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「One Control Hooker's Green Bass Machine」裏技レポート!ギターでベースODを試してみました。レポートします。


エフェクター、スイッチャーをはじめ、様々な機器をラインナップしているOne Controlが初めて製作したベース用のオーバードライブ、Hooker's Green Bass Machineを早速試してみました。
このペダルは、他のOne Controlエフェクター同様Mad ProfessorBearfootなどのペダルの設計も手がけるBJFによるベースオーバードライブです。
設計者がこのペダルについてはこう語っています。

Hooker's Green Bass Machine(HGB)は、1950年代以降であればどんなジャンルにも使えるベースマシンだ。特にDRIVEをフルアップにした時のイメージはMotorheadのレミーのベースだ。
さらに、ギターとトランジスタアンプ、チューブアンプの両方でもテストしたが、どんなギターアンプ、ピックアップとも相性が良かった。裏技として使ってみても良いだろう。
───Bjorn Juhl

つまり、ギター用のオーバードライブとしても使えるとBJFが言っているということで、とりあえずその裏技を試してみようと。レポートしてみます。

One Control Hooker's Green Bass Machine

こちらが、そのHooker's Green Bass Machineです。以下HGBと書きます。基本的にベース用のオーバードライブですが、よくあるベース用ODのような大型筐体でDIのためのXLR端子も付けた・・・みたいな形ではなく、ギター用のオーバードライブのようなミニサイズに3ノブを搭載するペダルです。
最近はベーシストも複数のペダルを使うことが珍しくなくなっており、そのためフットワークの軽さを重視したペダルを作った、ということでこの形になったようです。コントロールはVOL、TREBLE、DRIVE。そして側面にはローブーストのできるLOWトリムポットが付いています。
One Control / Hooker\\\'s Green Bass Machineフッカーズグリーンベースマシン ベースオーバードライブ
ミニサイズながら少し長めのオリジナル、アルミ削り出し筐体とすることで電池駆動も可能。この写真のペダル側面にある丸い小さい穴がLOWトリムポットです。
ベース用ペダルとして使った場合、ローゲインではヴィンテージベースチューブアンプの歪み、ゲインを上げるとSUNN等の古いトランジスタベースアンプの歪みとなり、今最も一般的なモダントランジスタベースアンプで使用することで様々なベースサウンドを作る、というコンセプトとなっています。
では、ギターで使えばどうなのか、レポートしてみます。
 

  • セッティング

Fender USA American Standard Stratocaster


One Control Hooker's Green Bass Machine

Roland JC-120
Roland JC-120
いつもの感じです。ストラトにJC。
 

  • 操作性

操作性に関しては、ベース用ペダルなのでギターで使うと使えないセッティングがあったりするのは仕方ない、と思っていたんですが、TREBLE、DRIVEノブ両方とも、全ての設定でギターでも問題なく使えました。試奏なのでVolはフルアップまでしていませんし、トリムポットは触っていません。ノブの役割なども特に迷うことはないと思います。ギタリストもベーシストも。
 

  • サウンドレポート

では音についてです。
まずはとりあえず、VOLは適当に合わせながらTREBLEとDRIVEそれぞれ12時の位置から音出しをスタートしてみました。驚いたのは、かなりクリーンさがある音だということです。周波数特性はまるで違うので音としては全然別ですが、あくまで歪み方、ゲインの雰囲気として近いのがKlon KTRのGainノブ12時あたりの歪み方です。有名な話ですが、KlonのGainノブは2軸ポットになっていて、クリーンミックスが同時に動いています。対してHGBの場合、ベースドライブでありながらBlendノブがありません。クリーンミックスはベースサウンドの芯を太くするために有効なコントロールですが、HGBは「ベースシグナルを完全に扱えるダイナミックアンプリファー回路」を搭載することにより芯の太さを確保したということです。これが結果的に、クリーンがミックスされたドライブサウンドに近い音が出る、という意味ではないかと思います。
前述の通り、周波数特性は全然違うので、HGBがKTRの代わりになる、ということはありません。あくまで歪み方が似てるということです。
HGBのDRIVEをさらに上げていくと、ゲインは少しずつ上がっていきます。フルアップではスタンダードなオーバードライブの12時〜1時くらいのゲインという感じになります。なので、全体的にギターで使うとゲイン低めのドライブサウンドになります。ただ、ここがベースドライブならではということなんでしょうけど、特にローがどっしりとしているので、ミュートでリズムを刻んでもしょぼくない音になるのが特徴ですね。これは他のローゲイン系ドライブをブーストするような使い方をしても面白いかもしれないと思いました。
また、ゲインは高くなりませんがその代わりというか、恐ろしいほどレスポンスが良いです。よくあるトランスペアレント系のドライブペダル、それを超えるんじゃないかってほどのレスポンスです。ギターのヴォリュームで完全クリーンも余裕です。
歪みの音の印象としては、とにかく「澄んだ音」が出るペダルという感じでした。ローエンドはがっちり出るんですが、クリーンっぽい芯の強さが常にどこかにあって、安定しています。例えば冬の朝の凜とした雰囲気や、済んだ冷たい水の流れのような、そういうイメージを抱かせる音のペダルだと思いました。透き通っているけれども強く、どこまでも前に出て来る音です。そして、似た特性のギター用のオーバードライブは、前述のとおり歪み方だけはKTRっぽいとは思ったものの、こういう音のペダルって思い浮かびませんでした。
ちなみにTrebleコントロールは普通にToneとして使えますが、BJFペダルらしく、効き幅は狭いです。基本的にギターサウンドに忠実な、ナチュラルな特性ですね。
 
というわけで、One Control Hooker's Green Bass Machineの裏技レポートでした。
ベースペダルをギターで使うと面白い、ってのはかなり昔にXotic Bass BB Preampのレポートをしたこともありました。他にもベースペダルをギターで使うとまた違った趣で良い音がでる、というモデルがまだまだ眠っているのかもしれませんね。
 
ギターでHGBのデモムービー

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