【エレキギター】Ibanez RG7421 【2月上旬発売予定】 |
7弦ギターを量産モデルとして初めて販売したのがSteve Vaiのシグネチャーモデルでも知られるIbanezで、一時期はSteve Vaiのファンではなくても7弦ギターのためにシグネチャーモデルを使う、といった状況もあったと言われています。
現在Ibanezでは、同ブランドを代表するRGモデルを見てみると最上位のシリーズであるj.customにRG8527Z、主力シリーズのPrestigeにRG2627ZEをはじめとしたモデル、こだわりの海外生産シリーズ、PremiumにもRG827QMZといった7弦モデルをラインナップしていますが、Ibanezのスタンダードなモデル、いわゆる無印モデルではRG7321というモデルがあったものの、現在ディスコンとなってしまっています。
しかし、Ibanezから新たな、手頃でスタンダードな7弦RGが登場です。
この「Ibanez RG7421」、Ibanezのスタンダードな7弦モデルということで、シンプルながらIbanezらしさを凝縮したモデルとなっています。
ボディはバスウッドで、3ピースのメイプルネックを搭載。ローズ指板24Fで、ピックアップにはAH1-7、AH2-7という7弦用ハムバッカーを2つ搭載。ブリッジはノントレモロのFixedブリッジとなります。コントロールは1Vol、1Toneに5Wayセレクターとなっています。
基本的には、スペックや外観等、旧モデルであるRG7321を継承した形ですが、ネックが7321はメイプルとウォルナットの5ピースネックだったのに対し、7421は3ピースメイプルと鳴っている点が違いますね。ネックシェイプは同じのようです。これはつまり、技術の進歩で間にウォルナットを挟まなくても、7弦に対する十分な強度が確保出来るようになったということかと思います。
すでにユーザーによる動画が上がっていることからも分かるとおり、海外ではすでに発売されているモデルです。Ibanezは世界的に売上げを見るとGibson Fenderに続く3番目のギターメーカーとなっていて、Ibanezギターがアーティストに与える影響も大きいです。
しかし日本では、特にIbanezが得意とするメタル系ではSchecterやESP系列ブランドのモデルの方がよく見かけると思います。シグネチャーアーティストも、Ibanezは海外のアーティストを膨大に抱えているのに対し、国内ではESPが非常に多いですね。これは要するに、各ブランドごとの戦略の違いですね。
ちなみにIbanezが海外を主力としているように、GibsonやFenderは日本をかなり重視しています。国内外を問わず、その国にとって「舶来」ブランドというのは特別ななにかがあるということなのかもしれません。考え出すと面白かったので書いてみました。
RG7421は、非常に手頃で使いやすそうな7弦ギターですね。7弦を使ってみたい、というプレイヤーにとっても、非常に良いモデルかと思います。
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