Providenceから、フェイザーとコンプレッサーが登場しました。それぞれ見てみましょう。
まず、「PHASE FORCE」はSpeedコントロールとOut Levelコントロールを持つフェイザーで、出音の中域を強調するMID SHIFTスイッチを搭載しています。Provedence特有のプレート付フットスイッチを持ち、バイパス時にはすでに生産終了となったバッファアンプ、「VITALIZER」の回路を通るようになっています。音作りの幅もかなり広いようで、公式の説明文によると「緩やかな風が吹いているようなサウンドから過激に揺さぶるようなサウンドまで」作ることが出来るというモデルのようですね。Providenceのペダルはどれも質が高くて使いやすいものばかりなので、このフェイザーにも期待できそうです。
続いて、「VELVET COMP」です。名前の通りコンプレッサーで、コントロールはLEVEL、SUSTAIN、ATTACKと、基本的な物を備えた王道的なタイプです。サウンドはVELVETの名前のようにスムーズ系で、ATTACKコントロールによってアタックタイムを調整し、早い立ち上がりのカッティングからロングトーンまでを、リミッターから強いコンプまで可能な幅広いSUSTAINコントロールとあわせて調整することができる、とのことです。いろいろな音作りに対応した、使いやすそうなコンプレッサーだと思います。このVELVET COMPは、ProvidenceならではのS.C.T.サーキットを使ったトゥルーバイパスとなっているようですね。
それにしても、Providenceのペダルは、SDR-4以降現在のシリーズになってから、かなり手頃になりました。以前はこのタイプだと実売で2万円を切ることはまずなく、ほぼ3万円を超えていたんですが、今回の新製品も手頃な価格でのリリースとなっています。それでいて、Providenceはクオリティを全く落としていないらしいので、いいことだと思います。
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