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今、改めて定番を振り返る! Vol.18〜ピッチシフター編〜


いろいろなペダルが出ている中、あえて定番モデルを振り返ってみるシリーズ、前回はリバーブペダルをいろいろ見ましたが、今回はピッチシフターを見てみたいと思います。
ピッチシフターとは。ピッチをシフトする、つまり音程を変えるエフェクターです。原音をブレンドすることで、単音を和音に変えたりすることも出来ます。似たペダルでオクターバーというものもあり、その境界はそれほどはっきりとはしていないんですが・・・基本的に、デジタルのピッチ検出を用いてピッチを可変するのがピッチシフター、一部例外はありますが、アナログ回路で、アナログシンセの一種のようなスタイルのペダルがオクターバー、と言われている感じはします。
また、キーを設定してそれに合わせたピッチの動かし方やハーモニーを追加するペダルは、特にインテリジェントピッチシフターと呼ばれていて、それらはデジタルペダルばかりですね。一人でツインギター、みたいなこともできます。というわけで、今回はデジタル技術を用いてピッチをいじくる、「ピッチシフター」と呼ばれている、または公式にそう呼んでいるペダルを見てみたいと思います。
では、いってみましょう。
※「定番」に定義はありません。あくまで個人的な印象も含んでいますので、これが入っていない、これは定番じゃない、といったご意見もあるかもしれませんがご了承ください。メーカーのアルファベット順にご紹介します。

BOSS PS-6 Harmonist

BOSS Harmonist PS-6

BOSS Harmonist PS-6
価格:15,750円(税込、送料込)

まずはこちら。BOSSのピッチシフターです。1987年に発売された「PS-2」から数えて4機種目となるBOSSの定番シリーズの1つであり、94年に作られたHR-2 Harmonistの名前を受け継いだ、BOSSピッチシフトの集大成的なモデルですね。4つのノブで、多彩な機能を実現しています。-3から+4オクターブまでの音域、2つの音をハーモニーとして加える機能を搭載。エクスプレッションペダルを用いてピッチをペダルで動かせるのはもちろん、本体のフットスイッチを使ってのピッチベンドも可能。3ボイスのデチューンモードでは、厚みのあるコーラス的な効果も得られます。ステレオアウトでエフェクトとダイレクト音を分けたり、付加されるハーモニーを分けたりすることができます。小さいですが多機能なペダルですね。
サンプルムービー
 

Digitech Harmony Man

続いて、ピッチシフトという効果では真っ先に名前が挙がるであろうブランド、Digitechのペダルです。
この「HarmonyMan」は、3 度、5 度上下、オクターブ上、2オクター ブ下、ユニゾン、ストレート、+12 から-12半音のピッチシフト、ディチューンのエフェクトを搭載。2つのハーモニーを加えて3声の和音を作ることもできるペダルです。
さらに、musIQという技術とコード解析技術により、インテリジェントピッチシフターとしては当たり前のことだったキー設定を不要としました。演奏を解析し、またはもう1本のギターのコードを解析してキーを分析し、それに合わせたピッチを自動的に追加してくれる、というわけですね。また、4つのプリセットを保存することができます。また、コードや演奏を解析するためにはこのペダルを先頭に繋ぐ必要があるんですが、ハーモニーエフェクトは歪みの後にかけないと、ツインギターのような音にはなりません。それを考慮してエフェクトループを搭載し、キーの解析はギターのインプット直後に、そして歪みをループで掛けた後にピッチシフトをかける、ということもできます。また、曲中それほど多くは使われないことの多いピッチシフトというエフェクトであることと、ピッチ検出の機能があることを用いて、チューナーとして使うこともできるようになっているのは良いアイディアだと思います。
入出力端子も豊富で、クリーンインプット、エフェクトループ、サイドギターのインプットとスルー(グラウンドリフト付)、ステレオアウトとなっています。快適に使い、プレイできることに焦点の置いたペダルですね。
サンプルムービー
 

Digitech Whammy

全世界で最も有名なピッチシフトペダルといえば、このペダル。Whammyと言って良いでしょう。日本ではワーミー、ですが英語の発音ではワミーと言わないと通じない、みたいな話もあったりします。1989年に初代WH-1が発売され、現在のモデルは5世代目となります。現状で有名なのは第4世代だと思いますが、これは単に数が多いだけでそのうち変わっていくことでしょう。冒頭の写真に載せたのも第4世代。DigitechがWhammyの20周年で発売したモデルです。そういうわけで、現時点ではあえて最新のモデルはWhammy 5と呼ばれることの方が多いようです。
機能は、まずClassicとChordsの2モードに分かれます。Classicはシングルノート、つまり単音のピッチシフトに対応した、これまでのWhammyを受け継ぐスタイル。Chordsは和音のピッチシフトに完全対応した新しいモードです。そしてHarmony、つまり音を付加するモードとWhammy、つまり音そのもののピッチを可変するモードがあり、それぞれペダルの可変幅を9種類ずつ設定できます。また、コーラス的な効果のDetuneエフェクトを2種類搭載しています。
フットスイッチはトゥルーバイパス、MIDIによる操作にも対応し、スタンダードな9VDCアダプターでの駆動となったことで、それ以前のモデルと比べて使い勝手が大幅に向上しています。
旧Whammy 4のレビュー
サンプルムービー
Whammy 4と5の比較
 

