ピアノのサステインペダルを模したフリーズエフェクトや、放電管を用いたディストーションなど、独自のアイディアで新しいエフェクトを創造してきたGamechanger Audioから、新たにスプリングリバーブペダルが登場です。
「Gamechanger Audio LIGHT PEDAL」。
Gamechanger Audioが作るスプリングリバーブなので、単なるクラシックなスプリングリバーブではありません。
従来のスプリングリバーブは、スプリングの片側のトランデューサ(電気信号を物理的な振動に変えるもの)でスプリングを振動させ、もう片方のトランデューサ(こちらは物理的な振動を電気信号に変えるもの)を通してドライシグナルにミックスすることでリバーブ成分を得ています。
スプリングは、動かすためにそれなりのエネルギーが必要になります。そのスプリングを動かすエネルギー分音が遅れ(アーリーリフレクション)、またスプリングの振動による金属的な響きが加わることでリバーブの音を生み出すという仕組みです。
このセンサーでスプリングの微細な揺れをとらえて、従来のスプリングリバーブでは失われてしまっていた倍音などの成分を検知することができる、というものです。従来のスプリングリバーブでは出力できなかったスプリングのインプット付近と中央付近の揺れをとらえる形となっています。
コントロールはdry、spring、optical、tone、6タイプのエフェクト選択、ctrl、drive、gateとなっています。また、上部にtailsとlatchのミニスイッチがあり、バイパスモードやフットスイッチの動作モード(踏んでいる間だけONか、ON/OFF切り替えか)を選択します。
ノブの並びは分かりやすく、左側がリバーブそのもののコントロール、右側がエフェクティブなサウンドのコントロールとなっています。
springがスプリングリバーブ本体の音、opticalが赤外線光学センサーが感知した音という感じ。
6タイプのエフェクト選択スイッチはoptics、sweep、trem、reflect、feedback、harmonicを選択できます。
opticsは周波数とテクスチャの調整、sweepはモジュレーション、tremはトレモロ、reflectはディレイ、feedbackはフィードバック(リバーブから出た音の一部を戻し、パッド的なロングリバーブを作る)、harmonicはオクターブと倍音の追加となっています。各エフェクトはctrlノブで調整できます。
光学センサーによるサウンドでリバーブを調整したり、ディレイやトレモロ、シマー的なエフェクトを追加できるということですね。
driveはリバーブに送られるシグナルレベル、gateはゲートリバーブです。
エクスプレッションペダル端子は0-3.3VのCVコントロールとしても使用可能。通常はctrlノブをコントロールしますが、どのノブにエクスプレッションペダルを割り当てることもできます。ただし割り当てられるのは1つです。
消費電流が500mAと多めにはなりますが、このサイズで本物のスプリングリバーブで、さらにスプリングリバーブを越えたサウンドや現代的な幻想的サウンドも作る事ができるのは面白いと思います。
Gamechanger Audio Light Pedal Optical Spring Reverb System
Gamechanger Audio Light Pedal | Optical Spring Reverb demo w/ Tom Quayle
Game Changer Audio | Light Pedal
Gamechanger Audio - Light Pedal Optical Spring Reverb
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