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Moogが作るコンパクトエフェクター!minifoogerシリーズ遂に日本上陸!

遂にやってきます!
ロバート・モーグ博士の開発したアナログシンセサイザーを中心とした製品を製作するMoogの、ペダルエフェクターラインMoogerfoogerから派生した、特にギター/ベースをターゲットとしたよりコンパクトなペダル群、「minifoogerシリーズ」。
かねてより海外で発売されており、日本に入ってくるのを待っていた方も多いのではないかと思います。とうとうやって来ました!
現在5つのエフェクターがラインナップされているこのシリーズですが、うち4つがまず入って来たようです。それぞれ見てみましょう!

というわけでまずはこちら。「MF Drive」です。なんとオーバードライブペダルですね。非常に高いレスポンスを発揮するラダーフィルターやFETプリアンプ、OTA等のフィルターを搭載して作られるドライブペダルです。
コントロールはGain、Filter、Tone、OutputノブとDrive、Peakの2つのスイッチです。Gainは入力レベルの調整で、そのまま歪みのゲインをコントロール。Driveスイッチにより、ローゲインとハイゲインを切り替えることができます。Filterはカットオフ周波数の調整で、Peakスイッチと組み合わせて使います。PeakがOffの時、Filterはハイを抑える働きをし、Onの時は設定した周波数帯をブーストする特性となる、とのことですね。Toneは音色を調整する物ですが、一般的なドライブペダルのものとは異なり、「左いっぱいに回した状態では、ダークで低音域が豊かなトーンに、そこからセンター・ポジションへ回していくと中音域をわずかにえぐったようなアメリカン・チューブ・アンプのようなトーンから、よりブリティッシュ・スタイルの中音域を強調したようなトーンへと変化し、右いっぱいのセッティングではトレブルを強調し、タイトに締まったローエンド、スムースで明瞭なトーン」となる、とのことですね。Outputは音量の調整となります。
エクスプレッションペダル端子を備えており、エクスプレッションペダルを用いてFilterノブをコントロールできます。これにより、ドライブペダルとしてだけでなくワウペダルとして使うこともできるとのことですね。
サンプルムービー
 
続いてブースター「MF Boost」です。Moogのブースターというだけでなんかすごそうな響きですね。
VCA回路とOTA回路を使い分けることで2種類のブーストサウンドが得られるペダルとのことです。コントロールはGain、Tone、VolumeノブとBoostスイッチとなっていて、オーバードライブペダルのようなコントロール構成です。
Gainはインプットゲインの調整で、Toneはいわゆるトーンコントロールと同様の使い方ができますが、ただのハイカットというわけでもなさそうな感じですね。右回りでハイが強く、左周りでローが強くなります。Levelは音量。最小設定でも音量はゼロにならないとのことですね。そしてBoostスイッチで、ブースターをVCAとOTAで切り替えます。VCAは素直なブーストが特徴で、OTAはミッドを強調したブーストが特徴ということですね。
さらにエクスプレッションペダル端子を搭載し、これでGainコントロールを調整可能。設定によりオーバードライブサウンドも得られるということです。
サンプルムービー
 
続いて、トレモロペダル「MF Trem」です。これもやっぱりMoogらしく、只者ではないようですね。「平衡変調器とサブオーディオVCOによって構成されたアナログトレモロペダル」とのことです。
コントロールはShape、Speed、Depth、Tone。Shapeノブはトレモロの波形を連続可変できるコントロールです。中央ではオプティカルトレモロのようなスタンダードな波形、右いっぱいに回せばフルヴォリュームから徐々に音量が減衰し、最小になってまた音量が上がるタイプ、左いっぱいに回せば逆に、音量が最小から始まって最大まで到達するとまた最小になるというタイプのトレモロとなります。Speedはトレモロの揺れるスピード、Deothはトレモロの揺れ幅の調整で、Toneはトレモロのかかり方と音色を調整できるもので、全周波数帯にトレモロがかかる強力な音色から、よりマイルドな音色、そしてダークな音色へと、トレモロサウンドを調整できます。
エクスプレッションペダル端子も搭載。スピードをリアルタイムにコントロールできます。
サンプルムービー
 
最後に、リングモジュレーター「MF Ring」です。Moogのリングモジュレーターといえば、MF-102という名機がありますが、こちらはMF-102をベースとしながらよりシンプルなコントロールでMoogらしいリングモジュレーションサウンドを実現したものです。
コントロールはFreq、Mix、Toneのみ。Freqは内部オシレータのピッチ(周波数)をコントロールするもので、これを動かすことでオクターヴアップ的な音色から鐘やブザーのような音色、そしてシンセのような音色へと音を可変することができます。Mixノブは原音とエフェクト音のバランス。この調整で、原音のバックに不協和音が重なるようなサウンドから、リングモジュレーターならではの強烈なサウンドまで設定可能。最後にToneで、エフェクト音にかかるフィルターのカットオフ周波数を調整。ブライトな音色からダークな音色まで調整することができます。

もちろんエクスプレッションペダル端子を搭載。Freqを動かして、非常に個性的な音色を作ることができます。
サンプルムービー
 
というわけで、minifoogerシリーズのペダル4機種を見てみました。個人的にはやはりMF Drive、そしてMF Ringが特に弾いてみたいです。まぁRingの方は想像が付きますが、MF Driveはどんな感じなのか・・・非常にきになるペダルですね。
 
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