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レス・ポール氏の愛用した「Gibson Les Paul Recording」、ついに復活!

誰しもが認める偉大なギタリスト、故レス・ポール氏。彼の偉業については、レス・ポール特集!〜現代音楽の基礎を築いたスーパープレイヤー〜という記事でいろいろ書かせていただいたとおりです。
言うまでも無くGibson Les Paul Modelのシグネチャーアーティストであり、ワールドクラスのギタリストであったことはもちろん、数々の発明でも知られているプレイヤーですね。
偉大な発明家というのは、トーマス・エジソンやニコラ・テスラの名前を挙げるまでもなく、大きな成功の裏に様々な失敗があります。そして、その失敗も、時代を先取りしすぎたものであったり、後から考えてみれば合理的で意味のあるものだった、優秀なものだが販売に結びつかなかった、といったものがたくさんあります。
「Les Pul Recording」。このギターは、販売の面から見れば失敗のギターだったのかもしれません。このギターが発売された1970年代はもちろん、それから数十年が経った現在に於いても、ギターアンプは未だに真空管を使った古い構造のものが主流です。このことが、Les Paul Recordingが成功しなかった最も大きな理由と言えるのかもしれません。
レス・ポール本人は、一貫してこのLes Paul Recordingを使用していました。
参考動画
そのトーンはクリアで、非常に澄んだ音色。そして芯のあるサウンドで、どんなギターアンプを使っても、完全に再現することは難しいと思います。なぜなら、彼はギターアンプを使っていないんですから。

今回、GibsonからこのLes Paul Recordingが復活しました!「Gibson Les Paul Recording」は、オリジナルの仕様を持った2014年モデルとなるLes Paul Recordingということです。
ボディは、トラディショナルウェイトリリーフ、すなわちチーズ穴と呼ばれるような穴を開けて軽量化を施した、昔ながらのスタイルのマホガニーボディにAAグレードのカーブドメイプルトップをラミネート。60sスリムテーパープロフィールのマホガニーネックに、ローズ指板、そしてクライオ処理を施した22フレット仕様となります。5弦と6弦は21Fまでになっています。
そしてピックアップには、レス・ポール氏が発明したオリジナル「ローインピーダンスピックアップ」を元に改良が加えられた「LP Recording pickup」を2つ搭載しています。
このモデルの特徴でもある多彩なコントロールは、4つのノブがスタンダードな2Vol、2Tone。一番下にあるスイッチが3Wayのピックアップセレクターです。4つのスライドスイッチは、フロントとリア、それぞれのコイルタップと、フェイスアウトスイッチ、およびローインピーダンス時のグラウンドリフトとなっています。アウトプットは2つあり、Hi-Zが通常のギターと同じハイインピーダンス出力(アンバランスド)、Lo-Zが直接オーディオインターフェイスやミキサーに接続できるローインピーダンス出力(バランスド)となっています。レス・ポール本人はローインピーダンス出力でミキサーにギターを直結するセッティングを多く使っていました。(ギターアンプを使う場合もあったようです。)
ブリッジは、Bigsby B-7ヴィブラートとTune-O-Maticブリッジというスタイルです。

ちなみに、オリジナルのLes Paul RecordingはVolume、Decade(10種類のトーン選択)、Treble、Bassノブに3Wayトーンセレクター、3Wayピックアップセレクター、フェイズアウト、インピーダンスのHi/Lo切替が付いていました。アウトプットをHi/Lo別々にして、インピーダンス切替を省略したモデルも作られていましたが、今回のモデルは過去のどのモデルとも違う、より多彩で使いやすく多彩なコントロールとなっているのも特徴的です。そして、今回のモデルにはハイクオリティなJensenのオーディオトランスフォーマーを内蔵することで、Hi-ZとLo-Zの同時出力にも対応。ギターアンプで音を鳴らしつつ、ローインピーダンスの原音をミキサーやDAWに直結可能です。レコーディングの際のリアンプなどにも非常に有効なモデルとなっていますね。
その他、グローバーのギドニーボタンチューナーやマルチプライのスイッチプレート、独特のピックガードなど、オリジナルの外観をしっかりと再現しているのも良い感じです。
サンプル/デモムービー
デジタルレコーディングが一般的となり、自宅でも簡単にマルチトラックレコーディングが実現した現在。自宅をレコーディングスタジオにしてしまうことは非常に簡単な時代になりました。
自宅でレコーディングをする、それ以前にマルチトラックレコーディングを行う。それすらもレス・ポール氏の功績があればこそです。わざわざ大きく重たく場所を取るギターアンプを持ち出さずとも、ギターを直接オーディオインターフェイスに接続して音を録り、あとはアンプシミュレータやエフェクトをかけたり、リアンプして様々な音を出したりする。さらに、ハイインピーダンスアウトから本物のギターアンプの音も同時に録ることもできる。まさにレス・ポール氏が考えた箏に、時代が追いついたと言えるのかも知れません。「Recordung」というモデル名がいかに的を射たものであったか、いまさらながらに実感させられる気持ちになります。また、今回の復活に際し、ただ復刻をするのではなく、しっかりと進化させたGibsonの手際も見事ですね。外観をほとんど変えずに機能をしっかりと現代のニーズに合わせているところが素晴らしいと思います。
これはちょっと欲しくなるギターです。とても良いモデルだと思います。
 
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