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Fenderの赤くて小さな可愛いアンプ、「Fender USA Pawn Shop Special Greta Amp」試奏レポート

Fenderの Pawn Shop Specialシリーズとして新しく登場した、レトロな外観とコンパクトなキャビネット、そして赤いカラーが目を惹く小型チューブアンプ、「Fender Greta」を試すことができましたので、早速レポートしてみたいと思います!
では、いってみましょう!

Fender Pawn Shop Special Greta

Fender Pawn Shop Special Greta
こちらが、そのGretaアンプです。
17.1×25.4×18.41cmという非常にコンパクトなサイズのコンボアンプで、出力は2W。12AX7と12AT7真空管を1本ずつ使ったスタイルのフルチューブアンプです。
2つのコントロールはVolumeとTone。そして特徴的なVUメーターを搭載していて、本体には4インチのスペシャルデザインスピーカーを搭載しています。また、Guitarのインプットの他、Auxインプット、外部スピーカーアウト、およびラインアウト端子を搭載。いろいろな使い方が出来そうなモデルですね。

セッティングは、ギターにストラトキャスターを使い、直結で弾きました。さっそくレポートしてみます。

  • 操作性

非常にシンプルなコントロールなので、特に難しい点は無いと思います。まるでエフェクターのセッティングをするような気軽さで音を出せるモデルですね。
あえて言うなら、スイッチやギター用インプットも本体背面にあるので、設置場所にはほんの少し気を遣うことがあるかもしれません。といっても演奏中にいじる場所でもないので、それほど不便なことはないと思います。本体も小さいですし、スピーカーを搭載して3.95kg程度という重量なので、持ち運んで使うこともできそうだと思いました。

  • サウンドレポート

では、音について。まずは本体のスピーカーを使って音を出してみました。
音は、かなり「ダーティ」なサウンドです。Volumeを絞ればクリーンも出せますが、本体のスピーカーはどうしても小さいので、ローがあまり出ないクリーンサウンドとなります。これは物理的に仕方ないところではあります。
また、音は全体的にかなり暖かみのある方向に調整されています。しかし、例えばブリティッシュタイプのアンプにある暖かいダークな音色、というわけではなく、Fenderアンプらしいパキパキ感もしっかりあるのが面白いです。
雰囲気としては、Fenderの小型アンプ、Fender USA Champion 600を思わせる音です。しかしそれ以上に歪みやすく、歪み方もかなりファズよりな、独特のざらざらバリバリとしたサウンドが特徴という感じでした。音としては、非常に個性的で面白いアンプだと思います。
続いて、外部スピーカーを使ってみました。スピーカーキャビネットには、すぐ近くに置かれていたVox V112TVを使用。12インチのCelestionカスタムスピーカーを1発搭載した、小出力アンプ向けのスタンダードなキャビネットです。当然ですが、本体のスピーカーを使った時とは全く違う迫力が出ます。本領発揮、という感じになりますね。
まず、クリーンサウンド。本体のスピーカーで弾いた時は、どうしても何か頼りない感じの、ペラペラ系サウンドになってしまうんですが、12インチで弾くと上から下まで綺麗にバランスの取れたサウンドというのがよく分かります。クリーンサウンドは、どちらかというとハイを控えめにしたタイプです。それ以外は特に味付けもなく、ギターの生音がそのまま出力されるような、素直なサウンドとなります。
そこからVolumeを上げて歪ませていくと、徐々にGretaアンプの個性が強くなっていきます。歪み方は先ほども述べたとおり、ファズに近い独特の感じ。誤解を恐れずに言うなら、クリーンアンプにゲルマニウムトランジスタのFuzz Faceをつないで、Fuzzノブをあまり上げない程度(9〜12時くらい)にし、そこからアタックを強くしたようなサウンドになります。
あくまでもアンプなので、ピッキングそのものや音全体のダイナミクスレンジはかなり広いです。なのでファズフェイスの音がそのまま出てくる、というような感じとはまた違うんですが、雰囲気としてはそんな感じに思いました。確証はありませんが、オーディオ再生のことも考えられているためか、音そのものはハイを控えながらも、かなり上の方の帯域まで再生するようなタイプのアンプに思います。それがアタックがけっこう出る感じにつながっているのかも知れません。
また、Volumeを上げても得られるゲイン自体はそれほど多くありません。その分、ピッキングの強弱には非常に敏感です。Volumeを下げたクリーン設定でも、ちょっと強く弾けば簡単にクランチ程度の歪みにすることができます。見た目や機能も十分個性的ですが、それ以上にアクの強い音が出るアンプという感じですね。

正直、これは相当好みが分かれそうです。どちらかといえばクラシックなサウンドが好きという人にはたまらない、逆にモダンな歪みを求める人には合わないタイプのアンプといえますね。12インチとかのスピーカーを使えばそれも若干弱まって使いやすさは増しますが、本体のスピーカーで鳴らすと、よりその個性が強調されます。
音量については、けっこうVolumeを上げても本体のスピーカーを使えばかなり抑えられます。レスポンスも高いので、自室などでの練習用アンプとしてもポテンシャルは高そうです。ラインアウトも出来るので、無音でヘッドフォンを使っての練習やレコーディングにも対応できますね。歪みも個性的なので、レコーディングには特にうまく使うと変わった音が作れるのではないかと思います。

最後に、本体前面のVUメーター。これがすごく面白いです。アンプの歪み具合を表すメーターなんですが、これがまた感度が高く、本体の設定以上にピッキングに対して敏感に動くので、弾きながら見ていて飽きないと思います。
 
というわけで、簡単ですがFender Pawn Shop Special Gretaのレポートでした。
個人的にはかなり気に入りました。スピーカーに関しては、キャビネットを使って音を出す方が良いかなとは思います。スタジオやステージではアンプヘッドとして、家では小型コンボアンプとして、といった使い方がが良いんじゃないかと思いました。見た目は最高ですね。特にクラシックなギターサウンドが好きという方は、是非1度試してみてください。おもしろいアンプです。リーズナブルですし、部屋に置いておいても絵になるアンプですね。モノラルですが、音楽の再生用アンプとして使っても面白そうです。

デモムービー

 
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