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「Catalinbread Zero Point」!オープンテープの持つトーンと揺らぎ、さらにスルーゼロフランジャーを組み合わせたヴィンテージテープマシンシミュレーター!

アメリカの人気エフェクターブランド、Catalinbreadから新しいペダルが登場です。
この「Catalinbread Zero Point」は、かなり変わったスタイルで古いオープンリールテープのサウンドをシミュレートするというものです。
上のフットスイッチがエフェクトのON/OFF、下のフットスイッチがモメンタリー式のフットスイッチとなっています。表にあるコントロールはこれだけ。内部に音量を調整するGainトリムポットがあるということですね。
ペダルをONにすると、古いテープで録音したときのような独特のコンプレッションとすこしざらついた倍音成分が加わり、さらにテープデッキのモーターの揺らぎを再現する薄いモジュレーションも加わります。そして、手前のフットスイッチを踏むと、オープンリールテープの縁(フランジ)に指を触れて創り出したというフランジャーの起源と言われる、スルーゼロフランジャーのトーンを再現します。
もうちょっと詳しく書くと、カセットテープはテープ1本にステレオが入っていますが、かつてのオープンリールテープはモノラルです。そのため、ステレオのトラックを作るにはテープをコピーして左右のトラックで同時再生する必要があります。そのとき、オープンリールですからテープが剥き出しになっていて、そのテープの縁に指を触れてみるとその摩擦で左右の再生速度が変わり、それがエフェクト効果として表れる、それがスルーゼロフランジャーと呼ばれる、フランジャーの起源だと言われています。
このペダルは内部で2つのディレイラインを持ち、モメンタリーのフットスイッチを踏むとそのディレイラインをずらして疑似的にスルーゼロフランジエフェクトを発生させる、という仕組みのペダルとのことですね。
サンプルムービー
サンプルムービー2
どんな効果かは音を聴く方が早いです。2種類のモードがあり、電源を入れるときにモメンタリー側を長押しすることでモード変更が可能。これはミックスする2つのディレイラインのうち、片方の位相を反転させることでフランジエフェクトの効きの強さを切り替えるというもの。今のフランジャーのようにノブなどは無く、当時のオープンテープを使った操作感までを再現しながら、今のペダルとして使えるように落とし込んだということです。
これ自体がオープンリールテープシミュレーターみたいなところがあるので、エフェクトチェインの最後に接続することが推奨されています。

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