Empress Effectsから、新たなコンプレッサーが登場です。
以前発売されていたCompressorが新しくなったモデルと、新たにベース用が登場。1176系のコンプレッサーそれぞれ各2タイプずつ、合計4モデルです。
それぞれ見てみましょう。
Empress Effects Compressor MKII Blue
一般的なコンパクトペダルサイズに6つのノブと2つのレベルメーターを搭載したコンプレッサーです。
コントロールはInput、Output、Attack、Release、Mix、Tone。そして3モード(2:1/4:1/10:1)のRatioスイッチと、同じく3モード(120Hz/Off/240Hz)のSidechain HPFスイッチを搭載。
レベルメーターはINPUTとGAIN REDUCTION。インプットレベルとコンプの動作をそれぞれ表示しています。TONEは500Hzがセンター周波数となるティルトEQです。
サイドチェインコンプはギターのシステムだけだとあまりなじみがないですが・・・例えば、ここの卓のバスドラムのトラックを入れるとします。すると、バスドラムの音には影響しませんが、バスドラムが鳴っている時にコンプが動きます。
つまり、バスドラが鳴っているときだけコンプがかかるような動きをすることができます。
Sidechain HPFスイッチは、このときにコンプレッサーを動作させるためのバスドラムのシグナルのローをカットするもの。これでコンプレッサーの動きを選んで、最も好みに合わせた動きがするものを選ぶ、というものです。
今回の例はバスドラムにしましたが、どんなシグナルでもサイドチェインがかけられます。バスドラを使う場合はけっこうベースの場合が多くて、これでバスドラが鳴っていないときにベースが盛り上がり、うねりがくわわるワブルベースのような音を作ったりします。
ギターの場合だと、ヴォーカルと合わせたりすると、歌が入っている時だけギターを少し下げて、歌がないところではギターを少し前に出す、みたいな使い方が良い感じかもしれません。
Empress Effects Compressor MKII Silver
これ、イメージとしては1176のブルーストライプ的な色ですね。実は機能はもちろん、サウンドも同じ。見た目のみの違いとなります。
Empress - Compressor mkII
Empress Effects Bass Compressor Blue
コントロールはINPUT、OUTPUT、ATTACK、RELEASE、MIX、SCHPノブとRATIOスイッチ、およびTONE+COLOURスイッチとなります。
ギター用との違いとしては、TONEコントロールがSC HP(サイドチェインハイパス)となっています。
つまり、サイドチェインで使うシグナルのハイパスをより細かく調整ができるようになっています。ベースではより積極的にサイドチェインを使用することが多いという考えからだと思います。先ほど例に挙げたバスドラのビートを使ったワブルベースは定番の手法ですね。
じゃあTONEはどこにいったかというと、TONE+COLOURスイッチになりました。これは3タイプでベースに合わせた帯域のミッドカットまたはアッパーミッドブースト、またはOFFを切り替えることができるようになっています。COLOURはハーモニックディストーションを加えるもので、内部DIPスイッチでCOLOURをOFFにすることもできます。
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