昨今、ハイクオリティなデジタルモデリングプリアンプが発売され、人気を博しています。Fractal Audio SystemsのAxe-FxシリーズやプロファイリングアンプのKemper、モデリングアンプの老舗Line6のHelixシリーズや、ペダルタイプのAtomic Amplifire Pedal、先日発売されたPositive Grid Bias Headシリーズなど、ハイエンドなデジタルモデリングプリアンプは新たなギターアンプの形となっています。
アメリカのBlack Widow Audio Designsが発表した「MGP-1A Modering Guitar Preamp」は、そんなデジタルモデリングプリアンプの考え方を用いたフルチューブプリアンプです。世界初のフルチューブモデリングプリアンプとのことですね。
このプリアンプにはTung-Solの12AX7を4本使用したラック型3chチューブプリアンプです。3つのチャンネルはClean、Crunch、Driveの3つです。CleanチャンネルにはUS Vintage、UK Vintage、Class Aの3モデル、CruchチャンネルにはCali、UK800、Citrusの3モデル、DriveチャンネルにはRecto、Hot Rod、Euroの3モデルを選択でき、さらにCleanはMod、InputとBrightノブ、CruchとDriveチャンネルはMod、Bright、Deepボタンを組み合わせることで多彩なアンプサウンドをモデリングできます。
そして、CleanチャンネルはNoemal、CruchチャンネルはCrunch、DriveチャンネルはDriveコントロールに加え、それぞれBass、Mid、Treble、Volumeコントロールを搭載。あとEQ ShiftとAlt EQスイッチもありますね。
これらを使って作れるアンプには、Bogner EcstasyのPlexiモードやRed Channel、Bogner Fish PreampのBrownチャンネルとStratoチャンネル、Diezel VH4のCh3、Ch4、HerbetのCh3、ENGL Power BallのCh2 Hi Leadアンプといったモダンハイゲンアンプから、Fender ChampやBassman、Marshall JCM900やMesa/Boogie Markシリーズ、Orange AD-30など、多彩なアンプサウンドをシミュレート可能。様々なアンプサウンドのセッティング例が載ったアドバンスドガイド(pdfファイル)なんかも公開されたりします。
各モデルごとにオートセーブされる9のプリセットに加え、MIDIからの操作により128のプリセットを保存することも可能ということですね。
背面はこんな感じ。インプット、2アウトプット、MIDI IN、MIDI THRUやエフェクトループを搭載。2つのアウトプットはいろいろな機器に接続することを考えたパラレルアウトとなっているということです。
現時点では日本に入ってくるのか、入ってくるとしたらいつ頃なのか等はまだ全然分かりませんが・・・入ってくればまた話題となるのではないかと思います。
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