きになるおもちゃ -ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト-

ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト


きにおも@Twitter
Facebookアカウント
instagramアカウント
Line@アカウント
きになるおもちゃ@Lineブログ

がっきや速報
楽器店のセール情報や限定特価品をまとめてみます

ボカロ曲

リンク切れ等がございましたら、メールかコメントに書いていただくと助かります



きになるリスト(ニコニコ動画) Youtubeチャンネル Instagram

当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

驚異的な演奏性!「Chickenpicks Shredder」レビューします!


オランダで個性的なピックを製作するChickenpicksというブランドのピックがあります。
熱収縮性のプラスチックを使って作られるそのピックは、完璧な形状で非常に長持ちするピックだということですね。
最近こういう変わったピックが面白いと思っていろいろ集めてみたんですが、今回はその中でも特に演奏性が高いと感じられるこのChickenpicks Shredderをレビューしてみたいと思います。

では、見てみましょう。

Chickenpicks Shredder


こちらが、そのShredderです。面白いほど真っ白なピックですね。
厚みは3.5mm。かなり厚手のピックです。
 

パッケージはこんな感じ。2枚買ってみました。
 

片面にはロゴが、もう片面には厚みが書かれています。厚みの書かれた部分は溝状に飛び出ていて、滑り止めの役目も果たします。
 

先端は尖ったような形状。ですが完全に尖っているわけではなく、少しだけ平坦な部分があります。
一見すると、ラムネかなにかにも見えるような、マットなホワイトのピックです。
 
実際に触ってみると、触り心地もお菓子のラムネに近いです。ヨーグレットというラムネ菓子があるんですが、あれに非常に似た手触りというと分かりやすいかも知れません。
もちろん、非常に硬くて、噛み砕いたりはとうてい不可能ですが、見た目といい、触り心地と言い、ヨーグレットに近いと思います。
なので、けっこうすべすべした感じの手触りですね。マンモス牙のTuskBufferピックや、本鼈甲ピックにあるような吸着感はありません。しかし、普通のプラスチックのピックとも違っていて、すべすべした手触りの割に、動摩擦係数は意外に大きいと思います。なので思ったほど滑ってしまうようなこともない感じです。
 

それでは、最近日本に入って来た高級ピックと比較しながら書いてみたいと思います。比較対象は、植物由来の天然素材、ゾウゲヤシの実を使い、独特の立体構造で作られるEssetipicks Speedy Taguaピック(レビュー記事)、そしてマンモスの牙を贅沢に使った厚みのあるピック、Tuskbuffer Big Stabbyピック(レビュー記事)です。どちらも非常に演奏性が高く、そして今回のChickenpicksよりも高価なモデルですが、果たしてどんな違いがあるでしょうか。
それぞれに共通するのが、どれも厚みのあるピックだということですね。Chickenpicksは3.5mm厚の熱収縮性プラスチック素材。Essetipicksは、厚みは特に公表されていませんが、持った感じだと3.5〜3.8mm程度だと思います。素材はゾウゲヤシの実。そしてTuskBufferは3.0mmのマンモスアイボリーピックですね。
それぞれ、が滑らないような工夫が凝らされていて、Chickenpicksは前述のとおり溝型の滑り止めが付いています。Essetipicksは親指のあたる部分に革が張られていて、人差し指側は軽いへこみがあります。TuskBufferは指の部分がへこんでいるだけですが、素材そのものに吸着性があり、それ自体が滑り止めの役割を果たしています。
実際に使うと、最も滑らないのがTuskBufferですね。これは圧倒的です。ここまで指がずれないピックはほとんどないと思います。Essetipicksは、革の張ってある親指側はほとんど滑らないんですが、意外に人差し指が動きますね。Chickenpicksは、Essetipicksの親指側よりは少し動く感じがするものの、人差し指側よりも滑りにくいピックです。TuskBufferが圧倒的すぎるだけで、普通のピックと比べるとかなり滑りにくいピックと言えますね。一般的な滑り止めの付いたピックよりも滑りにくいと思います。

