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Dr.Zのオーバードライブペダル!「Dr.Z Z-Drive」弾いてきました!レポートします!


ハイエンドアンプメーカー、Dr.Zが発売し、話題となったオーバードライブペダル、Dr.Z Z-Drive
今回ちょっと、三木楽器梅田店にお邪魔させていただいて、弾いてきたのでレポートしたいと思います。
これほど帽子被っていって良かったと思ったことは無かった・・・w
親切にしていただいて本当にありがとうございました。では、レポートしてみたいと思います。

Dr.Z Z-Drive

こちらが、Z-Driveです。Dr.Zの名義で販売されていますが、制作はEarthQuaker Devices。ペダルのデザインはおそらくDr.Z側だと思います。EQDのデザインとは全く違いますし。

冒頭でも載せましたが、実物がこちら。アンプメーカーのエフェクターって感じですね。よく言えば質実剛健、悪く言えばちょっと地味、みたいな、アンプ屋さんのエフェクターに共通する雰囲気があると思います。
GreenとRedの2ch仕様のオーバードライブ。それぞれのチャンネルにLevel、Driveコントロールがあり、共通のTreble、Middle、Bassコントロールを搭載。チャンネルごとにCutスイッチもついています。EQはアクティブとなっていて、GreenチャンネルにはNOSゲルマニウムダイオード、RedチャンネルにはMOSFETクリッピングを使用。どちらもOPA2134を用いたドライブ回路となっています。アクティブEQがドライブセクションの前にある構造です。
では、レポートしてみます。

  • セッティング

Fender Stratocaster

店員さんとの会話に夢中でモデル名わすれましたw

Dr.Z Z-Drive


Roland JC-120
Roland JC-120

セッティングはこんな感じです。ストラトは、スタンダードな3シングルのヴィンテージタイプです。
 

  • 操作性

ゲルマニウムダイオードクリッピングがどうとか、MOSFETがどうとかいうと分かりにくそうな感じがするかもしれませんが、感覚的に使えるペダルです。何も考えずに弾いて、チャンネル切り替えて、EQいじって・・・みたいな感じで使えると思います。
 

  • サウンドレポート

まず最初の印象としては、ものすごく太い音という感じです。かといって使いにくいってことも全く無くて、良いバランスで作られたペダルだと思います。
グリーンチャンネルとレッドチャンネルですが、グリーンはクリーン〜クランチまで、レッドがクランチ〜ハードオーバードライブ/ディストーションまで、という感じのゲインレンジですね。最初グリーンで、思ったより歪まないという印象でしたが、チャンネルを変えたら極太ディストーションまでいけました。
もともとDr.Zというアンプの方向性だと思いますが、メタル系な音は出ないです。ただし、メタル系のリードで使える音は出せます。とはいえ、やはりクラシックロック〜ブルースあたりには最適なペダルですね。
EQの効きは鋭すぎず、緩すぎず。実際のアンプにある3バンドEQみたいな感じの効き方をします。ちょうど良いところで、ミッドをかるく削ったり、逆にブーストしたり。全EQをフルアップにしても、Trebleだけ最大であとは最小、みたいな感じにしても音が破綻しません。つまり、ノブの端から端まで使って音を作るのが定石となるペダルだと言えます。
全体的に音は太いんですが、ここで各チャンネル個別に設定出来るローカットスイッチが役立ちます。例えばバッキングではすっきりとさせ、リードでは太く、ということも簡単にできます。面白いのが、例えばEQのBassを最小にしてCutをしない設定にすると、ローはすっきりするけどローエンドはちゃんと出る、みたいな音になります。最近のアンプにあるDeepとかDepthみたいな使い方ができますね。
そして何よりも圧巻なのがレスポンスの高さ。グリーンもレッドも、どちらも強烈にハイレスポンスです。フルゲインでもギターのVolumeで簡単にクリーンになります。同時に、コンプレッションというか、サチュレーション感がしっかりとあるので、上級者しか使いこなせないような難しさも無く、気軽に常時ONで使ったりすることもできるほど。素晴らしいバランス感覚です。

音色に関して、Dr.Zのアンプと似ているかどうか、と言われると分かりません。Youtubeなんかでよく聞くようなDr.Zの音に近いという感じはしました。個人的な印象としては、Dumbloidのローミッドをすっきりさせたような音という感じです。バランスがとれたDumbloid、みたいな。
EQD制作ですが、EQDっぽさはそれほど無いと感じました。Dr.Z色が強いということだと思います。あえていえば歪み自体のエッジにヴィンテージっぽい響きがあるのがEQDっぽいところかも知れません。このちょっとザラっとするようなエッジがまた気持ち良い音だと思います。音自体に存在感を与えていると思います。
 
正直、このクオリティは圧巻です。プリアンプ的に使うこともできますし、普通にオーバードライブとしても良い感じ。フルレンジで太さもあるゴージャスなサウンドなので、局所的に使っても効果的だと思います。ダンブル系のペダルにも共通するような厚みのあるハイレスポンストーンでありながら、ダンブル系ペダル特有のミッドの重さも無いので、使いやすいと思いました。
見かけたら是非試してみて欲しいペダルだと思います。これはクオリティ高いです。
サンプルムービー

 
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