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Bogner Ecstasy Red、スタジオで弾いてきました!Bogner3台の簡単な比較もします!

先日、スタジオに入ってBogner Ecstasy Redを弾く機会があり、いろいろと試すことができましたのでそのときのレポートをしたいと思います。
Bogner Ecstasy Redは、昨年発売されたオーバードライブ〜ディストーションペダルで、非常に人気の高いモデルとして知られています。Bognerが初めて発売したエフェクター3機種のうち1つで、残りのモデルは「Ecstasy Blue」(レビュー記事)、および「Uberschallicon」というモデルが出ています。
では、レポートしてみたいと思います。

Bogner Ecstasy Red

こちらが、Ecstasy Redです。有名なアンプ、Bogner ECSTASYのRedチャンネルのサウンドを再現したモデルとして作られており、歴代Ecstasyサウンドの要素も含めた、非常に多彩な音作りに対応しています。
Bogner Ecstasy Red
コントロールは、Volume、Treble、Middle、Bass、Gainの大きなノブと、Volume、Gainノブの下にある小さなノブを搭載。大きなノブは基本的に本体をONにした際のコントロールで、小さなノブはさらに左側のフットスイッチでBoostをONにした際のVolumeとGainを調整することができます。
また、本体上部にはvariac、mode、pre eq、structureのモードがありそれぞれON時に電圧を下げてハイとゲインを抑えるvariac、EQカーブとゲインを調整できるmode、ハイレンジの切替を行えるpre eq、そして歴代のEcstasyサウンドの風味を出すstructureスイッチとなっています。

Bogner Ecstasy Red
本体奥にはInput、Outputと、ステレオ入力でON/OFFとBoostスイッチを外部から制御するためのRemote端子、そしてアダプタ端子を搭載しています。
では、レポートしてみます。

  • セッティング


今回セッティングはこんな感じで行いました。ギターはレスポールカスタム、アンプはJC-120です。
使用したEcstasy Redは、The EFFECTOR BOOK Vol.18の連載でインタビューさせていただいた、魔法の箱の管理人さんのものです。

  • 操作性

まず操作性ですが、私はすでにEcstasy BlueUberschalliconを持っています。また事前にスペックも把握していました。なので特に迷うこともなく使えたのですが、非常に多彩なコントロールノブとスイッチを搭載しているので、何も知らずに使うとかなり難しいペダルとなってしまうのではないかと思います。
ただ、把握さえしてしまえば各コントロールの役割は明快で、各スイッチもVariacはけっこう変わりますが他は微調整レベルなので、各環境に合わせて選択して行けばOKだと思います。ノブのコントロールは一般的なアンプと同様なので、難しいことはないですね。
なお、Bogner Pedals3機種に共通する点なのですが、これらのペダルにはバッテリーの残量を測り、電圧が下がるとLEDが点滅して警告をするデジタル回路の機能が含まれています。この機能がけっこう電池を消費してしまう回路となっていて、電池駆動をすると減りが非常に早くなってしまう特徴があります。そのため、こだわりがなければ、また可能であればできるだけアダプタで駆動する方が望ましいと思います。
なお、デジタル回路を搭載してはいますが、他のアナログペダルを同じ電源から分岐させても特にノイズが乗るということはありませんでした。このあたりは環境によっても変わることがありますが、基本的に機種の違いによるものが大きい(対策されているか否か)ので、よほどの場合でなければ基本的に大丈夫だとは思います。万全を期すなら、デジタルペダルは個別の電源にまとめるのが良いとは思います。

