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超かわいい小さなファズフェイス第2弾!「Dunlop Fuzz Face Mini Germanium FFM2」、速効レビューします!


NAMM SHOWで発表されて話題となり、そしてついに発売された、Fuzz Face Miniシリーズ。
最初のFuzz Face Mini Silicon FFM1に続き、Fuzz Face Mini Germanium FFM2も実売開始となりました。

実際のサイズはどんな程度なのか、そして音はどんな感じか。さっそくレビューしてみたいと思います。

Dunlop Fuzz Face Mini Germanium FFM2


こちらが、そのFFM2です。フットスイッチやノブのサイズを見ても、全体のサイズが分かりますね。
 

高さはこんな感じ。けっこう厚みがあるように見えますが、サイズが小さいため余計そう見えます。
 

ダンロップの人気ファズフェイス、JH-F1と比べると大きさはこんなに違います。デザインはしっかり踏襲しながら、これだけコンパクトになりました。
 

他のペダルと比べてもこんな感じ。MXRサイズのWELLS AMP 5:00 SHADOWや、コンパクトなファズフェイスペダルとして知られるCornell 1st Fuzziconと比べてもこれくらいの大きさになります。このペダルのコンパクトさが分かると思います。
 

コントロールはシンプルに、VolumeとFuzzのみ。このあたりはオリジナルFuzz Faceと同じですね。しかしよく見ると、ペダル中央にはLEDが付いており、本体の奥は右にIN、左にOUTと書かれていることからも、入出力端子の配置もスタンダードなものとなっているます。
 

そして、本体奥、IN/OUTジャックの間にはアダプター端子も搭載。スタンダードなセンターマイナスの9Vアダプターで駆動します。
 

本体裏面はこんな感じ。ネジ等不要の電池ボックスが付いているのが分かります。そしてそれ以上に、本体裏全体がゴムになっていて、そこに突起がないという点。つまり、ボードにマジックテープで固定するのも簡単にできる、ということですね。
 

電池ボックスを開けるとこんな感じ。
 

裏蓋を開けるとこのとおり。

通常ファズフェイスといえばこんな風にスカスカな中身なんですが、このペダルはかなり内部がつまっている感じですね。
 

トランジスタはゲルマニウムのNTE158を採用。2つともNTE158です。
 

こういう量産モデルではあまり見かけないマロリーコンデンサ(?)を採用。トリムポットはトランジスタのBias調整用だと思います。
 

フットスイッチはDPDTタイプ。バイパスは「トゥルーハードワイヤーバイパス」とのことです。リレースイッチに使うチップ等は見あたらないようには見えますが、電池やアダプタなしでもバイパス音は出ますので、いわゆるミレニアムバイパスか、または別の方法でLEDを点灯しているのかもしれません。
 

ポットはコンパクトなタイプですね。
 


基板には「FFM」とのみ書かれており、トランジスタ部には開いている部分もあります。つまりこのFFM、Fuzz Face Miniシリーズは現状おそらく共通基板だろうということが分かります。
 
というわけで写真はこんな感じです。では、レビューしてみましょう。

  • 操作性

最高です。ファズフェイスらしい見た目ながら、ボードでも場所をとることなく、また底面もフラットで使いやすく、右IN、左OUTの接続ができ、センターマイナス9Vのアダプタで駆動。ON/OFFを表示するLEDも搭載し、またFuzz Faceならではの本体上部が円錐状になっているため、フットスイッチのON/OFFも非常にやりやすいです。
もちろん、操作性として考えればMXRサイズのモデル等、モダンなクローン系ペダルならこれらの点はクリアしているものも多いですが、このペダルは見た目もすごくかわいいし、これはまさに革命的なファズフェイスです。

  • サウンドレポート

では、音も見てみましょう。まずはサンプルサウンドからいってみましょう。比較として、NKT275ゲルマニウムトランジスタを使ったファズフェイスペダル、Cornell 1st Fuzziconを使ってみます。

サンプルサウンド(コード)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
エフェクト:Cornell 1st Fuzzicon / Dunlop Fuzz Face Mini Germanium FFM2
※前半が1st Fuzz、後半がFFM2。サンプルは最初がギターVOLを7、その後10にしています。

サンプルサウンド(リード)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster フロントPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
エフェクト:Cornell 1st Fuzzicon / Dunlop Fuzz Face Mini Germanium FFM2 / Ibanez ES2 Echo Shifter
※前半が1st Fuzz、後半がFFM2

こんな感じです。コードとリードで、リードの方は常時Ibanez ES2 Echo Shifterをかけています。両ファズペダルのセッティングは、Volumeが3時くらい、そしてFuzzノブは最大からほんの少しだけ下げた、いわゆるFuzz Faceの魔法のセッティングとしています。
実際に弾いてみると、このペダル非常に素性が良く、使いやすいゲルマニウムファズフェイスサウンドそのもの、ということがとてもよく分かります。ギターヴォリュームを下げれば簡単にクリーンになりますし、ファズフェイスらしいジリジリしたサウンド、迫力のある和音と、ノブのある太いリードサウンドが特徴です。

一方で、1st Fuzzと比べてみると、音が全体的にローミッドよりとなり、ハイが少し抑えられているという特徴があるのも分かります。特に倍音の出方や厚みは1st Fuzzの方が圧倒的にあります。つまり、分厚くてゴージャスなファズサウンド、という観点から見ると、FFM2と1st Fuzzならば1st Fuzzの方に軍配は上がるかと思います。
逆に考えると、FFM2の方が1st Fuzzよりもすっきりした音、と見ることも出来ます。ファズフェイスは、古い楽曲には合っても、モダンな楽曲だと音が太すぎて使いにくい場合もあるかと思いますが、そういった場合はFFM2の方が使いやすく感じると思います。
なんとなくですが、「ファズっぽい、でもヴォーカルを邪魔しないバッキング」を作るときなんかにはFFM2は最適と言えますね。逆に、リードで思いっきりファズフェイスの音を出したいなら1st Fuzzの方がより向いていると言えるかも知れません。
そもそも1st Fuzz、特に今回使用したモデルは最初期モデルで、NOSのオリジナルNKT275トランジスタを用いて、ハンドメイドで製作されたモデルです。アダプタ駆動やLEDは搭載せず、Dallas-Arbiter時代に本物のFuzz Faceを組んでいたビルダーによるモデル。
一方、FFM2は今普通に入手できるゲルマニウムトランジスタを用いて、Jim Dunlopという大きなメーカーが製作する、手頃な大量生産モデル。こうして比較すること自体、特にオリジナルファズフェイスサウンドにどちらが近いか、という観点から見るとFFM2に勝てる要素はほぼない比較です。しかし、FFM2はそんな中でもパーツ類をしっかりと選別し、おそらくジョージ・トリップスの手が入っていると思いますが、音もバランスよく調整され、しっかりと丁寧に開発されたペダルです。
これまでファズフェイスに対してユーザーが望んでいたことをほぼ全て取り入れ、その上低価格で、かつハンドメイドのクローンモデルと比較しても遜色のないクオリティを実現している。これはまさに驚異的と言えるのではないかと思います。

なによりもこの見た目。この筐体を開発し、そして実現したJim Dunlopは本当に素晴らしいと思います。それぞれ好みやこだわりはあると思いますが、現在、現行品として入手できる手頃なゲルマニウムファズフェイスとして、このペダルは非常にレベルの高い、とても良いペダルなのは間違いありません。是非、お店などでも見かけたら試してみてください!良いペダルです!めっちゃかわいいし。
Dunlop FFMシリーズのサンプルムービー

 
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