またしても変わったピックが出てきました。
この「Tusk Buffer Mammoth Ivory Guitar Picks」というピックは、ロシアや北米の極寒地域で採ることの出来るマンモスの牙の化石を使って作られたというおもしろいピックですね。ピック自体の形状はスタンダードで、厚みも少し厚い程度ですが、素材が面白いです。
基本的には象牙に近い素材となっているということですが、当然、今象牙は高いですし、密猟など様々な問題を抱えています。そんな中、すでに太古に絶滅したマンモスの牙だけは問題なく使うことの出来る唯一の象牙素材として知られているようですね。
象牙の特徴は吸着性にあり、水分を弾いて表面がツルツルになるプラスチックと違って、汗をかいても指に吸い付くような操作感が得られるピックということです。素材としても高密度で硬いので、速いピッキングにも高いレスポンスを示し、また音もよりはっきりとしたトーンになるとのことです。
マンモスアイボリー自体も貴重な材となってきていて、年々収穫(?)量が減ってきているということですが、その材から手作りで作られるピックというのも面白いです。植物性の天然素材はけっこう見かけますが、動物性の天然素材をピックにするというのはなかなか珍しいのではないかと思います。他にあるのは本鼈甲くらいでしょうか。革のピックも見たことはありますが、ほとんど売ってないですし。
ピックのタイプは、ティアドロップ型の「Standard」、小さめなティアドロップの「Small Standard」、
Jazz IIIタイプの「Jazz III XL」、そして人差し指をささえるカーブとピックスクラッチ用のギザギザの付いた
Finタイプの「Sharkfin」となっています。
汗をかいても滑らない、というのはどの程度なのか、ちょっときになりますね。それにしても、こういう変なピックって高価ですけどおもしろいですね。
サンプルムービー
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