それが「FREE THE TONE TRI AVATAR MULTI-DIMENSIONAL CHORUS TA-1H」です。
Free the Toneの最新エフェクターであり、多機能なコーラスペダルですね。
さっそくいってみましょう。
FREE THE TONE TRI AVATAR MULTI-DIMENSIONAL CHORUS TA-1H
というわけで、TA-1Hです。3つのヴォイスをもつマルチヴォイスコーラスで、Left、Center、Rightノブを使ってそれぞれのヴォイスを個別にコントロールできます。Left、Center、Right、Hi-Cut、Rate、Level、Dry MixノブとON/OFFと4つのプリセット選択フットスイッチを搭載。4つの端子は1インプット、2アウトプットとエクスプレッションペダル端子となっています。2アウトを使ってステレオコーラスとしてはもちろん、モノラルで使用することも出来ます。モノラルの場合3つのヴォイスがミックスされて出力されると言うことですね。エクスプレッションペダルはRATEもしくはHI-CUTノブをコントロールすることができます。
24bit AD/DAコンバーターを内蔵するデジタルコーラスペダルで、「フリーザトーン独自の信号処理とアルゴリズムにより、ノイズ発生を抑えた次世代のコーラスサウンドを生み出し」たということです。MIDIコントロールも可能なペダルです。
今回は通常のギター、アンプでの試奏ということで、ステレオやMIDIなどのコントロールは触っていません。
では、レポートしてみましょう。
- セッティング
Fender Stratocaster
店員さんとの会話に夢中でモデル名わすれましたw
↓
Dr.Z Z-Drive
Dr.Zより独立2ch Over Driveが発売!!Dr.Z(ドクタージィー)Z-Drive |
FREE THE TONE TRI AVATAR MULTI-DIMENSIONAL CHORUS TA-1H
Free the Tone / TRI AVATAR Multi-Dimensional Chorus TA-1H【御茶ノ水本店】 |
Roland JC-120
というセッティングです。Z-Driveと一緒にも弾いてみました。
- 操作性
【エフェクター】★今なら当店内全商品ポイント5倍です!Free The Tone TA-1H [TRI AVATAR Mult... |
- サウンドレポート
では、音についてです。
まずは単体でのコーラスサウンドから。とりあえずいろいろノブを12時にした状態から音を出してみました。
FTTというブランドのサウンドイメージといえば、やはりかっちりとしたクリアなトーン。このTA-1Hもやはりそのイメージ通りのサウンドという感じですね。コーラスペダルによく言われるサウンドといえば「暖かみのあるサウンド」という言葉。主にアナログコーラスやそのサウンドを模したペダルを指して言われる言葉ですが、TA-1Hにはあてはまりません。
TA-1Hのコーラスサウンドは、キンとした冷たいコーラスサウンド。透明感のある、ハイファイ感のあるサウンドともいえる音色です。80sラックコーラスや、TCのSCF+、Rocktron Deep Blueなどのサウンドをイメージさせるものです。
3つに分けられたDEPTHコントロールセクションですが、モノラルだと本領を発揮している感じはしませんでした。やはりステレオで使ってこそのコントロールだと思いますが、それでも一般的な1ノブのDEPTHコントロールと比べ、音の調整幅は圧倒的に広いです。コーラスのかかりの深さを細かく細かく調整できるので、音作りにどこまでもこだわることができるようなペダルですね。
DRY MIXはWET 100%〜WET 50%/DRY 50%までの設定。コーラスサウンドの強さを調整することができます。調整幅をあえてこの範囲に絞ることで、ここでも音の微調整ができるようになっています。WET 100%ではヴィブラートなトーンになりますね。
HI-CUTコントロールで音のぎらつきを抑えることができます。絞っても音がクリアなので、「暖かみのあるコーラス」を作るタイプのものではありませんが、ギターやアンプの組み合わせなどで音を綺麗に調整できるため、いろいろな会場で使う際には重宝しそうです。LEVELコントロールはブーストもできますね。
続いて、Dr.Z Z-Driveとの組み合わせ。つまり、歪みと一緒に使ったときの音です。
これは最初に音を聴いた時から予想していましたが、やはり歪みとの相性は良いです。クリアで冷たい感じのコーラスなので、音のバランスを崩すことなく、コーラスをかけることができます。
よくCDなんかで聞くような、綺麗にマスタリングされたコーラスのかかった歪み、そんな音が出ますね。ちょっと80年代風の音を作ったりするのには良い感じだと思います。今回同時に試したZ-Driveがものすごく太い音のペダルだったにもかかわらず、コーラスをかけても音が崩れないのは流石ですね。
また、プリセットも選択してみました。はじめから入っているプリセットは一切いじっていませんが、このペダルが広く音を作れるということがよくわかります。うっすらと背景にかかるようなコーラスから、うねうねとうねるようなコーラスまで、広くセッティングを作ることができます。
というわけで、FREE THE TONE TRI AVATAR MULTI-DIMENSIONAL CHORUS TA-1Hの試奏レポートでした。個人的に好きな音のコーラスです。コントロールも使いやすくて詳細に音を作ることができるので、使っていて面白いペダルですね。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
サンプルムービー4
是非、試してみてください。
人気blogランキングへ
Follow my blog with Bloglovin