ミニサイズペダルながら、多彩なコントロールを搭載し、そして低価格に、数々の名機をベースとしたペダルをリリースしている、「Mooer Audio Micro Series」。
今回、ニューモデルが一挙10種類登場したようですので、それぞれ見ていきたいと思います。
では、いってみましょう!
MOOER Blues Crab
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名前とデザインから、分かる人は一目で分かるかも知れません。ローゲインオーバードライブの名機であり、TS系とはまた違ったスタイルの定番オーバードライブとして知られる、「Marshall Blues Breaker」を元に作られたモデルです。元のモデルは80年代に、御三家と呼ばれたマーシャルの歪み系ペダルの1つで、現在マーシャルからも「THE BLUESBREAKER II」というモデルが発売されています。他、有名なフォロアーペダルとしてはAnalog.Man King of Toneなどが挙げられます。
コントロールはオリジナルモデル同様、Level、Tone、Gainの3つ。甘い歪みが特徴のモデルということですね。
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MOOER Flex Boost
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何故かというと、ベースになっているモデルがXotic AC BOOSTERだからです。
コントロールはVolume、Treble、Bass、Gain。オリジナル同様の2バンドEQを搭載します。オリジナルモデルは高いレスポンスを持った甘いサウンドのオーバードライブで、ブースター〜クランチ、ドライブサウンドと幅広い音作りが可能でしたが、こちらも同様、かなりいろいろな音作りに対応したモデル、ということですね。
MOOER Rage Machine
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ゴリゴリのメタルサウンドを作り出すペダルです。コントロールはLevel、Low、Highの2バンドEQとRage。Rageは歪みのキャラクターをコントロールするものということですね。かなり幅広いサウンド作りに対応したモデルです。ベースモデルはちょっと分からないです。もしかしたらオリジナルモデルになるのかな?
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かなり熱い音ですね!
MOOER Triangle Buff
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名前からもうお分かりだと思いますが、70年代の最初期のBig Muff、通称トライアングルマフをベースにしたモデルです。
コントロールはVolume、Tone、Sustain。ビッグマフといえば大柄な筐体で知られていますが、こちらはミニサイズでビッグマフサウンド、というのもおもしろいですね。
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オリジナルモデルとの比較
これは面白そうですね!
MOOER Blue Faze
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この「Blue Faze」は、60年代、Dallas-Arbiter期のファズフェイスを元に作られたペダルです。
コントロールはVolumeとFuzz。Fuzzノブが大きくて、足で回したりもできそうなのが良い感じですね。
サンプルムービー(Blue Fazeは8分35秒あたりから)
ファズフェイスらしい太い音が出ている感じですね。
MOOER Pure Boost
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このモデルは、あのXotic RC Boosterを元にしたモデルとなっています。
コントロールはVolume、Treble、Bass、そしてGainです。オリジナル同様の2バンドEQを搭載していますね。最大+20dbの増幅が可能で、2バンドEQはそれぞれ±15dBのコントロールができるアクティブEQです。
MOOER Trelicopter
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こちらもデザインから想像できるかと思いますが、有名な定番オプティカルトレモロ、Demeter Tremulatorを元にしたモデルですね。
コントロールはSpeed、Depth、Bias。オリジナルモデル同様のコントロールを搭載。オリジナルでは側面にあるトリムポットも、このペダルでは上面のノブとして搭載されているのでよりコントロールがやりやすくなっていたりします。
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サウンドとしては、オリジナルモデルと同じく、Fenderアンプ系のトレモロサウンドですね。
MOOER Ninety Orange
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コントロールはSpeedノブと、Vintage、Modernの切替スイッチを搭載。現行のPhase90に加え、EVHの使った様なフェイザーサウンドにも切り替えられるというもの。
なので、ベースモデルはむしろ切替スイッチ付の「EVH Phase90」というという方がより正しいかも知れません。
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Phase90の音ですね。
MOOER Eleclady
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アナログフランジャーということは、BBDを使って作られたモデルです。こちらも名前とデザインから分かりやすいですが、「Electro-Harmonix Electric Mistress」を元にしたモデルですね。
コントロールはColor、Range、Rate。そしてNormal(フランジャー)とFilter(フィルターマトリックス)の切替スイッチを搭載。オリジナルを踏襲したコントロールとなっています。
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MOOER Reecho
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コントロールはE.Level(エフェクトレベル)、F.Back(フィードバック)、Time、そしてTapeEcho、RealEcho、Analogの3つのサウンドを切り替えるスイッチを搭載。
Analogはアナログディレイ、TapeEchoはテープエコーをシミュレートし、RealEchoはナチュラルなディレイサウンドを作り出すモデルということです。
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ベースモデルは不明。オリジナルかも知れません。デザインというか、ホワイトに水色の文字の組み合わせはBOSS DD-3っぽいですけど、BOSSのデジタルペダルはRolandオリジナルDSPを使ってますから、コピーはたぶん無理かと思いますし。
Mooer自体、デジタルペダルの技術があるところなので、オリジナルのディレイペダルではないかと思われます。
と、いうわけで、Mooer AudioのMcro Series新製品10種類、まとめてご紹介してみました。
かなりすごいラインナップになってきましたね、このシリーズ。どれも面白そうですが、個人的には特にRage Machine、そしてTriangle Buff、Blue Fazeあたりがきになるところです。
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