ファズ ROTOSOUND RFB1 [送料無料!]【smtb-TK】 |
この「Rotosound RFB1」は、かつて1968年頃に製作されていた「Rotosound Fuzz Box」を元に復刻されたモデルです。
当初、Rotosoundからは1967年頃に「Fuzz Box」というファズペダルが発売されています。Rotosoundは「当時はエフェクターブランドとして有名だった」というわけではなく、当時から弦に定評あるメーカーでした。
60年代の英国で、畑違いの有名メーカーがファズペダルをリリース、といえばそのほとんどはOEMです。有名なところではMarshallのSupa Fuzz、そしてVoxのTone Benderです。これらはどちらもSola Sound(後のColorsound)によるTone BenderのOEMモデルで、RotosoundのFuzz Boxも同様にTone Bender MkIIを元にOEMモデルが製作されました。
1968年になると、Tone BenderがMKIIIへと進化します。その流れでVoxやRotosoundへ供給されるモデルもモデルチェンジされることになり、Voxのワウペダル筐体(下の部分)を用いた細長いスタイルのペダルに変更され、中身もTone Bender MkIIIを元にしたOEMモデルになります。
今回復刻されたRotosoundのFuzz Box「RFB1」も、この頃のモデルを元としたものです。ワウペダルの下部分と言われると、この細長い台形状の筐体が使われた理由がよく分かりますね。この頃のモデルはLed Zeppelinのジミー・ペイジがステージで使用したこともあったようです。
コントロールはVolume、Treble、Fuzzの3ノブ。Tone BenderはMkIIまで2ノブですがMkIIIから3ノブなので、それを踏襲した形となりますね。回路もTone Bender MkIIIのものと同じです。トランジスタはNOSの東芝製AC128が使用されているということです。(Effector Book Vol.18より)
このリイシューモデルはOEMではなく、正真正銘のRotosound製ファズペダル。UKファズらしいサウンドが特徴で、全世界2000台の限定モデルとなる、ということです。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
参考:
初期MkII時代のRotosound Fuzz Box
ヴィンテージVox Tone Bender MkIII
この時代のUKファズは音だけでなく外観や雰囲気にも独特の雰囲気があって良いですね。
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