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BOSS初のコンパクトブースター、FB-2 Feedbacker / Booster、レビューします!


というわけで、BOSSから新しく発売された「FB-2 Feedbacker / Booster」をレビューしたいと思います。
このペダルは、BOSSとしては初めて、コンパクトシリーズに「Booster」と付けられたペダルです。また、Feedbackerとも付けられているように、フィードバックを起こすこともできるというものですね。
実力はどうでしょうか、さっそくいってみましょう!

BOSS FB-2 Feedbacker / Booster


こちらが、そのFB-2です。BOSSのいつものコンパクトペダル筐体に、4つのノブが並んだモデルです。まずはいつも通り、写真から見てみましょう。


外箱です。いつものBOSSです。


こちらがFB-2のコントロールです。左からBoost Level、Feedback、Tone、Characterとなっています。このペダルは、フットスイッチをHOLDすることで自然なフィードバックを起こすことができる、という機能があります。過去、DF-2というモデルにも似た機能があったのですが、それとは根本的にフィードバックを起こす原理が違うものとなっています。
Feedbackノブは、その機能の設定ですね。フィードバックを起こりやすくするか、起こりにくくするか、という設定です。そしてこのペダル最大の特徴といえるのが、Characterコントロールです。
これは、左に回すとFLAT、中央で「高域と低域を抑えたブースト」、右に回すとミッドブーストになる、というのが公式の説明です。このコントロールこそ、FB-2最大の武器となります。詳しくは後述します。


赤っ!!
中を開けると、基板は赤でした。デジタルペダルなので、まぁこんな感じかな〜と思って見てたんですが・・・


これは・・・!
左はFB-2、右は、「BC-2 Combo Drive」です。
BC-2のレビューの時もこんな事やってましたが、あのときはBC-2とST-2の基板やパーツが「そっくり」だということで注目しました。

しかし、今回は・・・「完全に同じ」ですw
びっくりしました。出た時期が近いというのもあるので、実はST-2とBC-2も同じで、最適化されてこの形になった、とも考えられるんですが・・・どう見ても同じでした。
各パーツの定数まで見たわけではないのでそのあたりに違いがあるのかもしれませんが、デジタルペダルなので、DSP側で行っている処理が違うということなんだと思います。



基板の逆側も。上がFB-2、下がBC-2です。本当に同じですw
なお、これを見て手抜きだなんだと言うのはお門違いですね。先ほど書いたとおり、デジタルペダルですから、内部のプログラムが違えば全く別のものになります。これ、基板の色を変えてるのってもしかして、間違えて組み込まないようにするため・・・だったりしたらちょっと面白いですw

しかし・・・ここまで同じというのは、本当にすごいことだと思います。BC-2やST-2は、これまでのデジタルペダルとは全く違う、アナログに引けを取らない歪みを作ることができるペダルなわけで、さらにFB-2まで同じとなると、アンプの歪みからブースターにまで対応できる、1つのひな形を作り上げたということになります。そしてそれは、現代のデジタルエフェクターの歪み系における、1つの解答例を築き上げた、ということになります。ある意味偉業と言って良いことかもしれません。

ではでは、写真はこのへんにして、レビューの方、いってみましょう。

  • 操作性

BOSSコンパクトの操作性が悪いわけがない・・・と言いたいところですが、このFB-2、ちょっとだけ難しいです。このペダルは、ブースターの音色を変えるためにToneとCharacterという2つのパラメータが用意されているわけなんですが、これがけっこうくせ者で、かなりいろんな音が出せる反面、ブースターというものをあまり知らない方にとって、何をどうすればどうなるのか、というのがちょっと分かりにくいかもしれません。しかし、この2つのパラメータがあることこそ、FB-2がFB-2である所以ともいえるほど重要なコントロールなので、BOSSも分かっててあえてこの形にしたんだろうな、と推測します。また、それらのコントロールも、慣れてしまえばそんなに難しいものではありません。初心者の方は最初とっつきにくいかな、ってくらいです。そしてそれ以外の点は、BOSSコンパクトペダルらしく、非常に使いやすいものとなっています。

  • サウンドレポート

では、音です。今回、動画作りました。ただ、15分弱にもなるので、サンプルサウンド単体の方も掲載します。動画内で聴けるものとまったく同じですので、動画見た方はサンプルサウンドは飛ばしていただければと思います。
ただ一応、動画で使うことを前提に録ったものなので、動画を見ていただく方が早いとは思います。

動画「BOSS FB-2を弾いてみた」
ニコニコ動画

Youtube

  • Setting1:Boost 3:00 他12:00

サンプルサウンド1:FB-2 vs SHO クリーンブースト比較(クリーン→FB-2→SHO)
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サンプルサウンド2:FB-2 vs SHO ゲインブースト比較(Timmy→FB-2+Timmy→SHO+Timmy)
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  • Setting2:Tone以外12:00

サンプルサウンド3:FB-2 Tone最小セッティング(クリーン→FB-2→Timmy→Timmy+FB-2)
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サンプルサウンド4:FB-2 Tone最大セッティング(クリーン→FB-2→Timmy→Timmy+FB-2)
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  • Setting3:Character以外12:00