  • サウンドレポート

では、音の方、いってみましょう。
実は今回、スタジオに残りのEcstasy BlueとUberschallも持って行き、多少比較することができました。JC-120だけでなく、MarshallのJCM2000でも音だしが出来ましたので、そのあたりも含めて書いていきたいと思います。
まず、基本的なEcstasy Redの歪みですが、サウンドはマーシャル系の歪みが特徴で、非常に幅広いゲインコントロールに対応しているというのが第一印象でした。本体のコントロールはもちろんのこと、ギター側のコントロールと合わせればクリーンからメタル向けのハイゲインまでOKです。
EQの効きも、強すぎることなく、それでいて十分に幅広く調整できるので、ミッドレンジを強くしたオーバードライブサウンドやフラットでカッティング向けなクランチ、そしてミッドレンジを強く削ったハイゲインまで簡単に作ることができます。発売されたBogner Pedalsの中では最も汎用性の高いモデルですね。
基本的にレスポールで弾きましたが、ストラトやテレキャスをつなげても相性が悪いということはありませんでした。それぞれのギターの特徴を殺すことなく、それでいてしっかりとEcstasy Redならではの音を作り出すという、ほとんどプリアンプのように使うことも出来るペダルでした。歪みの質自体は、Ecstasy Blueと非常に似ていますが、作れる音の幅が明らかに広く、また若干音も分厚い、というのが比較した印象です。
私はEcstasy Blueを持っていますが、正直アンプがJC-120ならばEcstasy Redの方がより多彩な音を作ることができますし、音も太いので良いのではないかと思いました。レスポールのようにギターそのものの音が太いならともかく、ストラトやテレキャスのようにシングルコイルのギターならばなおさら、Ecstasy Redの方が使いやすいのではないかと思います。
一方で、アンプがMarshall JCM2000になると、また違った印象となりました。
特にレスポール+JCM2000と組み合わせた場合に顕著なんですが、音そのものの立体感が、Ecstasy Blueの方がより強くなります。作ることの出来るゲインそのものはRedよりも狭くなってしまいますが、マーシャルで弾くとRedには若干平面的な印象があるのに対し、Blueは立体的でより音が前に出てきます。自宅のアンプでは比較していないのでなんとも言えないんですが、少なくともBlueに関して言うと、Marshallなら以前のレビューで述べたのと同様の印象でしたので、常にチューブアンプが使える、または自分のアンプを持っていてハイゲインを作る必要がないという場合は、Blueの方がより立体的で抜ける音を作れるかも知れないと思いました。
一方で、JC-120等のアンプを使うことがあり、また自分のアンプを持ち運ばずに備え付けのアンプを使うという場合、また1台のペダルでより幅広いゲインが必要となる、という場合に於いては、明らかにRedの方が使いやすいと思います。特にギターがシングルコイルならなおさら、Redの方が歪みの調整がやりやすいです。(シングルコイルでBlueだと若干足りない、という場合があります。)
RedとBlue、どちらが良いかという事に関して言うと、正直使い方次第で選ぶのが良い、と思います。どちらもギター、アンプの組み合わせによって、特にゲイン面での印象が大きくかわるところもあるので、試奏をする際にはできれば自分の環境に近い状態で弾くことをおすすめします。

さて、最後に、Uberschallの印象も簡単に載せておきます。
EcstasyのRedとBlueがスタンダードでマーシャル的な歪みだとすると、Uberschallは非常に個性的な音色を作るモデルという感じですね。特にEcstasyの2台が非常にモダンなサウンドなのに対し、Uberschallは若干ザラついた感じの歪みで、かなり特徴的な音色です。
実際これは自宅で弾いても似た印象で、接続するギターによって「ここまで違うのか」というほど音が変わるペダルなので、好き嫌いが大きく分かれると同時に、環境が合えばすさまじい音を出すことが出来るんですが、アンプやギターの相性が悪いと「あれ?」となることもあるペダル、と言えると思います。
 
というわけで、Bogner Ecstasy Redのレポートを中心に、Ecstasy BlueUberschalliconの比較をしてみました。
最後に、それぞれサンプルムービーを載せておきます。

Ecstasy Redサンプルムービー
Ecstasy Blueサンプルムービー
Uberschallサンプルムービー


なかなかカオスなスタジオの様子。実際はもっといっぱいエフェクターがありました。
 

 
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