伝説の再来。あの「LUCY」がついにプレミアムギターズに入荷!!Gibson CUSTOM SHOPGeorge Harr... |
この「Gibson CUSTOM SHOP George Harrison/Eric Clapton 1957 Les Paul Standard "LUCY"」は、希有な運命をたどったとあるレスポールを甦らせたモデルです。
1957年12月に作られたそのレスポールは、ゴールドトップにビグスビー搭載の仕様でした。ジョン・セバスチャンが所有していたそのレスポールを1966年頃にリック・デリンジャーが購入します。しばらく気に入って使っていたそうですが、後にGibson Factoryにて当時の(SGの)スタンダードカラー、チェリーレッドにリフィニッシュを依頼。しかし、リックはリフィニッシュされたレスポールのサウンドが気に入らなかったのか、ニューヨークにあったダン・アームストロング(シースルーギターやプラグ付エフェクトでも有名ですね)の楽器店にて、別のレスポールと交換してもらうことになります。
次にこのレスポールを手にしたのが、エリック・クラプトンです。ダン・アームストロングの楽器店で購入しています。
1968年8月、エリック・クラプトンは、そのレスポールをジョージ・ハリスンに贈呈。ジョージはこのレスポールを“LUCY”と名付け、さっそく、超名盤として知られるWhite Albumのセッションに使用します。RevolutionのPVでも使用され、同じくWhite Album収録の「While My Guitar Gently Weeps」のゲストに参加したクラプトンのリードはこのLUCYで奏でられました。(かつて語られていた、クラプトンがリードを弾いてから手渡したというのは間違いだそうです。)
ソロになってからもジョージはLUCYを手放さず愛用し続け、73年1月、Rainbow Theatreでクラプトンと共演した際には、クラプトンの手で再びLUCYが奏でられる一幕も。ところが、同年このLUCYはジョージの自宅から盗まれてしまいます。ジョージはこのLUCYを探し回り、ハリウッドのGuitar Centerで販売されたことを知ると、購入者に代わりのレスポールとプレシジョンベースを渡して、LUCYと交換してもらいます。ジョージの手に戻ったLUCYは74年以降のステージでも使用され、ずっとジョージの手元にありつづけました。
今回復刻されたのは、そんな数奇な運命を辿ったレスポールです。
オフセットで合わされたメイプルトップに、1ピースマホガニーバックのボディ、1ピースマホガニーネックにシングルレイヤーのローズ指板22F仕様で、本物を元にしたカスタムのピックアップを2つ搭載。2Vol、2Tone、3Wayセレクターにアルミテイルピース+ABR-1ブリッジの仕様。
本物を元にしたフィニッシュや、CUSTOM刻印のトラスロッドカバー、オリジナルと同様に施されたエイジドレリックと、ほぼ完全に復元された形のモデルとなっています。もちろんネックのプロフィールなどもオリジナルを元に計測して作られています。
エリック・クラプトンによるサンプルとコメント(英語)
これは素晴らしい。まさにGibson Custom Shopならではのモデルだと思います。全世界100本の限定モデルです。
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