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エフェクト世界紀行 Vol.19 〜Barbarossa CHIMAERA〜


話題のハイエンドオーバードライブ、Barbarossa CHIMAERAをお借りしましたのでレビューしたいと思います。
定番アンプヘッドが買えるほどの価格のオーバードライブということで、果たしてその実力はどんなものなのか、早速見ていきたいと思います。

Barbarossa CHIMAERA


こちらが、そのCHIMAERAです。キュマイラ、と読むそうですね。Effector Book Vol.1でも新製品として取り上げられていました。
まずは、写真を見てみましょう。

コントロール系統です。左からLevel、Tone、Driveと一般的なものが搭載されます。フラッシュの映り具合で、塗装も凝っているのが分かるでしょうか。ただの赤ではなく、金属的で深みがある赤という感じです。光の当たり方で、暗い赤からピンクっぽくもなりますね。あまり見たことがない色です。

電池は裏にある電池ボックスをネジ2つはずして交換します。回路部の保護は徹底されていて、ネジの形状もちがうので見ることができません。

ACアダプタジャックは筐体奥側に設置されています。この形状のジャックが「ツライチ」(凹凸がない、ということです)で収められているってのもあまり見かけないですね。

いつもなら、「内部を」と言いたいところなのですが、絶対極秘事項とのことで、内部を開けることはできませんでした。しかし、代わりに無塗装で中身の入っていないサンプル筐体を一緒にお借りすることができましたので、そちらを見てみます。

これはEffector Book Vol.1にも載っていましたが、雑誌に貸し出して載せてもらうための、いわばモック的なものになります。そういうのを貸していただけるというのはとても光栄です。
というわけで、まず表面です。塗装のためでしょうか。全体的にヤスリをかけたような形にされています。


裏面です。高い純度のアルミから削りだしたというのがよく分かると思います。フラッシュの反射のしかたがすごいですw
電池、ジャック、フットスイッチ、ポット、LED、そして基板がそれぞれアルミで囲われる形になることで、「とにかくノイズは出さない」という気迫が伝わってくるようです。


よく見ると、円形の組み合わせで削られているのがわかります。


こちらは表の、フットスイッチ穴です。しっかりと厚みも確保されています。軽さを求めるならもっと薄くできるんでしょうけど、音質優先ということでしょうか。最近はこのように筐体にこだわったペダルがいくつかありますね。「そこまでする意味」をどう感じるかはそれぞれだと思いますが、「そこまでやった製品」があるというのはいいことではないかと思います。ユーザーとしては、選ぶことができますし。
このペダルのこだわりとしては、筐体をアルミ削りだしで作るというのはもちろん、回路も、使われるパーツはもちろん、さらに(意味があるかないかの賛否はともかく)コストをかけてクライオ処理が施され、ポイントtoポイント配線のハンドメイドとなっています。

では、レビューしてみたいと思います。

  • 操作性

コントロール系は、多くのオーバードライブ同様、Level、Tone、Driveの並びになっているので、ノブの名称はなにも書かれていませんが分かりやすいと思います。筐体は少し大きめで、ごついアルミの塊となっている上、(筐体モックと本物を比較しましたが)内部で使われているパーツの重さもあり、「めちゃくちゃ重い」というわけではありませんが、かなり重量感が感じられます。その分ボードでも安定しているのも確かです。

  • サウンドレポート

では音を。いつも通り、動画にUPしてみましたが、正直今回はペダルのポテンシャルを発揮できているとはいえない感じになりました。音の方向性だけでもつかめればと思いますので、よかったら見てください。
サンプルムービー


このペダルは、かなりゲインが高いのが特徴の一つといえそうです。昨今のローゲインナチュラル系が流行る中、これだけしっかり歪むハイエンドペダルは少ないかも知れません。音は抜けがすごくて、また速いです。弾いていると、パワーコード一発で軽いスピード感を感じるほどで、何か独特の雰囲気がある音だと思います。
張りとか艶とか、もちろんすごくあるんですが、そういう言葉を考える前に音が通り過ぎて抜けていくという印象で、もちろんピッキングニュアンスを生かしたブルージーなプレイから、ポップスやロックなど幅広い範囲で使える音ではないでしょうか。
ゲインが高いのですが、音は潰れずに単音、和音、アルペジオどれでもしっかりと聞こえてきます。トーンコントロールはさほど鋭く効くタイプではなく、どちらかといえば微調整タイプですね。
単体で歪ませるとペダルの主張が激しいタイプですが、広いレンジをもっているのでアンプの個性を押し殺してしまうことはなさそうに思います。なので・・・そうですね、凝った味付けを持っているわけではなく、かといって刺身のような「そのままの音」でもない、高級素材を使った薄味の京料理みたいな感じかな、と思います。
なかなか言葉で表しにくい、新感覚のペダルなので、もし試奏できる環境がおありの方は、是非一度弾いてみてほしいと思います。
 
というわけで、Barbarossa CHIMAERAのレビューをさせていただきました。個人的には巻き弦の音が好きです。
最初に弾いたときは、「なんだかよく分からないけどすげー」という印象でした。そして少し慣れてくると、こんどはそのこだわりのすごさが分かってくるという感じでしたね。ここから実際に買って、使いこなせばまた違う側面が見えてくるのかも知れませんが・・・なかなかそこまではできませんでしたw
タダで高値が付くワケじゃないというのがよく分かりました。



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