続いて形状による弾きやすさ。どれも先端の形状などに違いがありますね。これはスタイルによってすこし感じ方が違うかも知れません。個人的に、最も演奏性の高い形状をしているのはChickenpicksだと思いました。Essetipicksも大変工夫された形状で弾きやすいと思います。これはピッキングの際にどの程度アングルをつけるかによって変わってきそうです。順アングルの人はEssetipicksの方が弾きやすいかもしれませんが、そうでなければChickenpicksの方がより弾きやすいと感じました。TuskBufferもかなり弾きやすいんですが、それが滑らない素材によるところが大きく、形状による演奏性の高さだけで言えば、この中では一番普通のピックに近いと感じました。
耐久性も推測してみましょう。実際にまだそれぞれ、買ってから長いこと使ったわけではないのであくまで推測としてですが、最も耐久性が高そうなのはChickenpicksです。これは・・・全く削れるような気配もなければ、曲がったりするような感じも一切ありませんね。触った感じでも分かる、恐ろしく高い耐久性を持ったピックだと思います。次がEssetipicksで、こちらもピッキングスクラッチ程度ではびくともしません。ChickenpicksとEssetipicksの耐久性はほとんど同じですが、感覚的になんとなく、Chickenpicksの方がより高い耐久性を持っているように感じます。TuskBufferも、一般的なピックとは比較にならない耐久性だと思いますが、他の2枚と比べると、少しだけ耐久性が落ちるような気がします。あくまでこれらは推測なので実際は違うのかも知れませんが・・・意外に、目をつぶって指先だけで感じ取る感覚って正確だったりするので、ほんの少しだけ参考になるかも知れません。
音色は、どのピックもかなり近いです。厚みがあって硬いピックなので、アタックが強めに出るような傾向はどうしてもありますね。アタックの強さは、一番強いのがEssetipicks、続いてChickenpicksで、最後にTuskBufferという感じでした。
一方、速いオルタネイトなどでの弦の滑りは、Essetipicksが圧倒的です。これは3D形状のなめらかなカーブが効いています。弦のひっかかりが軽減され、非常になめらかなピッキングができます。特に速いリードやスウィープピッキング、レガートなどにはまさに最適なピックだと思います。
Chickenpicksは、オールマイティに使いやすいピックです。弦の滑りもEssetipicksほどではないですが、一般的なピックと比べると圧倒的に良好ですし、全弦をピッキングするコードやカッティングでもとても楽にピッキングができます。ある意味最も楽なピックはこのChickenpicksかもしれません。
TuskBufferは、どちらかといえばオールマイティなピックだと思います。しかし、なによりも指先が一切動かないと言えるほど滑らないピックなので、ピックの先端の点でピッキングができるような感覚になります。なので、ザクザクと刻むピッキングや、速いオルタネイト、もっと速いトレモロピッキングなどにも向いていると思います。コードバッキングやカッティングもやりやすいです。
3者3様、どれも非常にレベルの高い作りのピックだと思いました。順アングルでスウィープなども多用するスタイルなら間違いなくEssetipicksがトップですし、ステージなどで汗で滑らないピックならTuskBufferが圧倒的です。Chickenpicksは、全てに於いて非常にレベルが高く、どんなスタイルにも適合できるピックだと思いました。

Chickenpicksもピックとして見ると高価なものだとは思いますが、他の2つよりは手頃ですし、自分にあった形状を選ぶための割安感のあるトライアルセットも用意されていて、とても親切かつ真面目に作っている印象がありました。
芸術的なEssetipicks、超高級素材のTuskBuffer、そして真面目な作りのChickenpicks。それぞれイタリア、アメリカ、オランダと、少し国民性も垣間見れますね。どれも素晴らしいピックだと思います。
それにしても、この比較した3枚のピック、合わせたら約1万円になるんですよね。そう考えると、こういう高級ピックの世界ってすさまじいものがありますね・・・。
 
人気blogランキングへ にほんブログ村 音楽ブログへ



にほんブログ村 音楽ブログへ
免責:
紹介している商品のリンク先の販売店、およびメーカーと管理人は関係ありません。
仮に御購入の際になんらかのトラブルがおきましても管理人は責任を負いかねます。
当サイトは楽天アフィリエイト、Amazon.co.jp アソシエイト、Yahoo!アフィリエイト、アクセストレード、A8.net、リンクシェア、Google Adsence、iTunesのリンクを使用しています。
また、当サイトと同じ改造を行って何らかの問題が発生した場合も責任は負いかねます。ご了承ください。
Privacy Policy