サンプルサウンド5:FB-2 Character 9:00セッティング(クリーン→FB-2→Timmy→Timmy+FB-2)
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サンプルサウンド6:FB-2 Character 12:00セッティング(クリーン→FB-2→Timmy→Timmy+FB-2)
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サンプルサウンド7:FB-2 Character 3:00セッティング(クリーン→FB-2→Timmy→Timmy+FB-2)
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サンプルサウンド8:FB-2 Character最大セッティング(クリーン→FB-2→Timmy→Timmy+FB-2)
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  • Setting4:全て12:00

サンプルサウンド9:FB-2 Feedback12:00(クリーン+HOLD→Timmy+HOLD)
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サンプルサウンド10:FB-2 Feedback12:00 Solo(Timmy+HOLD)
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  • Setting5:Boost11:00 Tone11:00 Character9:30

サンプルサウンド11:FB-2 Centaur Setting(クリーン→FB-2→Centaur)
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サンプルサウンド12:FB-2 Centaur Setting Gain Boost (Timmy→FB-2+Timmy→Centaur+Timmy)
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  • Setting6:Boost2:00 Tone9:30 Character3:00

サンプルサウンド13:FB-2 Centaur Setting 2(Centaur→FB-2→Centaur→FB-2→・・・・)
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  • Setting7:Boost11:30 Tone4:30 Character11:45

サンプルサウンド14:FB-2 Rangemaster Setting (クリーン→FB-2→Rangemaster)
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サンプルサウンド15:FB-2 Rangemaster Setting(BC-2→FB-2+BC-2→Rangemaster+BC-2)
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サンプルはこんな感じです。途中、Super Hard OnとかTimmyとかCentaurとかRangemaster(JMIのです)を使ったりもしています。そうそう、ギターはRobot SGのリアPUフルアップ、アンプはいつものKochです。

FB-2は、非常に多彩な音色を作ることの出来るブースターです。まず、クリーンブーストをさせれば非常に優秀で、まるでオーディオのヴォリュームを上げたかのようなブーストができます。若干ローミッドに癖があるSHOとはまた違いますね。Toneはそれほど強く鋭い効き方をするわけではなく、非常に使いやすいものとなっています。
しかしFB-2は、Characterノブをいじると「激変」します。Characterノブは、平たく言えばブーストする幅の調整用コントロールなんですが、12時の位置を超えると、ブーストに歪みが加わり、最大まで上げればオーバードライブのように使うことすら可能です。
そして、CharacterとToneノブを組み合わせて使うと、それぞれパラメトリックEQのQとHzに近い使い方(実際は違うんですが)が可能です。つまり、Toneでブーストしたい周波数帯を調整して、Characterでそのブーストしたい周波数帯の広さを調整する、といったような使い方です。ただ、パラEQの調整の感覚って初心者の方は分からない方多いですし(私もそうでした)、さらにCharacterは上げすぎると歪みが加わるので、そこまで考えて調整しないといけないという点が、さきほどとっつきにくい、と書いた理由です。
しかし、そこを克服すれば、それこそFB-2でCentaurに近い音・・・さらにはTimmy等のようなローコンプレッション系ローゲインペダルであれば、完璧は無理でもかなり近い音をいくつも作ることができてしまいます。
また、FB-2はCharacterノブを12時に、Toneを最大までまわして、そこからちょっと微調整すれば簡単にあのRangemasterの音を出すことができます。特に説明書等のサンプルセッティングにも書かれていないんですが、その音があまりにRangemasterに似てるので、たぶん狙ってセッティングできるようになっているのではないかと思います。

また、フィードバック機能についてですが、使ってみると非常に自然なフィードバックを起こします。ただ、ペダルOFF時に使うと踏んだ瞬間ONになってからフィードバックするので、注意が必要かもしれません。そして、このフィードバックを起こす上で、どうやらフィードバックの起きる周波数帯以外を削っているらしく、ペダルをHOLDしながらなにかを弾くとワウ半止めのような独特の効果が得られます。
Feedbackノブは、このフィードバックの起きる周波数帯に働くバンドパスフィルタのSensitivity的なコントロールのようで、単純にそのフィルタの開閉時間の調整として使えます。かなり歪ませた状態でFeedbackノブを高めに設定し、ペダルをHOLDしながら何かを弾くと、音がワウっぽくなったりフィードバックしたりと、予測不能の変化をするので飛び道具として使うこともできます。
また、FB-2で起こしたフィードバックが別のフィードバックの呼び水となるようなこともあるため、ある程度ゲインと音量があれば一度フィードバックを起こすと踏み続けなくても次のフィードバックが起きやすくなります。

FB-2は、ただのブースターにオマケ機能がついたペダル、ではありませんでした。とんでもない奥深さを持った、本当にポテンシャルの高いペダルです。これ使いこなせたらすごいことになりそうです。
ブースターは何を選べば良いのか分からない、という方や、いろいろなブースト機能が欲しいという方、さらにもうブースターは極めたけどFB-2はまだ弾いたことがないという方、是非このBOSS FB-2 Feedbacker / Boosterを触ってみてください。
何かが変わるかもしれません。

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