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エレハモの最新小型ビッグマフ!「Electro-Harmonix Nano Big Muff」弾いてきました!レポートします!


2013年の12月、あのSoul Foodと共に製作が発表され、先日発売となった、過去最少のビッグマフペダル「Electro-Harmonix Nano Big Muff Pi」。
今回少し弾く機会がありましたので、私の現行Big Muff Piと第3期のBig Muff Piを持って行って、実際どんな感じなのか試してみました。
各種ビッグマフの音色の違いはこちら

果たして最新のビッグマフはどんな音色なのか、さっそくレポートしたいと思います!

Electro-Harmonix Nano Big Muff Pi

こちらが、そのBig Muff Nanoです。MXRサイズの筐体を使ったビッグマフペダルで、現行Big Muff Piと同じ回路を用いたモデルということですね。
コントロールはVOL、TONE、SUSTAIN。シンプルな3ノブ仕様で、基本的にはサウンドなども現行マフと同じ、というモデルですね。
では、レポートしてみましょう。
 

  • セッティング

Fender USA American Standard Stratocaster


Electro-Harmonix Big Muff π Original

Electro-Harmonix Big Muff π 3rd


Electro-Harmonix Nano Big Muff Pi

Roland JC-120
Roland JC-120
今回のセッティングはこんな感じです。ビッグマフを2つ、鞄に入れて持って行くのはなかなか大変でしたw
でも、おかげでかなりいろいろなことが分かったと思います。
 

  • 操作性

続いて操作性について。これはもう、言うまでも無いと思いますが、最新のNanoモデルが一番使いやすいです。第3期、現行ともに「ビッグ」な方はアダプター端子がミニピンジャックですし、そもそもやたらでかい筐体はペコペコする鉄板で作られていて弱いですし、塗装も傷がつきやすいです。
ただ、それでこそ「ビッグマフらしい」と言う感覚もたしかにあり、Nano Big Muffは使いやすいけど普通のエフェクターという感覚がありました。とはいえそれはただの好みです。使いやすさは明らかにNanoモデルと言えます。
 

  • サウンドレポート

では、音についてです。
まず、Nano Big Muff単体で音を出してみました。
第一印象は、まさにマフという感じです。この時点で、あー確かに現行モデルに近いかな〜、と思ったのは先に説明文を読んでいたことによる先入観があったかもしれません。実際に比較してみると、けっこう驚きの結果でした。
ノブの位置をいろいろ変えつつ、現行のBig MuffオリジナルとNano Big Muffを比べてみました。ちなみにアダプタの変換プラグが1つしか無かったので、同時に3台鳴らす事はできていませんw
で、オリジナルとNano Big Muffを並べて比べると、即座に分かります。エレハモは「全く同じ音だ」と言っていますが、音はけっこう違いますね。
どう違うかというと、Nano Big Muffの方がアグレッシブです。オリジナルモデルはちょっと音が甘い感じですね。その代わりローがやたら出ます。そのため、グロウルやドゥームのような、多弦ギターをダウンチューニングにして重たいリフを弾くなら、現行オリジナルの方が適していると思います。ルーズでぶっといローエンドと共に、ゲインを上げれば鋭い倍音のバイト感が得られるサウンドとなります。
Nano Big Muffはというと、もっとファズっぽさが強く、とくにローが削られていて、全体的にまとまった音になりますね。もちろん音の方向性はたしかに似ていますし、Toneの位置に関しては同じ位置で同じだけ高域が削られるような印象でした。ゲインは、若干ですがNanoの方が高いです。けっこう元気がある感じで悪くないんですが、現行オリジナルモデル特有の、ミドルゲインで中域に透明感のある立体的な音はでませんでした。
思っていたより音が違うんだな・・・そう思い、次に第3期と比較してみます。
うちの第3期モデルは、その中でも後期型にあたります。EH3034基板で、Opampモデルが作られた1978年より後のモデルとなります。この時期のBig MuffにはトーンをバイパスできるTone Bypassスイッチが付いているんですが、その音は絶対にNano Big Muffとは違いますので、Toneは有効にした状態での比較となります。
適当にノブの位置を合わせて音を出してみると、まず音量の違いが分かります。Nanoモデルの方が音量が高めに設定されていました。なので、そこだけ合わせながら、GainとToneを同じように設定して音を出してみると・・・
びっくりするほどよく似ています。試奏レベルの音量でははっきり言って区別がつきませんでした。録音したり、大音量で鳴らせばまた違いがあるかも知れませんが・・・音の厚み、歪み方、ゲインの高さなど、まったく同じと言って良いほどよく似ていました。
逆に言うと、現行オリジナルモデルはかつての第3期モデルと比べ、ローが出過ぎ、クリッピングが強すぎという可能性が考えられます。Nanoではそこが修正され、より「元ネタ」である「第3期」のモデルに近づいていると言えます。
前述のとおり、第3期Big MuffのTone BypassサウンドはどうがんばってもNano Big Muffで作ることはできません。しかし、Toneが有効な状態なら、その音色は全くと言って良いほど同じです。トーンを下げたり上げたり、ゲインを下げたり上げたりしながらかなりのセッティングを比較しましたが、これといった違いは音量の差以外に感じられませんでした。
個人的な感想では、このNano Big Muff、現行のBig Muff Pi Originalよりも使いやすい音だと思います。そして、ヴィンテージにより近い音色なのも間違いありません。
現行モデルは、例えばKOЯNのような重たい音を作るには最適です。同様にベースで使えばこちらの方が良い音になると思います。
ただ、ローエンドの厚みをあえて求める必要がないなら・・・そしてヴィンテージMuffサウンドに近い音を出したいなら、Nano Big Muffの方がそういった音色に向いていると言えると思います。
正直、これは予想外の結果でした。雰囲気として、第3期→現行オリジナル→Nanoという流れで、モダンなサウンドになるんじゃないかと予想し、第3期のモデルは持って行かなくても良いかと思ったんです。ですが、実際に比較してみることで、Nanoモデルが第3期のサウンドに非常に近いということが分かりました。これは大きな収穫だったと思います。
最初はあまり個人的に興味が持てなかったNano Big Muffなんですが、実際弾いてみるととても良いと思いました。これは是非、機会があれば試してみて欲しいと思います。もしかすると、このペダルにTone Bypassモードを追加するモディファイなんかも出て来ることがあるかも知れないな、と感じました。
 
サンプルムービー
現行オリジナルとNanoの比較(音出しは1分10秒あたりから)
ブラックロシアン、現行オリジナル、Nanoの比較
昔録った、5種類のUSAマフ比較

electro-harmonixNano Big Muff

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価格:11,059円(税込、送料込)

 
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