先月、2016年10月に発表され、話題となっているBOSSの新作エフェクターがついに発売となります。正確には明日、11/5の発売。ですが一部楽器店ではすでに入荷していたりするみたいですね。
それぞれ、改めて見てみましょう。
BOSS CP-1X Compressor
で、このMDPテクノロジーを使用し、マルチバンドで自動的に最適なコンプレッサーをかける、というのがこのCP-1Xの特徴。また、鏡面加工のコントロールプレートにシルバースクリューとなっています。
マルチバンドコンプレッサーは、どちらかといえばスタジオ用機器などに使われるエフェクトです。
プラグインなんかでも一般的で、たとえばこれはWaves C4という4バンドコンプレッサー。
音圧アップの定番、Waves L3はマルチバンドリミッターですね。
最近発売され、話題のプラグイン、iZotope NeutronのようにEQやマルチバンドコンプ、マルチバンドリミッターなどを自動でかけて最適なマスタリングを行えるというものもあったりします。
BOSS AD-2 Acoustic Preamp
プリアンプペダルということで、DIアウトも搭載。DIアウトはバランスドアウトです。XLR端子が一般的ですが、それは場所をとるので、これはTRS端子(ステレオフォン端子)を採用。どちらも3極の端子ですので、通常のラインアウト同様に使うことができます。
ピエゾピックアップで拾った音は、アコギそのものの鳴りとは違ってしまうという点を考慮し、Acoustic Resonanceコントロールで「まるで目の前でアコースティック・ギターを弾いているかのような生々しい自然な響きを実現」するとのこと。複数のパラメータをまとめてコントロールできるノブとなっています。さらにAmbienceコントロールでアコギ用にチューニングされたリバーブ、そして特定の帯域だけをカットするノッチフィルタも搭載。アコースティックギターではどうしても避けられないハウリングの問題も、これでハウリングが起きる帯域をカットすることで対応できる形となっています。