Digitech Whammy DT

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価格:36,500円(税込、送料込)

順序的に、先にWhammy 5をご紹介したわけなんですが、Whammy 4と5の間に作られたモデルがこの「DT」です。機能的にはWhammy 4のバリエーションとなるペダルですね。Whammy4の機能は全て搭載。さらに7半音と上下オクターブのドロップチューン、カポチューンを疑似的に作り出す機能を搭載していて、それらをフットスイッチ、またはモメンタリーで切り替えられるようになっています。このモデルからWhammyはトゥルーバイパスとなりました。駆動は12VACアダプターが必要です。
イントロダクションムービー
 

Eventide Pitchfactor

インテリジェントピッチシフターの先駆け的な存在でもあり、「ハーモナイザー」という固有名詞を一般的なものとした、高いデジタル技術で知られるEventideのピッチシフトペダルです。
スタンダードなインテリジェントピッチシフター「Diatonic」、3音ハーモニー対応の「Quadravox」、ハーモニーもモジュレーションをかける「HarModulator」、±50セントのピッチにディレイをかける「MicroPitch」、Eventide最初のハーモナイザーをシミュレートする「H910 / H949」、エクスプレッションペダル、または中央のフットスイッチでピッチを動かす「PitchFlex」、オクターバーのような音を作る「Octaver」、リバースピッチシフター「Crystals」、16ステップシーケンスのアルペジエータ「HarPeggiator」、ギターシンセ風の音になる「Synthonizer」のモードを搭載し、それぞれを10のノブで調整可能。また、チューナーも搭載しています。
100種類のファクトリープリセットを搭載し、フルステレオ、ラインレベルにも対応、MIDI操作も可能、ファームウェアアップデートにも対応という、超多機能なピッチシフターです。
ファーストインプレッション
サンプルムービー
  

Morpheus Bomber

2009年、突如としてデビューを果たしたMorpheusのピッチシフターです。ピッチシフトの技術に高い自信を持ち、参入したブランドですね。
2オクターブ上から3オクターブ下まで10種類のペダルによるピッチシフトと、2nd/5th/1 Oct/2 Octのピッチアップ、2nd/4th/5th/1 Oct/2 Octのピッチダウン、およびDive Bombサウンドを作ることができます。完全に和音のピッチシフトに対応しており、全ての設定をフットスイッチで行えるようになっています。雰囲気的にWhammy Pedalに近いですが、Whammy(発売時はWhammy 4)よりもスムーズなピッチシフトサウンドが得られるというモデルですね。実は少しだけ弾いたことがあるんですが、たしかにスムーズで、使っていて気持ち良いペダルだったのを覚えています。
サンプルムービー
 

Morpheus Capo↑

 Morpheus CAPO↑

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価格:23,500円(税込、送料別)

Morpheus Drop Tune

【エフェクター】Morpheus DropTune DT1

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価格:23,500円(税込、送料別)

この2機種は兄弟機的なペダルですね。Capoは7半音上とオクターブ、Drop Tuneは7半音下とオクターブ、それぞれ上と下のチューニング変更を疑似的に行うことができるペダルとなっています。フットスイッチを踏むごとにチューニングが半音ずつ代わり、またモメンタリーで音を戻すこともできるようになっています。
ちなみに、これらのペダルが出てすぐ後にDigitechがWhammy DTやWhammy 5を発売しています。それまで一切牙城が崩れなかったWhammyを動かしたという意味でも、歴史的なペダル、そしてメーカーだと言えます。
Capo↑サンプルムービー
Drop Tuneサンプルムービー
 
と、いうわけで、今回は定番的なピッチシフターをいろいろ見てみました。
ピッチシフターは、高いデジタル技術を持ち、多くのペダルを流通させるだけの力を持っているメーカーでないと、なかなか参入が難しいのが現状だと思います。もちろん個性的なモデルや変わった音が出るモデルなんかもあったりするんですが、定番モデルとしては結局、歴史あるメーカーがとても強いジャンルと言えますね。そんな中Morpheusの参入は非常に面白かったと思いますし、それまでラックのみだったEventideのコンパクトペダル発売も、当時は話題になりました。
エフェクトとしてもそれほど頻繁に使われるペダルではないものですし、そういう意味でもマルチエフェクターには入っていても、単体のモデルとしては多く作られていません。ただ一方で、今回挙げたような定番モデル、それらがどれも非常に高い機能とクオリティを実現しているのも事実です。そこに入っていくのは相当難しいだろうな、というのもよく分かります。
効果的に使うと非常に面白い音が出せるピッチシフター、是非、いろいろ使ってみてください。
Vol.18.5 ちょっと変わったピッチシフター編へ
 
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