この「YAMAHA LL-TA VT」は、TransAcousticというシステムにより、ギターの音をピックアップで拾って電気信号に変換、それを内部のアクチュエーター(加振器)に伝え、ギター内部の振動を物理的に増幅。ギターのハコ自体に振動を追加。原音と混ざってコーラスやリバーブとなる構造を搭載しています。
中にはこういう構造を内蔵。
この3つのコントロールで内蔵エフェクトとラインアウトを制御します。この画像の上のノブがコーラス、下がリバーブ、中央がラインアウトレベルのコントロールです。ラインアウトレベルコントロールは長押しすることでTransAcoustic、つまりこのコーラス/リバーブエフェクトのON/OFFが可能となっています。
物理的な振動でリバーブを加えるといえば、ブリッジ部に取り付けてリバーブを作るASPRIというアクセサリなんかもあったりしますが、YAMAHAは内部に搭載することで専用モデルならではのサウンドを実現しています。
ギターのトップ、バックはノンスキャロップ・Xブレイシング構造。さらに新品の材を使い込んだギターのように響かせる木材改質技術A.R.E(Acoustic Resonance Enhancement)が施されています。
アウトプット部には新たな構造の電池ボックスも搭載。エフェクトと内部プリアンプを駆動する電池をスマートに搭載できます。
サンプルムービー
おもしろい技術です。ギターだけで残響も作ることができるギターですね。
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