Voxから発売された新製品、Part1に続いて後編となるPart2、いってみましょう!
今回ご紹介するのは、Voxのモデリングアンプ、Valvetronixシリーズに追加された上位モデル、「Valvetronix Pro」と、コンパクトなアコースティックギター用のアンプです。それぞれ見てみましょう。
Valvetronix Pro Series
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まず、このValvetronix Proシリーズについてですが、通常の、Valvetronixシリーズ、VT○○+とついたモデルと同様、プリアンプはデジタルモデリング、パワーアンプはVOX Valve Reactor回路を用いた真空管アンプとなっています。これまでのValvetronixシリーズでは、ここに12AX7真空管を使用していましたが、このValvetronix Proシリーズでは本格的なパワー管、EL84を採用することで、よりチューブアンプらしさを出したモデルとなっています。
また、両モデルとも「Neodymium(ネオジウム)」と付いていますが、これはどちらもCelestion社製の12インチ8Ωスピーカー、「VOX NeoDogネオジウムスピーカー」を搭載しているからです。通常のValvetronixシリーズでは「VOXオリジナルスピーカー」が付けられていました。
また、パワーアンプとスピーカーだけでなく、デジタルモデリングのプリアンプも強化されています。まず、アンプモデル数がこれまでの33から44種に増加。具体的には、これまでCLEAN、CALI CLEAN、US BLUES、US 2x12、VOX AC15、VOX AC30、UK ROCK、UK METAL、US HIGH GAIN、US METAL、BOUTIQUE METALの11種類のアンプモデルに、Standard、Special、Customのモデリングが容易されていたんですが、それに加えてExtraというモデリングが各モデルごとに追加されました。
エフェクトモデルはこれまで同様、25種類とノイズリダクション1種類となっています。エフェクトモデルの内容は以下に記します。
Valvetronixシリーズ搭載エフェクト
ペダル:COMP、ACOUSTIC、AUTO WAH、U-VIBE、BRN OCTAVE、TREBLE BOOST、TUBE OD、GOLD DRIVE、ORG DIST、METAL DIST、FUZZ
モジュレーション/ディレイ:CE CHORUS、MULTI CHORUS、FLANGER、ORG PHASE、TWIN TREM、G4 ROTARY、PITCH SHIFT、FILTRON、TAPE ECHO、DELAY、CHORUS+DELAY
リバーブ:ROOM、SPRING、HALL
ノイズ・リダクション
同時に使用できるのは、ペダル、モジュレーション/ディレイ、リバーブからそれぞれ1つずつと、ノイズリダクションとなっています。
アンプモデル数が増えたことで、ファクトリープリセット(ソングプリセット)が99種から132種に増加しています。ユーザープリセットはこれまで同様8種類となっています。(2バンク4プログラム)VC-12SVというフットコントローラを使用すると、ユーザープリセットは16種類まで設定可能となります。(VTX150はフットコントローラがオプションとなります)
入出力端子も強化されています。これまでのValvetronixシリーズにあったInput、Aux In、Phone、Foot SW端子に加え、BOX BUS端子(VC-12SV用)、エクステンションスピーカー端子、そしてさらに、エフェクトループを搭載しています。
VOX VTX150 Neodymiumは、最大150W@8Ω(エクステンションスピーカー使用時は300W@4Ω)となります。あ、ちなみに言うまでも無いかもしれませんが、よくアンプに付いている外部スピーカー端子について、一般的に「エクスターナルスピーカー」は本体のスピーカーを使わないで別のスピーカーを鳴らす場合、んで「エクステンションスピーカー」は、本体のスピーカーと外部スピーカーを両方鳴らす場合に使われます。(メーカーによって違う場合や、機種による例外等もあります)
VOX VTX300 Neodymiumは、ちょっと変わったアンプとなっています。変わってるというか、専用カラーのVOX VTX150 Neodymiumに加えて、専用のスピーカーとフットコントローラをセットにしたモデルとなっています。
本体部はVTX150と同じです、追加スピーカーの「V112-NE」は、本体同様8Ω12インチのCelestion製VOX NeoDog ネオジウム・スピーカーを1つ搭載したキャビネットです。そして、フットコントローラ「VC-12SV」は、以前作られていたVC12というモデル(ToneLab SEと同様の紺色モデル)と同じ形状ですが、シルバーカラーでValvetronix Proシリーズ用のモデルとなっているようです。(今後対応モデルが増える可能性もあります)
フットコントローラは、手前側に左からRecall、プログラム1〜4、Channnel/Fx ON・OFFの6つのフットスイッチが並び、ExpressionペダルとVolumeペダルが付いています。奥の方にはディレイ等に使えるTAPスイッチと、TUNERスイッチ、そしてBANKのUP/DOWNスイッチとなっています。コントローラーの中央奥にあるディスプレイで、選択中のプログラムやBANKを表示でき、また、チューナーも内蔵しているようです。
VOX AGA4-AT
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プリアンプは12AX7、パワーアンプにはEL84を搭載したクラスAタイプのアンプで、Volume、Tone、Reverbのシンプルなコントロールを搭載しています。スピーカーは6.5インチのVOXカスタムフルレンジスピーカーを1つ搭載。ギター用のInputとは別にAux In端子を備えていて、外部プレイヤーをつないだり、キーボードをつないでキーボードアンプにすることもできます。
アコギ用アンプは詳しくないんですが、小出力フルチューブのアコギ用アンプってかなり珍しいんじゃないかと思います。エレキ用アンプからの流れだと思います。どんな音なのか、ちょっと使ってみたいです。
というわけで、2回に分けてお送りしたVoxの新製品でした。かなり力強いラインナップだと思います。そして・・・Valvetronix Proシリーズでアンプモデリングが増えたわけですが、もしかしてこれって次のToneLabシリーズが出る可能性・・・だったりするかもしれませんね。(現行のToneLabシリーズのアンプモデル数は33です)
いろいろと、楽しみです!
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