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Eventide PitchFactor ファーストインプレッション


ずっとピッチシフターが欲しいと思い、何度かDigitech Whammy Pedalを買い物かごに入れるまでいっていたんですが、なかなか踏ん切りが付かないでいたところ、今年のNAMM SHOWでEventideがコンパクトタイプのピッチシフターを出してきました。
Eventideといえば、原音にハーモニーを付加する、いわゆる「インテリジェントピッチシフタ」の分野では長い歴史を持っています。インテリジェントピッチシフタをしばしば、ハーモナイザーと呼ぶことがありますが、これはもともとEventideの商品名だったんですよね。ウォークマンとかiPodとかと同じく、商品名がそのジャンルの機材を示す物として定着しているほどの老舗です。
そんなEventideが、初めてコンパクトサイズのピッチシフターをNAMM SHOWに出してきた、ということで非常に注目し、また期待していました。もちろんEventideがこれまで築いてきた歴史的な高い評価もありますし、私自身もEventideのディレイ、TimeFactorを持っていて、その実力を知っているだけに、これはそのうち買うぞ!と思っていましたが、結局今回、買ってしまいました・・・。
というわけで、今回はEventideの最新機種、PitchFactorのファーストインプレッションです!
では、いってみましょう!

Eventide PitchFactor


こちらが、PitchFactorです。Factorシリーズ共通の筐体で、機能を考えると非常にコンパクトだと思います。駆動は専用のアダプタを使います。消費電流がとにかく多いので、電圧とプラグの形が合っていてもパワーサプライから供給するのは至難の業だと思います。(よほど容量の大きいものなら可能ですがw)

こちらもFactorシリーズ共通の、10ノブ+ロータリースイッチ(?)+3フットスイッチとなっています。いつもならここれ機能を詳しく書くところなんですが、それやりだすと長くなってしまいますし、私もまだまだ扱いきれてないのでいったん次回にまわして・・・今回はファーストインプレッションということで、各モードを使ってみた感じを書いてみようと思います。

では、いってみましょう。

  • Diatonicモード

一番普通のインテリジェントピッチシフタです。単音に好きなハーモニーを付けることが出来ます。一番右のタップテンポスイッチを踏みっぱなしにしながら、コードをアルペジオで弾くと、自動的にキーを検出してくれますので、ややこしいことを考えずにすみますw
また、このペダルにはディレイも搭載されているので、原音に対してハーモニーを遅らせて出すことが出来ます。AとBの2種類のピッチを加えることができ、それぞれ別々のタイミングで音を鳴らすことができるので、非常にトリッキーなプレイングや、ギター1本では間違いなく表現できないようなメロディを作ることができますね。しかも設定は非常に簡単で、あとは感覚だけ、という・・・おそろしいペダルです。

  • Quadravoxモード

さきほどのDiatonicモードに加えて、もう一つピッチを加えることができるモードです。基本的には同じなのですが、音が一つ加わるだけで表現力がさらに広がります。ただ、このモードはまだあんまり試してませんw

  • HarModulatorモード

原音に加えたハーモニーにモジュレーションをかけることができるというモードです。空間的な広がりが加わって、幻想的な雰囲気が作れそうです。

  • MicroPitchモード

±50セントのピッチシフトと軽いディレイをかけた音色、とのことですが・・・雰囲気としては非常に濃いコーラスサウンド、といった感じですね。といっても、普通のコーラスを深くかけた音とは少し雰囲気の違う、何か独特な音色になります。ポップ系のイントロなんかに使えそうだと思いました。ソロにもいけると思いますし、アルペジオで雰囲気を出してもよさそうでした。

  • H910 / H949

Eventideの最初のピッチシフターで、「ハーモナイザー」の名前が付けられたH910とH949のサウンドをシミュレートしたものだそうです。
Diatonicモードの音を聴いた後にこのモードにすると、ちょっと音が粗く聞こえますが、それもまた味の一つなんだと思います。しかし、よく考えてみるとこのモードの音も、コンパクトペダルとしては非常にクオリティの高い音色だと思います。

  • PitchFlexモード

いわゆるワーミーペダルモードです。エクスプレッションペダルでワーミーと同等のプレイも可能ですが、エクスプレッションペダルがなくても中央のフットスイッチで疑似的にペダルを踏み込んだような音色を作ることも出来ます。
さらに、このペダルはデュアルピッチシフトが可能なので、普通のワーミー1台では不可能な、「ペダルを踏むと音が上と下に同時に動く」といったこともできてしまいます。最初は単音で、踏み込めば和音になったりさせることができるので、使いこなせたら恐ろしいプレイができるのかもしれませんw

  • Octaverモード

多少の歪みが加わる、オクターブダウンエフェクトです。原音と、1オクターブ下、2オクターブ下の音を出すことが出来、それらをミックスできるのでギターでベース風サウンドにしたりできます。オクターバーってのは、普通歪むもので、このモードでも歪みが加わるんですが、それでも非常にクリアな音色といえるのではないでしょうか。

  • Crystalsモード

実は一番ハマっているモードですw
リバースピッチシフタということだそうですが、とにかく派手な音色で・・・ディレイとリバーブが組み合わさっていることで、まるでギターの音がファンファーレのような音色になります。

  • HarPeggiatorモード

16ステップシーケンサを使った、アルペジエータです。ちょっと設定が難しくて、まだ全然使えていません・・・。

  • Synthonizerモード

ギターの音をなめらかにしてシンセ風にする、というモードなのですが・・・特に設定せず使ったところ、「中国」な音色になりましたww

といったかんじです。これだけだとちょっとシンプルすぎる感じがするので、以下に一つ、サンプルサウンドをUPしてみます。

サンプルサウンド
Download

Crystalsモードの音です。この名前だとこれを弾かざるを得ないでしょう!w
こんな音ですが、ちゃんとギターで弾いています。ポイントは、原音をゼロにして、原音と同じ音程のピッチシフトと、オクターブ上のピッチシフトをかけていることです。原音を混ぜると、もうちょっとギターっぽくなりますw

実は、これで終わりではありません。
このペダルは、クロマチックチューナーが搭載されていて、中央と右側のフットスイッチを同時に踏むことでチューナーモードを起動できます。
そして、このチューナーが・・・

非常に使いやすいんです!

チューナーの画面は、さすがにPitchblackのような専用機と比べると見やすいとは言えませんが、その反応が恐ろしく早いんです。そのため、個人的にはPitch Blackよりも使いやすいように思いました。これはとてもうれしい誤算でした。

ちなみに、このクラスのピッチシフターなら当然かもしれませんが、チョーキングをしてもハーモニー音がそのままきれいについてきます。私が昔使っていたBOSSのマルチエフェクターに搭載されていたインテリジェントピッチシフタは、チョーキングするといきなり音程が1つ上がってしまったりしたので、PitchFactorの自然なピッチシフトには脱帽でした。

さすがのペダルだと思います。高価ですが、間違いなくその価値はあると思います。
もうちょっと使いこなせたら、改めて詳しくレビューをしますね。



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