話題の、Kemperのフロアタイプ、Kemper Profiler Stageが遂に国内で注文できるようになりました。
実際に発売となるのは9月29日。国内ではパワーアンプ無しのProliler Headと同等の価格となっています。
基本的にデスクトップ、ラック型Kemperに、Kemper Remoteの機能を組み合わせたペダルとなっています。パワーアンプは無し。
本体左上に電源ボタンがあり、BROWSER、PERFORMボタンがあり、同時押しでPROFILERモードとなります。ディスプレイとその周囲を囲む操作系があり、その隣にエフェクトを選択するボタンが並んでいます。
1~5とTAPフットスイッチ、および↑、I~IIIIのフットスイッチ、さらに右上にLOOPERとTUNERフットスイッチが付いています。
入出力端子はモノラルインプット、2系統のステレオエフェクトループ(モノSEND、ステレオRETURN)、2系統のステレオモニターアウト、1系統のステレオXLRアウト、4つの外部ペダル端子、デジタルS/PDIFのIN/OUT、MIDI IN、OUT、USB端子とUSBメモリ端子を搭載。エフェクトループが2系統となっているのが他のラック、デスクトップとの最大の違いですね。
では、これまで出ているKemperとの違いをまとめてみます。
・電源/動作モードスイッチ
Head/Rack:チキンノブの切り替えスイッチで電源/TUNER/BROWSER/PERFORM/PROFILERを切り替え
Stage:独立した電源ボタン、BROWSEモードボタン、PERFORMモードボタンがあり、BROWSEとPERFORM同時押しでPROFILERモード。TUNERモードはフットスイッチ・メイン操作部
ディスプレイ上下にあるTYPE、BROWSE、GAINは共通
SYSTEM、ROG、STORE、<PAGE>、LOCK、EXITボタンは共通
※Headのみ、4つのパラメータノブの設定をLEDで簡易表示。全モデルディスプレイに詳細数値は表示される。Head/Rack:UNDO/REDOボタン、RIG選択ボタン(上下左右)、ON/OFF、COPY、PASTEボタン、RIG VOLUMEノブ
Stage:UNDO/REDOボタンはなし(プロファイリング時のアンドゥ/リドゥはMERGEボタンで可能、リグエディット時のアンドゥ/リドゥ操作はなし)、RIG選択はフットスイッチで行う。ON/OFFボタンはなし(各モジュールボタンで行う)、COPY、PASTEボタンはなし(別操作でコピーペースト機能は使用可能)、RIG VOLUMEノブはなし、AMPモジュールのVolumeを操作することで同様の動作が可能。
Staqgeのみ:MORPHボタンで基本サウンドとMORPHサウンド(事前に設定したパラメータへの移行)を切り替え可能。“スナップショット”のように使うことができる。Head/RackではRemoteやフットスイッチを使用する必要がある。・モジュール(エフェクトやアンプブロック)操作部
INPUT、A~D、AMP、CAB、X、MOD、DLY、REV、OUTPUTボタンは共通(DLYボタンのLEDはStageのみ1つ)、MASTER VOLUMEノブHead/Rackのみ:アンプ前モジュール(STOMP)、アンプモジュール(STACK)、アンプ後モジュール(EFFECTS)をそれぞれまとめて操作するボタン、およびアンプモジュールのEQボタン。
NOISE GATE、エフェクとパラメータノブ(DLY、REVノブはHead/Rackに共通、HeadのみMODノブがある。全て簡易アクセスで、全パラメータはディスプレイとパラメータノブで操作可能)、TAPボタン
StageではAMP/CABボタン同時押しでSTACKボタンと同じ操作が可能。EQセクションはStageでは別パラメータページに移行。エフェクトパラメータは各モジュールのディスプレイ/パラメータノブで操作する。TAPはフットスイッチ。・入出力端子
Head/Rack:電源、Input、Headphone、Main Out(ステレオアンバランス/GND LIFT付ステレオXLR)、Monitor Out(GND LIFTスイッチ)、Direct Out(GND LIFTスイッチ)、Return(アンバランスとGND LIFT付XLR)、Alternative Input、Speaker Out(POWERモデルのみ)、USB端子、USBメモリ端子(Rackはフロントに)、S/PDIF In/Out、MIDI In/Out/Thru、Switch/Pedal(2系統TRS)、NETWORK
