GibsonMemphis ES-335 Plain Top (Gold) |
同時に、これまでGibson Custom ShopのMemphisモデルとして作られてきた、ヒスコレ以外のスタンダードなハコモノモデルも、Gibson Memphis扱いとなって継続して製作されています。今回、そんな伝統あるES-335のスタンダードモデル、ES-335 Plain Topに、新カラー「ゴールド」が登場です!
ゴールドトップといえば、言うまでも無く1952年に発売されたGibson Les Paul Modelのスタンダードカラーとして有名なカラーです。シグネチャーモデルらしく派手でステージ映えし、さらに当時の白黒テレビでも写りが良いということで、レス・ポール本人の意見によりゴールドトップが採用された、ということですね。ちなみにLes Paul Customがブラックにエボニー指板なのは、演奏している指の動きが見やすいから、ということだったりします。
Gibsonギターで、ゴールドトップは実はLes Paul Modelが最初ではありません。元々はレス・ポール本人が、当時のGibson社長テッド・マッカーティに対し、病気で入院している友人のためにゴールドのギターを作ってくれと依頼したことが最初だと言われています。その時に製作した色を元に、GibsonはLes Paul Modelと、同時期(少し先)に発売されたES-295にゴールドカラーを採用。レスポールはゴールドトップ、ES-295はオールゴールドで作られました。クラシックでありながら、発売当初の衝撃的なカラーの持つ魅力は今も薄れていません。
この「Gibson Memphis ES-335 Plain Top Gold」は、これまでのGibson Custom Shop ES-335 Plain Topを継ぐモデルに追加された新しいカラーです。
ボディトップ、サイド、バックにはプレーンのメイプル合板、60sスリムテーパーの1ピースマホガニーネック、ローズ指板22F仕様で、ピックアップには’57 Classicを2つ採用し、2Vol、2Tone、3Wayセレクターを搭載。そしてテイルピース+ABR-1ブリッジとなっています。ペグはグローバーですね。これは現行のGibson Memphis ES-335 Plain Topに共通する仕様です。
そしてゴールドカラーです。Gibsonのハコモノゴールドモデルのスタンダードであるオールゴールド仕様となっていて、ゴールドのトップハットノブ、そしてアイボリーのセレクタースイッチノブ、エスカッション、ピックガード、バインディングを採用しています。指板インレイはドットです。
これは良いですね。元々個人的にゴールドトップのレスポールが好きってのもあるんですが、335にゴールドもよく似合っていて素晴らしいと思います。というかあまり違和感が無いと思いました。
サンプルムービー(これまでのCustom Shop名義の335Dotモデル)
クラシックながら新しさもある感じですね。ES-335って、クラシカルな外観ですがセミアコースティックという新しい形を作り上げたモデルで、あのFlying V等と同じ年に発売された革新的なギターとして作られたモデルです。そう考えると、最近のMemphisモデルにも見られるような新しい仕様を作っていくというのも335らしくてとても良いと思います。
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