのTone、つまりglassコントロールはトレブルの調整なので、他の2機種よりも高域が強く出てしまったかも知れません。反応性はEternityがずば抜けて良く、808とTUBULATORは同じくらいです。単体使用に最も向いているのがEternityで、中間がTUBULATOR、最もブースターよりなのが808、という印象でした。
さて、TUBULATORの印象ですが・・・基本的にゲインはさほど高くありません。ただその割にはクリッピングはけっこう強めで、反応性も悪くはないんですが、特筆するほどでもない、と思います。
本家のTube Screamerよりもレンジが広めで、ゲインも高いのでブースターとしてはもちろん、単体でのオーバードライブとしても使えるペダルだと思います。音の抜けも悪くありませんし、あまりこれといった特徴は持ちませんが、なんというか・・・「これがオーバードライブです」という分かりやすい音ですね。
しかしさらっとTS808やEternityと比べちゃってますが、元々の価格を考えると、このコストパフォーマンスは恐ろしいですね。あまり気兼ねせずがんがん使えますので、何かのセッションとかに持って行くにも良い機材だと思いますし、また、「初めてのオーバードライブ」としてもオススメしたいペダルです。気になる点といえば、バイパス音くらいでしょうか。まぁこれはある意味仕方がないと思うんですが・・・ボードに入れて使われる場合、ルーパーを使って疑似トゥルーバイパスとしてもいいかもしれません。たぶん、ルーパーの方が高くなってしまうのが難点ですが・・・w
 
というわけで、ARION TUBULATOR MTE-1のレビューでした。このクラスのペダルって、どうしても評価に「価格の割に」という言葉が入りがちなんですが、このペダルはそれがなくても十分通用するポテンシャルを備えていると思います。あまり個性のない、ナチュラルなタイプのオーバードライブなので、アンプの特性を生かしてブーストするのにも向いていそうですね。
また、「TS系の入門機」としても使えるのではないかと思います。エフェクターってものすごい数があるので、コンパクトのオーバードライブが欲しいけど、自分にはどんなのが合うかわからない、という方もおられると思います。環境によっては、なかなかいろいろなペダルを試す機会がない場合もありますし。そんなとき、まずこのペダルを使ってみて、音が好みに合うかどうかを試してみるのもいいかと。そこから、たとえば「もっとレンジを広くしたい」「反応性をよくしたい」と思われればEternityなどのペダルを試すこともできますし、「ブースターに特化させたい」、なら本家TSだったり、「クリッピングの切替がほしい」という場合はLandgraff系ペダルなど、いろいろと個人のお好みが見えてくるかもしれません。もちろん、「TUBULATORが最高」というのもいいですよね。
本当にこれは、とてもいいペダルだと思います。



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