Stage:電源、Input、Headphone、Main Out(ステレオアンバランス/ステレオXLR)、Monitor Out(ステレオアンバランス)、Send 1、Send 2、Return 1/2/3/4、USB端子、USBメモリ端子、S/PDIF In/Out、MIDI In/Out、Pedal 1/2/3/4(TRS)
それぞれの違い
- GND LIFT
ead/Rackはそれぞれの物理スイッチがあるが、Stageはパラメータ設定でGND LIFTが可能
- モニターアウト
Head/Rackはモノラルアウトで、Direct Outを使うことでステレオアウトが可能
- エフェクトループ
Head/RackはMonitor Out/Direct OutをSENDとして使用可能、ReturnはとAlternative Inputをステレオリターンとして使用可能。
Stageは2系統のSENDと4系統のRETURNを組み合わせて使用可能。SEND1はDirect Outに設定可能。
- MIDI
StageはOutとThru端子が共有
- 外部コントロール
Head/Rackは2系統の端子それぞれにデュアルフットスイッチまたはEXPペダルを接続可能、およびNETWORK端子にRemoteを接続可能
Stageは4系統の端子それぞれにデュアルフットスイッチまたはEXPペダルを接続可能。
- Profiler Remote
Head/Rackにのみ接続可能。Stageは本体のフットスイッチでRemoteの全機能を使用可能。
・その他機能
- LOOPER
Head/RackはRemoteを接続しないとLOOPERの使用ができない。
- EFFECT LOOPモジュール
Head/Rackはエフェクトループをモジュールに1つのみ割り当て可能、Stageは2つのLOOPモジュールを割り当て可能
- Power Amp
Power HeadとPower Rackモデルのみ、600Wパワーアンプを内蔵し、スピーカーに直接接続可能
- Kemper、Axe-Fx、Helix
20万円を越えるクラスのモデルがある人気のデジタルアンプシミュレーターといえば、この3つ。これらのアンプサウンドやエフェクトは、それぞれ違いがあります。実際、多くの比較動画も出ています。
BLIND TEST - Kemper vs Helix vs AxeFx II
THE BIG 4 - Kemper vs. Helix vs. AX8 vs. Bias Head
Kemper Stage vs Helix Floor
・アンプサウンドの違い
どれもクオリティが高いですが、Kemperの最大の特徴はレスポンス、特にギターのVolumeを下げた時のサウンドの再現性はこの中では抜けています。
Axe-Fxはひたすらに綺麗な音。ことDjentなどの現代的なハイゲインジャンルではKemperよりもこちらが選ばれることの方が多いように思います。ローが少し強めに出るのも特徴ですね。
Helixは、少しプラグインエフェクト的な風合いがあります。Axe-Fx系の音ですが、もう少し全体的にフラットになった風合いですね。
・エフェクト、操作性、音作り
Kemperは、それ自体でもハイクオリティなエフェクトを多数搭載し、そのままだいたいのサウンドを作る事ができます。ただ、これらの最高峰のモデル間で比較すると、Kemperは特にアンプサウンドに重点を置いていて、その分収録しているエフェクトやそのパラメータなどは少なめとなっています。
音を細かく細かく作り込むといえばAxe-Fx。そのパラメータや同時使用エフェクトなどは抜けています。これは搭載するDSPパワーの違いなども大きく寄与しています。
Helixは、エフェクトも豊富に搭載し、同時に操作性の高さでも人気です。
- おすすめ無料Rig
Kemperは、公式サイトからダウンロードできるRig Exchangeというソフトウェアを使用して、世界中でプロファイルされたサウンドを共有することが出来ます。
その中から、個人的におすすめしたい無料で使えるRigを100種類、まとめてみました。
こんな感じです。ちょっと面倒だとは思いまずが、Rig Exchange内で検索してみてください。
Kemper Profiler Stage - Sound Demo (no talking)
KEMPER STAGE REVIEW!!! From a Line 6 Helix guy...
- Kemper関連の記事
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