【オーバードライブ】Fulltone FULL-DRIVE3 [20th Anniversary Edition] 【11月末入荷予定】 |
ハンドメイドエフェクターブランドとしての先駆け的ブランドでもあり、LED付のトゥルーバイパスの重要性をいち早く説いたことでも知られるアメリカのFulltone。長年にわたりリリースされてきたこの名ペダルを、遂にアップデートしました。
この「Fulltone Full-Drive 3」は、これまでのFull-Driveを基本としながら、より多彩な使い方ができるようアップデートされています。Fulltoneの設立20周年を記念したバージョンとなっているのもポイント。Fulltone Custom Shopからリリースされる限定のアニバーサリーモデルという形です。
まず、これまでのモデルと比べ、サイズがひとまわり小さくなっています。小型化が進む今のエフェクターの流れに、少しですが乗り出したという感じでしょうか。コントロールはVolume、Tone、Overdrive、Boostの4ノブと、90s/Wide Asymの2モードクリッピング切替スイッチ、そしてオーバードライブとブーストの順序入れ替えスイッチを搭載。さらにDynamicsポットを搭載しています。
大きな変更点として、これまでオーバードライブON時にのみ有効だったブーストが完全に独立し、ブースト単体での使用も可能となりました。こう書くとシンプルな変更に思うかも知れませんが、これってけっこう構造的に大きな変更点だったりします。それにともなって、ブーストの位置をオーバードライブの前と後で選択できるようになっていますね。
そしてDynamicsポットの存在。このポットは、ブースターのサウンドにゲルマニウムダイオードによるクリッピングをどのくらいかけるかを調整するものです。ゲルマニウムダイオードクリッピングのブースターといえば、あの有名なCentaurを思わせる仕様ですね。
Fulltone Custom Shop仕様と言うことで、いろいろとこだわりも見て取れます。例えばOpampには現行のNJM4558ではなく、NOSのJRC4558Dを採用。4桁シリアルの、いわゆる艶有りタイプが載っています。ブースト回路にはJFETを用いたタイプが使われているとのことですね。
サンプルムービー
FD2とFD3の比較
全世界5000台の限定で生産されるモデルとのこと。アニバーサリーモデルということで、今後レギュラーモデル化されるのかどうかは不明です。かつてのFD2がイエローやホワイト、レッドモデルをCustom Shop名義で製作されたことを考えると、レギュラー化される可能性自体はあるとは思いますが、現時点ではどうなるか分かりません。
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