Gibson Joan Jett Signature Melody Maker

ガールズロックバンドの元祖的存在にしてパンクロックの先駆けとしても知られるThe Runaways。そのギターヴォーカルとして活躍し、後にソロとして名曲「I Love Rock'n'Roll」をリリースしたJoan Jettのシグネチャーモデルが登場です。最近だと、シャーベッツやJUDEの「ジョーンジェットの犬」という曲の方が有名かもしれませんが、まぁ、そのタイトルのモデルとなったアーティストさんです。
彼女はステージを動き回るためか、有名なギタリストとしては珍しく、重さの軽いメロディーメーカーをメインギターとして使っていました。といっても、さすがにオリジナルスペック（安いシングルコイルに、頼りないペグ等）のままではなく、パーツ等をプロ仕様に耐える物に交換していたようですが･･･その仕様を復刻したのが、このGibson Joan Jett Signature Melody Makerということになります。
スペックを見てみましょう。ボディはマホガニーで、ジョンジェットを象徴するホワイトカラーです。ネックは1ピースマホガニーで、エボニー指板となっています。ヘッドはギブソンロゴと、ジョンジェットのサインが書かれたトラスロッドカバーが付いています。ペグもジョンジェットのギター同様、グローバーペグが搭載されています。PUは1ハム仕様でブラックのピックガードが付けられています。ブリッジはストップテイルピースとTune-O-Maticで、コントロールは1VOL、1TONEが横並びで搭載されます。
通常1PU仕様のメロディメーカーはコントロールが縦に並ぶんですが、ジョンジェットのメロディメーカーは2PU仕様を1PU仕様に改造したものだったため、2PU仕様の4つのノブ（2VOL、2TONE）のうち二つが取り払われたため、横並びとなっているんですね。
ピックアップは、バーストバッカー3のゼブラコイルが1機、搭載されています。
ジョンジェットのファンの方はもちろん、現実的に使えて重さの軽いギブソンギターという意味でも、おもしろいモデルといえるかもしれませんね。音はおそらく、ハムバッカー仕様のレスポールjrみたいな雰囲気ではないでしょうか。
　
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